はい~反省会です。
参加者は約一名です(笑)。
台湾一周ツーリング2017、まとめます。
期間、2017年2月13日(月)~17日(金)、4泊5日。
まず、お金の話。
総額、107574円、1台湾元=3.8円で換算しています。
現地の物価は実感として日本の2~3割引きです。
飛行機代、43780円。
羽田↔︎桃園往復、ピーチアビエーション。
LCCとしては、多分高いです。
タイミングが悪かったということで。
私は3週間前でしたが、もっと早く予約すればまだまだ安くなると思います。
手荷物を預けると別料金がかかるので、ヘルメットもバックパックに入れて機内に持ち込みました。
スクーターレンタル費用、22800円。
内訳、125ccで1日3040円×5日、担保金7600円。
レンタルスクーターの担保金は交通違反が無ければ3ヶ月後に戻ってきます。
レンタル代は現地基準だと割高なようですが、外国人に貸すリスクを考えると仕方ないというか、貸してもらえるだけありがたいです。
食費、10201円。
1日平均2040円。
食べ物にこだわらない人ならまだまだ節約できます。
街の大衆的な食堂などは本当に安いです。
私はむしろもっと色々食べたかったくらいですが。
宿泊費、4泊で9114円。
1泊平均2279円。
かなり節約した感じですが、特に一人旅なら相部屋の安宿のほうが旅人同士の交流も生まれるし、面白いと思います。
お土産代、5604円。
運転免許の中国語翻訳文取得費用、4377円。
JAFの支部の近くにお住まいなら窓口で手続きすれば3786円で済みます。
現地台湾の交流協会で手続きすればその半額くらいです。
ガソリン代、4062円。
レギュラー1リットル100円前後、平均燃費1ℓあたり約37km。
ガイドブック代、1836円。
海外旅行保険、1660円。
中華電信プリペイドsimカード5日プラン、1140円。
空港↔︎台北間のバス代、往復950円。
両替手数料、266円。
その他雑費、1784円。
羽田空港からのデータですので、自宅から羽田までの往復交通費その他を入れるとあと13000円くらい使っています。
次に言葉の話。
日本語は空港以外はほぼ通じませんでした。
台湾人は親日なのは確かですが、日本語だけで通すとなると、ある程度高級なホテルやレストラン、もしくはツアーということになると思います。
むしろ英語のほうが通じます。
台湾人の英語力は日本人より若干上くらいでしょうか。
ただ、流暢でなくとも英語でコミュニケーションをはかることは日本人より抵抗がない印象です。
街中の案内板なども中国語の次に英語表記で、日本語はあればラッキーくらいです。
戦前、日本統治時代は日本語が公用語でしたが、戦後の国民党による日本語禁止の政策と反日教育によってすっかり地ならしされてしまったようです。
戦前に日本語教育を受けたいわゆる「トーサン(父さん)世代」の方々はネイティヴな日本語を使えるはずですが、今や80~90歳代となり、今回の旅でお目にかかることはありませんでした。
まあ語学力があるに越したことはありませんが、
「ワタシニホンジンデース!」
と開き直ってジェスチャーだけで通しても結構なんとかなります。
ちなみに私が使った中国語といえば、
「你好」「謝謝」「再見」「加満(満タン)」
くらいです(笑)。
そして気候の話。
沖縄とフィリピンの間にあるだけあって、2月でもかなり暖かいです。
北部と南部で少し差はありますが、私が滞在した期間の平均で最高25℃、最低15℃くらいでした。
これは東京で5月、会津盆地で6月くらいの気温です。
冬は乾燥すると言われますが、雨はほとんど降りませんでした。
これは日頃の行いが良いせいだと思います。
中南部の都市、特に嘉義~台南~高雄あたりはかなり空気が汚れていました。
オートバイならマスクは必須です。
続いて治安の話。
台湾人の交通マナーは最悪です。
自分の身は自分で守るという意識が大事です。
その他は危ない目にあうといった事は特にありませんでした。
便利だった話。
やはりグーグルマップが最強でした。
ナビはこれひとつでOKです。
ただ、車線が複雑なので都市部の分岐は要注意です。
ダイヤモンド社のガイドブック「地球の歩き方 台湾」。
宿と食堂はほとんどこれで探しました。
食堂には手書きの注文票が用意されていることが多いです。
言葉が通じなくても数量を書いて店員さんに渡せばOKです。
困った話。
トイレにトイレットペーパーは流せません。
必ず備え付けのゴミ箱に捨てなければなりません。
ウォシュレットも全く見かけなかったので、運のついた紙を残していくことになります。
気になる台湾女子の話。
メガネ率が高いです。
黒髪率が高いです。
化粧は薄めです。
純朴な感じです。
気候のせいか、露出度は高いです。
スラリとしたスタイルの人が多いです。
もちろん地域差はあります。
以上、主観です。
その昔、オートバイで初めて北海道ツーリングに行った時、フェリーから函館山が見えた瞬間は涙が出るほど感激したものでした。
同時に、もう次はいつ来れるかわからないとの思いから、見るもの触れるもの全てが尊いものに思えました。
今回の台湾一周ツーリングを計画したときに、その初めての北海道のことをふと思い出しました。
海外に行くのはこれがやっと2回目、しかも初めての海外一人旅。
個人旅行だから全部自分で段取りをしなければなりません。
何もかも未知の領域で、一つずつ手探りです。
にもかかわらず「台湾旅行」ではなく「台湾一周ツーリング」にまで飛躍したのは、かつて日本一周を達成した時の自分への挑戦でもありました。
自分の中のハードルを上げていかないと成長はない…。
台湾行きを決めてから出発するまでの1ヶ月間は旅の準備を過不足なく進めるとともに、台湾に関する書物を必死に読んだり台湾映画を手当たり次第観たりと、これでもかと自分の中に台湾をインプットしていきました。
日本一周の時はほとんど場当たり的で、風の吹くまま彷徨っていましたが…今回はもちろん日数が限られています。
台湾は九州とほぼ同じ大きさ…ということは4泊5日程度では一周は出来てもしゃぶり尽くすことは不可能です。
なので、取捨選択をするためのインプットでもありました。
結果として、5日間にしては相当内容の濃い旅になったと感じています。
まだ見ぬ台湾のあれこれに想像を巡らし計画を立てていた期間は至福の日々でした。
出発前に拝見した数多くの台湾ツーリングブログからは貴重な生の声を頂きました。
そんな諸先輩がたに敬意を払うとともに、今後同様の挑戦をお考えの方にとってのひとつの参考(反面教師)となればと考え、ブログという形で公開させていただきました。
そして旅を終えてああだこうだ振り返りながらこうしてブログを書くこともまた、私にとっては貴重なアウトプット体験でした。
台湾という国については本編で色々書かせていただいた通りです。
キラキラと輝く宝石のような、それも見る角度によって色が変わるような魅力を放っています。
そして台湾ツーリングということで言えば、走りそのものを楽しめる道にあふれています。
標高3000mを超える山岳横断ルート、断崖絶壁落ちれば海という絶景海岸道路など、バラエティに富んでいます。
ただ、台湾は実用第一のスクーター文化の国で、せっかくの良コースの数々を楽しむにはまだ環境が整っていないのが現状だと思います。
日系企業がここに目をつければ大きなビジネスチャンスがあると個人的には思うのですが…。
それこそ、北海道ツーリングに行くくらいの感覚で台湾ツーリングを楽しめる時代が来ることを願っています。
近くて近い国、台湾。
次にまた行くときが来るとしたら、もっともっと気軽で身近な場所として訪れることになるでしょう。
はい、まとめました。
読んでいただき、ありがとうございました。
またどこか一周したら更新します。
…あ、例によって「本当に面白い話」はブログには書けませんので(笑)、また別の機会にでも…。
「おまけギャラリー」
台湾のエスカレーターは歩く人に左側を空ける、日本でいう関西方式です。
台北市内のヘルメット店、低価格で品揃えは豊富なようです。
台北市内、「ラーメン二郎」風のラーメンがあるという「楽麺屋」。
台北市内のよくある路駐風景、撤去期限を示す札が貼られています。
台北市内の24時間サウナ、休憩所で宿泊も可能です。
台北市内の日本人向けキャバクラ、入口は左側です。
コンビニ駐車場で見たビッグマシン2台、現地では超高級車です。
コンビニのトイレの壁画。
湖を撮ろうとしたら偶然フレームに他の観光客が…偶然です。
柵を越えてはいけません。
嘉義市・安蘭居青年会館の素敵なメッセージノート。
おねーちゃん2人乗り、これが飛ばすのなんのって。
烏山頭ダムのトイレの中になぜかあった無料のシャワー室。
八田像の前に植樹されていた八重桜、命名は李登輝氏です。
4人乗りは未確認ながら、3人乗りまでは結構目撃しました。
彼氏の後ろでスマホを操作しながら乗る彼女。
台南市で見かけた18禁(?)ショップ、残念、閉まっていました。
空クジ無いよー。
高雄市の夜景の名所でナンパ中。
六合国際観光夜市の蛇料理店、ちょっとお高めです。
港町ならではの新鮮なお魚が自慢です。
台湾最南端の案内板、最南端が一番名所化されていました。
台湾のコンビニはゆったりサイズです。
コンビニのハイスペック給湯マシン。
ヴァレンティーノ・ロッシ!
忠義堂の日帰り温泉で髪を乾かす女性たち。
「NO NUKES」
鵝肉先生での相席風景、一人対家族、圧倒的アウェー感。
海と崖の名所、清水断崖。
イイね!パート2。
台北でも、二度漬けお断りやで!
おしまい。