Lluvia


年明けに予告編を観てぜひ観たいと思っていた映画をようやく先日観に行きました。

現代アートをコレクションしていた夫婦のドキュメンタリーです。

彼らがアートを選ぶ基準は、

自分たちのお給料で買える値段であること」

1LDKのアパートに収まるサイズであること」

こんなふうに自分たちのできる範囲で好きを貫くってとっても素敵なことだと思います。

でもこんなに情報が溢れている世の中にあって、自分のセンスを信じるというのは簡単ではないように感じます。

これだ!と思ってもみんなと違うとわかると弱気になる自分がいたり、

みんなが良いというものに賛同できなくて良さがわからないんだと自分を卑下したり。

わたしはいつの間に世の中の少数派になってしまったんだろう・・

いや、昔はむしろそんな自分が気に入ってたのに、今となってはやっぱり普通がいいよ・・

などとクヨクヨ考えたりすることもありましたが、見終えた後は、

えーい、わたしの好きなものくらいわたしが決めるさ!と妙に晴れやかな気分でした。

それに人生における豊かさとは、当たり前ですが人によって違うんですよね。

チャーミングなハーブとドロシーにちゃんと自分の目でものを見ることの大切さを改めて教わった気がしました。


ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人

Lluvia


以前NHKで放送されていた際も観ていましたが、先日からBSで再放送していてまた泣きました。

物語の行く末を知っているのに、いや知っているからこそ余計にくるものがありました。

檀れいさんの「薫・・」という声を聞いただけでまた涙が止まらなくなりそうです。

―追い詰められた状況においては、愛されることよりも、むしろ愛することによって生き延びようとするものだ

という脚本の浅野さんの言葉が、ドラマを観た後は一層深く心に響きます。

檀れいさんをはじめぎりぎりのところで生きる人々を演じた役者さんたちの演技が涙を誘いますが、

さらにこのドラマがこれほどまでに胸を打つのは渡辺俊幸さんの音楽によるところも大きいと思います。

物語に寄り添うように紡がれる美しくて儚いメロディー・・

なんて言葉にするのはためらわれるほどの何ともいえない雰囲気がずっと心の奥に残っています。

サントラがi-tunes限定で配信されていることを知り、雰囲気に浸りたくて何度も聴きました。

渡辺俊幸さんが書くメロディーは、心にじんわりと入ってくるまさに物語の景色のような存在で、

いつもいいドラマだったなというのがまず先にあって、その後音楽の素晴らしさに気づくということが多いです。

・・なんだかうまく言えていないかもしれませんが、わたしなりに最大の賛辞を呈しております。

また観よう。ここ数年で1番心を打ったドラマです。

余談ですが、ドラマを観た後に金麦のCMの元気な檀れいさんを見ると、すごく、ホッとします。

あけましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いします。


2011年も3日目。

今年はどんな1年になるのかな。

占いなんかを見ていると共通して書いてあることが、「知欲」が高まっています、とのこと。

確かにこのままじゃいかんだろうということはうすうす感じていて、

このblogひとつとっても読み返すと変なとこで文章が切れていたり、

言葉が出てこなくて何十分も止まってしまったりで、毎回自分の語彙力のなさに焦りすら覚えます。

興味のあることに対してはわりとガッツリ入りこむタイプなんですが、

もっと新しい世界を知るべきだなとも昨年頃からじわりじわり思っていて。

今年は一瞬でも心惹かれた箱はとりあえず開けてみる、

という精神で知るということに対してもっともっと貪欲になろうと思います。

あと、わたしとうとう本厄なのです(苦笑)

とうとう・・というほどには気にしていなかったのですが、

同級生の子たちが厄払いのこととかやたらと騒いでいたので、慌てて気を引き締めた次第です。

何にしてもやはり健康ですよね。

今年1年みんなもわたしも元気に過ごせますように・・☆


Lluvia


さすがにお餅は飽きてきたので今朝はホットケーキを焼きました。

でもやっぱりまたお雑煮食べたい。昼はお雑煮決定。

Lluvia


来年の手帳はこれに決めました。

今年のはあんなに迷ったのに 今回はきれいな空色に一目ぼれして即決でした。

使いごこちがちょうど良かったので、同じDELFONICSのものでたぶん中身も一緒。

来年も青色のペンでサクサク書き込んでいきます。

まずは楽しみな友人との新年会の予定から。


今日はずっと雪が降っています。

雪だるまができるほどではないけれど、遠くの家がお菓子の家みたい。

さきほどから録っておいたNHKのクラシックの番組を観ながらちょこちょこと部屋の片付けをしています。

BGMのつもりが、スタジオゲストの緒川たまきさんから目が離せなくなってただいま中断中。

可愛いなぁ・・可愛いなぁ・・可愛いなぁぁぁぁ・・。

とっさにショートボブに髪を切りたい衝動に駆られる。

今伸ばしている最中なのに!やっと肩まで伸びてきたというのに!

緒川さんだから可愛いんだぞ。冷静になるんだ自分。

いつも楽しみにしている番組があります。

BS-hiとBS-2で放送している「猫のしっぽカエルの手 」です。

京都・大原に住むイギリス人女性ベニシアさんの暮らしぶりを紹介していくのですが、

観る度に癒されるというか、何かを気づかされるというか・・とにかく素敵な番組なのです。

毎回必ず録画して特に気に入った回は何度も観ています。

最近だとベニシアさんが故郷イギリスに里帰りする回(スペシャル)と、

大原の野菜や手作りドレッシングを作っているお友達が登場する回が好きでした。

番組では大原の美しい自然をバックにベニシアさん自ら日記を朗読する(英語で)コーナーがあるのですが、

そこから垣間見れるベニシアさんの考え方や彼女のまわりの魅力的な人たちを見ていたら、

信頼できる仲間と尽きることのない好奇心があればそれだけで幸せな人生だな・・と感じます

そして自分も色々悩みはあるけど意外と捨てたもんじゃないのかもなぁ・・と救われるのでした

そうそう。番組中にいつもピアノの曲が流れているのですが、それがまた素敵なのです。

川上ミネさんという方の作品のようで、彼女もまたベニシアさんのお友達なのだそうです。

「道」というタイトルだったかな・・心が洗われるようでとてもきれいな曲です。ベニシアさんもお気に入りの曲なのだとか。

先日めずらしく早く起きたので、録画しておいた猫のしっぽ~を観ながらゆっくりと時間をかけて朝食をとりました。

平日でしたがいつもとは時間のスピードが全く違っていて、なんだかとっても幸せなひとときでした。

こういう贅沢な朝をもっともっと増やしていきたいです。

Lluvia


先月PETITE ROBE NOIREの展示会で購入したブローチです。

コットンパール、スワロフスキー、シルクのリボンが立体的に重なり合っていて、

スワロの優しい輝きと黒と紺のリボンの色あわせがとてもシックです。

こんな風にコートにつけようと思っていましたが、あえてT-シャツとかにつけても可愛いでしょうね。

わたしは指輪もほとんどつけませんし、日常で身につけるものといえば

一粒ダイヤのネックレスやパールのピアスくらいだったのですが、

PETITE ROBE NOIREのデザインと出会って初めてアクセサリーを身につける楽しみを知りました。

こういったクラシカルなデザインをシンプルな服に合わせたときの雰囲気がなんとも素敵で。

以来、展示会へ出かけてはお気に入りを少しずつ集めています。

今回もデザイナーの阿部さんが一緒に選んでくださり、本当に夢のような時間でした。

このブローチは大貫さんと教授のコンサートの時に初めてつけました。

やっぱり素敵なものは特別な日におろしたいですからね♪



昨日の帰りちょっと寄り道してお店をまわっていたら、
この曲が流れてきてテンションが上がりました。大好きこの曲♪
聴いていたらなんだか急にクリスマスまであと一週間もあることが嬉しくなりました。
そうだ、今年はまだ12月恒例行事(家で美味しいお菓子を食べながらクリスマスの映画を観ること)
をやってなかったのでした。この時期だけのお楽しみなのに・・!
あとでビックサイズのアイスを買ってきてカップごと食べながらホームアローンを観よう。そのあと34丁目の奇跡♪

Lluvia


先月イキウメの舞台を観に行ってきました。

「図書館的人生Vol.3 食べ物連鎖」 今回は食についての話でした。

4つの短編で構成されていましたが、個人的には2番目の話が一番面白かったです。

万引きで生計を立てている男と懸賞で生活している女の話。

悪の中に存在する善、そういうものに魅せられることって正直あるな・・と思いながら見ていました。

たとえば万引き犯の男は、必要なもの以外は盗らないとか換金目的の万引きはやらないとか、

彼なりの仕事(?)に対するルールというか美学を掲げていて、

それを解さず手当たり次第に万引きして店側に大打撃を与えるような者には制裁を下す・・

という確固たるポリシーのようなものを持っているのです。

元は同じ万引き犯なんですけどねでも彼的には全然違うらしいんです。

要するに彼の中での善と悪の構図は、「スーパーの店長vs万引き犯」ではなくて「彼vs若手の荒らし万引き犯」なのです。

そして観ている側もそんな彼に人間味のようなものを感じてしまい

うっかりいい奴なんじゃないかと思いそうになる・・そんな展開に引き込まれました。

オチも良かったですね。心がほんのり温かくなるような終わり方も。

そんな万引き犯を演じた安井順平さんという人がとても気になりました。

間とか台詞まわしが絶妙で。上手だったなー。

シュールでどこか憎めない感じが、故・伊藤俊人さんや八嶋智人さんを思わせる雰囲気で、

この人って去年出てたっけ・・と調べてみると、どうやらイキウメの劇団員ではないようです。

なんと彼はお笑い芸人でした。知らなかった。(しかもアメブロやってる)

一緒に観に行った人と「彼絶対きますよね!そのうち映像にもきますよね!」

と盛り上がっておりましたが、もうすでにお馴染みだったようで。

そして前回同様、岩本幸子さんの声に引き込まれました。

ナレーションとか物語の朗読とかもされたらいいのに。(わたしが知らないだけかもしれませんが)

聞いていて落ち着くし、説得力のある声だと思います。

今回も本当に面白かったです。

ありえない・・と思っていたことがだんだんと「ありえるかも・・」とリアルに思えてくる感じ、

前川知大さんが創り出すあの世界観はかなりツボです。

次は北九州での公演みたいですが、絶対に観に行こうと思ってます。

Lluvia

はぁー・・・

何から書いたらいいんだろうかとさっきから書いては消し書いては消し・・

2010.12.2.という日は間違いなく忘れられない日になったと思います。

昔、今よりももっとライブとかコンサートに出かけていた頃、

「・・でもまだわたしこれぞっていうBESTライブは経験してないかもなー」「あ、わたしもだなー」

なんて友人と話したことがありましたが、31歳にしてめぐりあってしまいました。

一緒に行った人は、あの時間を思うと幸せだけどなぜだか切ない・・まるで恋をしているようだ・・

と言っていて、巧いこというわねと思いました。


最初の曲は「tango」。うれしい、大好きな曲です。

パウラ・モレレンバウムが歌うtangoも素敵で何度聴いたかわからないけれど、

生で聴く大貫さんのtangoは切ないほどに美しくて心が熱くなりました。

大貫さんの声は凛としていて、それでいてそっと包み込むような柔らかさもあって、

生地でいうなら上質なリネンとカシミヤがまざったような・・そんな感じでしょうか。本当に素敵。

そんな音の合間にサラサラと会話する大貫さんと教授。

長く共に音楽を作ってこられたお二人だからこその飾らない雰囲気もまた素敵で。

時折フフ・・(笑)というようなお話も出てきたりもして、なんとも心地良い時間でした。


最高潮に心が震えたのは、ピアノソロの「aqua」でした。

これは確か教授がお嬢さんの美雨さんのために書かれた曲ではなかったかな。

まだわたしが10代だった頃、この曲の美しい旋律と美雨さんの透きとおった声に感動して、

バイトの休み時間にいつもウォークマンで聴いていました。

あの頃抱えていた色んな感情をなだめてくれていた曲だったなぁ・・

なんてことを思い出しながら聴いていたら自然と涙がこぼれてきて。

あれから10年以上経った今、こうして目の前であのメロディーを教授が奏でている・・感慨深いものがありました。

あとはやっぱり戦メリ。戦メリですよ。生戦メリ~!!

映像とのコラボレーションも夢のように綺麗でした。

ずーっと続いてほしい・・終わらないで・・そう思いながら聴いていました。


しかしピアノを弾く男性というのはなんと美しいものなのでしょう。

もちろん教授だからということもあるのかもしれませんが、昔から大好きなのですあの姿が

わたしはモノでもなんでもそれが男か女かということを考えるクセがあるのですが、

ピアノに関してはあのフォルムと艶感ゆえか絶対に女だと思っていて。

以前何かの番組で矢野(顕子)さんもピアノのことを“She”と呼んでいたっけ(嬉)

だからそれに寄り添うようにして弾く男性の姿が魅力的に映るのかなぁ・・なんて思ってみたり。

本当に本当に美しい夜でした。一生忘れません。

Lluvia


いい音・・

部屋全体をこの音楽で包んでしまいたい気もするけれど、

小さく流して耳をすまして聴いていたい気もします。

先日おふたりのコンサートを聴きに行ってきました。

そのときのことはまたゆっくりと。


ごぶさたしています。

夏の終わりに更新したのを最後にここは時が止まったままでしたが、

またボチボチ書きはじめようと思います。

ブランクがあり過ぎて自分の日記なのに緊張しますが、どうぞよろしくお願いします。