岡本太郎 KAWADE夢ムック

hoshi4


 最近ひそかに注目をあつめている芸術家、岡本太郎さん。この本は、彼の魅力をいろんな角度からとりあげた本です。


 この本には、彼にまつわる人たちの対談があったりエッセイがあったりと盛りだくさんですが、そんな文章は後でゆっくり読むとして(笑)、なによりもまず読んでほしいのが、岡本太郎さん自身が書いた、さまざまな文章。これがもう無類に面白い!!よくみると数十年前の文章だったり、ヘタをすると戦前に書かれたものだったりするんですが、不思議なことにぜんぜん色あせてない。色あせてないどころか、むしろ逆に今という時代を見通してたんじゃないかと思いたくなるくらいに、芸術論にしても社会批評にしても、その内容は生々しく今に響きます。

ps.
 その昔、講談社から「岡本太郎著作集」なる全9巻の本が出版されていたらしい。講談社さん、ぜひとも復刊してくださいョ~!