病気は早い目に見つけた方がいいに決まっている。
急になる病気なんて、無いのだし、若い芽のうちに摘んでおく方がそりゃ~いい。
でも、その検査の時に、デカイのが出たらどうするか…
焦る。不安。どうしたらいいのか分からなくなる。
確かに。
50代の女性は、その検査で、大脳の中に大動脈瘤が見つかる。破裂してもおかしくないとか。
手術しか手は無いのだと。
場所が場所だけに、手は届きそうに無い。
救いなのは、本人が至って平気なところf^_^;
お子さんも3人生まれ、みんな成人してくれている。
「楽に死ねるなら、このままでもいいんやけど、障害が出たり、植物状態になると、家族に迷惑掛けるのが嫌やわ~」と逆に笑顔で
話せるくらい良い性格と感じの良い方。
恐らく手術をしたとしても、この方なら治れると思う。
でも、原因は突き止めておきたいところ。
再発は愚の骨頂。
なんせ、頭を開ける、大脳を除けるくらいの大手術になるのだから…
色々、頭回りを触りながらの世間話。
になったのは、3人目のお子さんを産んだ時に、初めて乳腺炎になり、母乳が出なくなって苦労したそうだ。
左胸、鎖骨、腕の筋肉が少し短く、内旋気味。
3人が生まれてから、既に20年の歳月が流れており、これからの処置が、
どれほどの効果を見せるかは、正に神のみぞ知る世界。
やってみるしかないか!
頸動脈、頸静脈合わせて4本の太い血管が胴体と頭を結び付けている血管。
鎖骨の上で、首の筋肉を挟んで存在している。
ややこしいところなので、端折って、頭に上がった血液は当然使い終えたら、降りてくる。
その降りてくる先になにかトラブルがあったりすると、どうなるのか。
当然。上で詰まる。
じゃ~その降りてくる先にあるトラブルを解消すれば、どうなるのか。
ってのが、着目したところ。
出来る事といえば、鎖骨の下のリンパ、脇の下のリンパ、腕のリンパ、耳のリンパと当然、
それに並走する静脈菅の清掃になって来る。
痛みやツラさが出ているところ、出ていないところはどっちでもよくて、自分の勘働らきが頼り。
なんと言うても、脳はこれでいいと思ってるから、この病気になったことには違いないのだから…
脳が出すシグナルは当てにならない。
首の筋肉をかき分けて、血管と神経菅とリンパ管を探って障害を取り除いていく地道な作業…
ちょっとはマシになったかな?!
手術の日まであと、1ヶ月。なんとかなるのか、ならないのか。
やれるところまでやってみよ。