3号機で毎時1600ミリシーベルト
東京電力は福島第一原発3号機の原子炉建屋内部で、3号機では過去最高となる毎時1600ミリシーベルトという非常に高い放射線量が測定されたと発表しました。
東京電力は先週から3号機の原子炉建屋内部の様子をロボットを使って調べていますが、19日の調査で、原子炉建屋1階の床から毎時1600ミリシーベルトを測定したと発表しました。
3号機では、14日にも同じ場所で毎時1300ミリシーベルトが測定されていて、原因とみられる床にたまった水の拭き取り作業を進めていましたが、さらに高い数値が測定されたことになります。
政府は、年内に原子炉が安定した状態となる「冷温停止」を宣言する方針ですが、今回のように高い放射線量が測定されるなど、炉内の状況を把握したとは言えない状態が続いています。(20日18:39)