ニュースでご覧になった方も多いと思います。
そろそろクラゲの記事でも・・・と思ってた矢先でした^^;
クラゲの発生は「お盆明け」・・・そんな時代は過去のコト。。。
地球温暖化による海水温の上昇は、様々な生態系を狂わしています;;
では、本題。。。
クラゲはエサを捕らえるために毒針(刺胞)を持っています。
クラゲの種類によって毒の強さが違います。
刺胞はカプセル状になっていて、中には毒液がたっぷり入っています。
そして、何らかの刺激が加わると、自動的に弾けるしくみになっています。
弾けると刺糸も同時に飛び出し、肌に密着し、毒を送り出します。
この一連の動作は、クラゲの意思には関係なくて、クラゲの刺胞に触れた際におきます。
夏の海水浴場で見かける代表的なクラゲをまとめて記述しますね。
①.沿岸で最も目にする 「ミズクラゲ」
直径10~20cmほどの傘を持ち、毒は弱く、触っても強い刺激はありません。
但し、毒に対する感受性は、人によって様々です。
②.ニュースで問題となっている 「アンドンクラゲ」
↑どこに居るかわかります??
アンドンクラゲは、傘の直径が3~4cm程と小さく、海面からは見つけ難いクラゲです。
水中に漂っているクラゲは分かりません。
4本の触手には強力な毒針があり、触ると毒針が瞬時に発射されます。
直ぐに激痛を感じます。この痛みからデンキクラゲと呼ぶ人も居るほどです。
③.沖縄地方に生息する 「ハブクラゲ」
名前の如く、毒が強く最も危険なクラゲです。
傘の大きさは10cm程度で、触手までの長さは約1m。
無色透明なので、なかなか発見できません。このクラゲに刺されて亡くなった方もいます。
刺されると激痛が走るだけでなく、最悪の場合呼吸困難に陥り死にいたることすらあるのです。
万一刺された場合は、砂や真水でこすり落とさないようにする。
ハブクラゲの刺胞の破裂を防ぐには、食用の酢が最も効き目があります。
または、海水で洗い流し病院へ搬送する。(真水や水道水を使用しない)
--------------------------------------------------------------------------------
【クラゲに刺された場合の応急手当】
①直ぐに海から上がりましょう。慌てずに素早く行動しましょう。
②刺された場所を十分海水で洗い、肌に付着している触手を取り除きます。
③触手が肌に残っている場合は、ピンセットや割り箸、木の枝などで取り除きます。
素手で取るのは避けましょう。
④痛みがなくなるまで患部をひたすら冷やして下さい。
⑤状況によっては抗ヒスタミン剤などを塗ります。
毒性の強いハブクラゲ等に刺されて痛みが激しい場合や、刺された場所が広範囲の場合は
早急に医師の診断を受けましょう。
※刺されたことにより、心肺停止に陥った場合は、CPR(心肺蘇生法)を行いながら、
救急車の到着を待ちます。
※海水浴場には、「救護所」や「ライフセーバー」の方もいらっしゃいますので、
海に入る前に、クラゲの発生状況を確認してから海に入りましょう
■砂浜に打ち上げられているクラゲが時々いますが、まだ刺す力が残っている場合も多いです。
絶対に素手で触らないことです。
PS.中華料理で食べるお馴染みのクラゲは 「エチゼンクラゲ」という種です。
このクラゲはとても大きいのが特徴です。
デカイです