【Tips】分割スキャンのテクニック (フォトショップ7.0) | 祝12周年!「お宝広告館」は「東京広告なび」へ

【Tips】分割スキャンのテクニック (フォトショップ7.0)

お宝広告館 【まれにみるみれにあむ】 もうすぐ10周年!!-オヤジと息子の広告ブログ

 

更新をちょっと怠るとすぐ順位が下がってしまい、油断なりません(笑)。


 

 

去年の秋、「裏写りを防ぐ、スキャンの小技テク 」を紹介しましたが、結構ニーズが高いようで毎日の検索ワード解析に、かなり高い確率でランクインしてきます。そこで今回は続編として、分割スキャンのテクニックを紹介したいと思います。デザインプロダクションでさえA4スキャナを使用している所が多いとの事なので、一般家庭ではほぼA4スキャナを使用している事でしょう。

「ぼぼブラジルでほぼA4だな。」

今日は新聞の15段広告(新聞1ページ分)のスキャンで説明していきましょう。ポスターにも応用できます。

 

【A. この新聞紙1ページを4分割でスキャンして、後から合体(連結)します】
A_新聞紙1ページ

説明が長いので、頑張って読みましょう!!

ボクは解像度150dpiでスキャンしています。

 

 

【B. 4回に分けてスキャンします】 ★スキャンの所要時間 2分半★

B_4回に分けてスキャン

スキャナの蓋が邪魔なので、紙面の下半分は逆さまにスキャンするハメになります(またはスキャナの蓋を取り外す)。4枚の画像をうまく合体(連結)するためには、重複する部分(糊しろ)が必要になります。

裏写りを予防する方法は→こちら

うらうつり

※自動露出はオフに

スキャン時に自動露出をオンにしていると一枚一枚違った明るさになってしまい、合体した時に継ぎ目が不自然なので、自動露出はオフにします(または一枚目だけオンにして、二枚目以降はプレビューを読まずにいきなり取り込みスキャンをします。こうすると一枚目と同じ露出設定で4枚全てがスキャンできます)

※この4枚のうちの、新聞左上部分の画像をベースとして作業を進めます。

 

 

 

【C. カンバスサイズを拡大して、4枚連結の下準備】

※以下の工程は、イメージ>カンバスサイズ... で数値入力で変更するのが主流です。が、ここではマウスでグリッと感覚的に出来るアバウトな方法を紹介します(慣れると超ラク)。

C_左上の部分をベースにします

(1) レイヤーが背景としてロックされていると思うので、画面上のメニューバーから、レイヤー>新規>背景からレイヤーへ を実行してレイヤーの背景ロックを解除します(するとレイヤーパレットの鍵アイコンが消えます)

(2) ツールボックス下側の<メニュー付きフルスクリーンモード>を選択します(トリミング拡大の作業をしやすくするため)

(3) ツールボックスから切り抜きツールを選択します。

(4) 切り抜きツールで画像全体をドラッグします。すると8つのハンドル(つまみ)が現れるので、右下のハンドルを画像のエリア外まで引っ張って、おおよそ4倍の面積まで広げます。リターンキーを押せば範囲確定となります(または範囲内でダブルクリック)

(5) これで新聞紙1枚分のエリアを確保出来ました。ここに残りの3枚を貼り合わせていきます。

 


 

【D. 画像を回転して水平垂直を正しく合わせる<角度ズレの補正>】

水平垂直がズレたままでは、うまく合体(連結)できません。

まず、水平垂直の目安になるガイドラインを2本引いておきます(↓写真では、2本の細い水色のクロスしている線)

D_画像の角度ズレを補正
画面上のメニューバーから、編集>自由変形 を選びます。するとメニューバーの一段下のオプションバーがアクティブになります。

(1) オプションバーで9箇所の支点が選べるので、ここでは左上を選んでおきます。

(2) オプションバーの角度入力ボックスにカーソルを合わせてクリックします。

(3) すると、カーソルキーの↑↓(上下キー)で画像を回転出来るようになるので、ガイドラインと揃うまでカーソルキーで角度を調整していきます(リアルタイムでキー入力と同時に画像が回転するので、見た目合わせで確認出来てすごい便利です)

これで垂直水平が合いました。

 

●別のサイトでは、以下の方法が紹介されていました。

(ア) ツールボックスのものさしツールで、画像の水平(または垂直)部をドラッグする(なるべく長距離で拾った方がより正確な角度が拾えます)。※この作業は、画像のズレ角度を数値で測定するための作業です。

(イ) 画面上のメニューバーから、イメージ>カンバスの回転>角度入力 を選択すると、(1)で測定した数値が自動で入力されています。そのままOKを押すだけで垂直水平が合わさります。

 



【E. 横の画像をつなげる】

ベースになっている新聞左上部分の画像に、新聞右上部分をコピーペーストする。【D.】と同じ要領で回転させながらピッタリ合うように角度を調整。その際、以下の(1)または(2)の準備をしておきます。

(1) 重複する部分の下の画像が透けて見えるように、上のレイヤー(新聞右上画像)を不透明度50%にする(ピッタリ重なったら、100%に戻す)。文字入力モードが英数の時は、いつでも数字キーを打つだけで不透明度の数字が変わります(マウスカーソルを不透明度の入力窓までイチイチ移動する必要がない)

E_横の画像をつなげる

もちろん、元々水平垂直がピッタリであれば、ただ並べるだけでOKですよ。

 

●別のサイトでは、以下の方法を紹介していました。

(2) または、レイヤーの描画モードを“差の絶対値”にすると、ピッタリ重なった部分が真っ黒になって判別しやすい(ピッタリ重なったら“通常”に戻す)

差の絶対値


 


【F. 残りの2枚を合成する】

全て【E.】の作業の繰り返しになります。

●別のサイトでは、重なる部分にグラデーションをかけて自然につなぎ合わせる方法も紹介していました。

 

【G. 完成です】 ★合体作業の所要時間 5分半★

G_完成

★スキャンと加工で計8分でした★

新聞紙の紙の色を白く飛ばす方法はこちら

大きなポスターなどは、根気良く8分割スキャンとかしてみてください。

 


 

★今日の兄貴★  オタまにPhilosophy

手作りテルミンが話題のブログ。ダイソーテルミンもあります。

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