アメリカ生活もあっという間にあと1ヶ月を残すだけとなった。

そろそろアフリカに向けていろいろ準備せんといかん。



そんななか、W杯で友達になった日本人FくんがW杯の後、

チャリダー(自転車旅行者)となり、今アフリカ大陸を自転車で疾風中だ。



fuyu

※W杯@クロアチア戦、俺の隣で応援するFくん



その彼から先日近況のメールが届いた。

ケニアを出発して今マラウイという国にいるらしい。




africamapfuyu

してある国マラウイからメールが届いた



やはりバックパッカーとは比べ物にならないくらい

過酷でかつ刺激的な毎日を送っているようだ。



面白いので、一部抜粋する。

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 暑い、暑い、暑い。マラウイに入って3週間日中はひたすら暑いので大分こたえる。

昼間は現地人もだらけているぐらいなので、やはり相当暑いのだろう。こんな天気になると、

特にコカコーラを飲むために走っているといっても過言ではない。コカコーラはアフリカの

大抵の街や村にはある。ただその町や村が何十km間隔にしかない。そんな中、[冷たい]

コカコーラを見つけるとすかさず自転車を止め、一気飲み。しゅわっとした爽快感がたまらない。

こんな調子でコカコーラばかり飲んでいる。1日に300mlのびんを4ー5本はのんでしまう。

骨が解けてしまいそうだけど。



 ある村で例のごとくコカコーラを飲んでいた。その日のやはり相当暑く、休憩中も無
愛想な顔をしていたのだろう。その気配を感じてか、村人もあまり話しかけてこな
い。俺が顔を洗って頭をぬらすと、自然とほほが緩んだのか、
「Now you have a laugh」と言われた。その言葉で一気に顔が崩れ、くしゃくしゃに
なった笑顔が吹き出た。(と思う)。その男も白い歯を大きく見せて、大きく笑って
いた。その瞬間に思った。「自然に笑顔が素敵な人間になりたい」



 さて、話は変わるが、遂にやりました。というかやられました。アフリカ初パンク。
マラウィに入って2日目のこと。向かい風と激しく格闘している際、フロントフォー
クに何かカチカチ当たっているので見てみると、タイヤから5cmくらいのとげが飛び
出している。とげをタイヤから抜くと「ぷしゅーーーーーっ」とものすごい勢いで空気が

抜けていく。ここアフリカではむやみに木の枝や草を踏んではいけない、というのは自

転車乗りの中では鉄則だ。それらは往々にして「とげとげ君」を持っているからだ。

くそ暑い中パンク修理をしているとだんだん「小枝ちゃん」なんて呼ぶのが生ぬるくなり、

「小枝のヤロー、ちくしょーー」となる。



 さて、話はまた変わって、マラウィに入ってからJICAの青年海外協力隊の人によく会
う。Cape Maclearという湖沿いの村で、ある隊員の人にあった。気さくないい男
で、快く家にとめてもらうことになった。が、彼の家にはフロがない。(ちなみにト
イレもない)。仕方がないので村の共同風呂に行く。他の村人も入っているが、広い
ので俺も一緒に入る。問題ない。お湯は相当ぬるく、というか水だけど、暑いところ
なので逆に気持ちがいい。足元を見れば小さい魚が泳いでいるけど、、、まあ当然だ。
つまり、要は湖がフロになっているわけです。そんなこんなで俺は、生涯一大きな風
呂に入った。ちょうど湖の向こうに夕日が沈みかけており、心も体もきれいになっ
た。(そして湖は汚くなった。)


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Fくんとアフリカで再会できるといいんだけどなぁ。