給付金に課題山積、効果は? | 誰でも出来るダイエット方法のあれこれ

給付金に課題山積、効果は?


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081113-00000012-maiall-pol

 自民、公明両党が総額2兆円に上る定額給付金の支給方法の大枠を決めたことを受け、政府は総務省を中心に具体的な支給方法の検討を加速させる。5000万を超える世帯に漏れなく給付するには残された課題も多く、関連法案の審議状況によっては支給開始も来年3月以降となりそうだ。年度末に膨大な事務作業が降ってくるうえ、所得制限を設定するかどうかの判断まで丸投げされた市区町村からは「無責任だ」と反発の声が出ている。【石川貴教、沢田石洋史】

 給付金の支給は、金融機関の個人口座に振り込まれる方式が有力となっている。市区町村は住民基本台帳に基づき、世帯全員の名前や支給額を記載した通知書を世帯主に送付。世帯主か代理人が市区町村の窓口に通知書を持参し、免許証などで本人確認をしたうえで、口座番号を届け出る方向だ。

 09年分所得による制限を設ける市区町村では、申請者に対し、個人住民税の課税に利用する所得情報について、所得制限の確認作業に使うことへの同意書の提出を求めることが検討されている。この時点で同意に応じなければ、給付金は支給されないことになりそうだ。翌10年5~6月に確定する09年分所得が制限を超えていれば、同意書に基づき、市区町村が返還を求める。

 制限の基準となる所得は、サラリーマンの源泉徴収票では「給与所得控除後の金額」の欄にある額。確定申告をした人は「所得金額の合計」に当たる。自営業者は総収入金額から必要経費を差し引いた所得が対象だ。

【関連ニュース】
(2)口座情報管理
(3)支給に数カ月、悪用の懸念も
(4)選挙先送り、宙に浮く目的・効果
社説:定額給付金 支離滅裂な施策はやめよ
追加経済対策:定額給付金、口座振り込み有力 来年3月以降支給