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ひき逃げ「死ぬとわかっていた」


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 大阪市北区梅田の交差点で堺市東区の会社員、鈴木源太郎さん(30)が車に約3キロ引きずられ死亡したひき逃げ事件で、曽根崎署捜査本部は5日、殺人と自動車運転過失傷害などの疑いで、住所不定のホスト、吉田圭吾容疑者(22)を逮捕した。「飲酒して無免許だった。捕まると困るので逃げた」と供述。「引きずって走れば死ぬとわかっていた」と殺意があったことも認めている。

  ■写真で見る■防犯カメラに写った大阪ひき逃げ犯

 吉田容疑者は建築会社でとび職として働いていたが事件後、「違う仕事を探す」との手紙を残して欠勤。大阪・ミナミのホストクラブに勤務しており、捜査員が5日未明、ラーメン店で発見、逮捕した。

 車は建築会社の社長名義のトヨタ「イプサム」。1日に会社が借りている駐車場で見つかった。車体底部の予備タイヤの溝が鈴木さんのズボンに残っていたタイヤ痕と一致した。

 調べでは、吉田容疑者は10月21日午前4時20分ごろ、国道176号交差点で鈴木さんをはね、巻き込んだまま約3キロ走り、殺害した疑い。

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 ■以前も酒気帯び 免許失効中

 吉田圭吾容疑者は過去にも酒気帯びや無免許運転で摘発され、事件当時も免許は失効中だった。事件後には勤めていた建築会社から姿を消し、ホストに転身して夜の歓楽街で平然と逃走生活を続けていた。

 5日午前3時55分。大阪・ミナミのラーメン店から出てきた。「もう逃げられんぞ」。待ち構えていた捜査員が一喝すると、吉田容疑者は転倒。約10人の捜査員が飛びかかった。

 捜査が前進したのは1日。犯行車両とみられる車が見つかり、所有者である建築会社の従業員だった吉田容疑者が行方をくらましていることが判明。ミナミでホストとして働いているとの情報も寄せられた。

 4日夜から、大量投入された捜査員が顔写真を頼りに捜したところ、午前3時過ぎにラーメン店に入ろうとしていた2人組の1人が吉田容疑者と似ていた。

 酒好きで会社から給料を前借りし、寝坊も多かった吉田容疑者。ラーメン店でも友人と談笑しながら酒を飲んでいたという。

 死亡した鈴木源太郎さんは横浜市出身。弟の秀次郎さん(25)は、吉田容疑者がホストをしていたことに「びくびくしながら隠れていると思った。理解に苦しむ」と話し、「罪の重さを理解し、心から謝罪してほしい」と訴えた。

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