皆さん、おはようございます!!
今日もお読みいただきありがとうございます!!
今朝も寒いですが気持ちの良い冬晴れですね(^~^)
さて、決算での重要論点の一つに「のれん」の評価があります。
この「のれん」の評価については世界的に厳しくなっているようです。
http://www.nikkei.com/paper/article/?b=20170219&ng=DGKKZO13095630Z10C17A2NN1000
今朝の日経新聞の「けいざい解読」によると、日本企業のM&Aの増加により、全上場企業ののれんは、年間の合計純利益額の約9割にあたる、25兆円~30兆円にも達するということです。
そして、こののれんについては監査法人の監査で重要論点となっておりますが、記事にはこうあります。
・監査の際、減損リスクなどを丁寧にチェックしようという流れが国際的に強まっている
・英国では13年12月期決算から監査報告書の中で「のれんの減損に特に注意をはらった」など、リスクの所在が記されるようになった
・「財政状態を適正に表示している」といった、そっけない結論だけを記す日本の報告書とは分量も体裁も異なる
・英国の「長文型監査報告書」は欧州連合(EU)に広がり、米国でも導入の検討が進む
・日本では金融庁が16年3月にまとめた監査改革案の一つとして挙げられた
・のれんの減損などへの監査は各国・地域で厳格化の方向にあり、東芝の債務超過転落もグローバルな潮流の中の出来事と読み解くことができる
M&Aは実行がゴールではなく、そこからがスタートです。
のれんを減損することないよう、M&A後の企業価値向上にむけて努力していかなければですね!