社会人10年。 | アドマン3.0=人事になりました。

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サイバーエージェントで新卒採用責任者をしています。

3月が終わりました。本当にこの3月は忙しすぎて、心を亡くすと書いて忙しいという字を発明した人は天才だな、と思いながら、あっという間に4月を迎えました。

なんということはないですが、今日で社会人になって10年です。



・・・10年。


本日愛する新卒が堂々入社してきますが、10年前、新卒の僕が想像していた僕に果たして到達できているんだろうか、とふと考えます。

人より楽しい仕事人生を過ごしてきたと思います。10年とは思えないほど濃密な時間を過ごせました。死ぬほど働いたし、死ぬほど失敗もしたし、死ぬときに必ず走馬灯のように思い起こせる成功の瞬間もたくさんありました。

同い年の他社、他業種の人間に、全く負けない自信もあります。それなりに哲学もできてきていますし、まだまだ先も見えています。そういう意味ではとても満足度の高い10年でありました。

しかし、まだまだ、です。僕より上は死ぬほど存在しています。


先日サイバーエージェントの幹部育成プログラムCA36において、役員の山内さんが名著「ビジョナリー・カンパニー2」の中に登場する「良好(Good)は偉大(Great)の敵である」というフレーズは引用していましたが、まさに今の僕はこの罠にハマっているといえます。

友人の経営者、のぐたくがいいことをブログに書いていました


持論をふくめて正確にいうと、満足のハードルが低い人は企業経営に向いていない。何十年もぐいぐいと事業拡大を目指し、達成できる人は、そのときどきのフェーズがどうしようもなく不満だから会社を成長させることができるのだと思う。 だからと自分を肯定するわけではないが、僕も何をしていても、どこまでいっても飽きたらないと自覚している。一生満足できることはない、という一点において、いくらでもコミットする自信がある。 この企画だ! という会心の手ごたえがあったとき、過去最高のクリエイティブが仕上がったとき、その次の瞬間に、実は目の前のものへの興味はうせ、次はどうやってもっといいものをつくろうかと頭を悩ませている。


Goodで終わるために生まれてきたわけではなく、Greatな男になるために生きています。

社会人11年目。


もっとムラムラして、ヤキモキして、悔しい思いしながらガンガン攻めて行きたいと思います。


以上、深夜のポエムでした。