TIGER & BUNNY #09「かわいい子には旅をさせよ」 | 無限回廊幻想記譚 旧館 -アニメ・映画感想-

TIGER & BUNNY #09「かわいい子には旅をさせよ」

女性を人質にした犯人を追いつめた《ヒーロー界のスーパーアイドル》ブルーローズは、発砲されて思わず悲鳴を上げる「キューティー・エスケープ」を披露。
いや、ただビビって避けてるだけだし。
犯人がブルーローズに鼻の下を伸ばしている隙に《稲妻カンフーマスター》ドラゴンキッドが犯人逮捕でポイントを獲得。

スポンサーは黄宝鈴(ホァン・パオリン)に成績は申し分ないが「華」がないと語る。
ボクっ娘の宝鈴を両親から預かっている女性は、もっと女の子らしくして欲しいと、両親からのプレゼントである華の髪飾りをつけるようにいうも、宝鈴は頑なに拒否。
宝鈴は現地のダウンタウンとか中華街の出身ではなく、中国出身なのかな?
ドラゴンキッドは実力はともかく、人気は低め。そういや、最初の頃のカードの売り上げもブルーローズとかに比べると悪かったか。

高濃度酸素カプセルで体力回復を図る《正義の壊し屋》ワイルドタイガーこと鏑木・T・虎徹と《スーパールーキー》バーナビー・ブルックスJr.の二人。
バーナビーは相変わらず昔の夢を見ているものの、犯人の顔を思い出す事は出来ず。
自分が怒りで我を失ったせいで、自分を庇って怪我をした虎徹の怪我についてはさすがに罪悪感があるのか心配する様子をみせてます。

虎徹はアニエス・ジュベールに「緊急事態」としてトレーニングセンターに呼び出されるも、そこには赤ん坊が……
市長夫妻が急な公務のため、息子を虎徹に預かって欲しいと頼んできたらしい。
資産家の子供が狙われる事件が多発している事から、ベビーシッターではなくヒーローに任せたいという希望。
しかしヒーローは企業に所属しているわけで、単なるテレビ局の番組プロデューサーが、市長の頼みだからと強制できるものではないよな。ちゃんと会社に仕事として依頼しているのだろうか。

お似合いだと囃し立てるバーナビーや、カリーナ・ライルは将来良いパパになれると笑うも、《西海岸の猛牛戦車》ロックバイソンことアントニオ・ロペスは既に良いパパだと言うとみんなビックリ。
どうやら牛角以外は虎徹が9歳の子持ちでワイフとは死別という事を知らなかったらしい。
牛角との仲はやっぱり他のヒーローに比べて良いんだね。まぁ私生活でも一緒に飲みに行ったりするぐらいだしね。ヒーロー歴がこの二人が一番長いのかもしれないな。

虎徹が子持ちだから子供を預けられた納得するみんな。
しかし赤ん坊は目を覚ますと、いきなり周囲の物が飛び回ったりの大惨事。
テレキネシスのNEXTでした。
本当にそんな大切な事を言い忘れるなよ。
こんな赤ん坊の頃から能力が発動していると大変だな……
《キング・オブ・ヒーロー》スカイハイことキース・グッドマンが最初に赤ん坊をあやすも当然のように失敗、続くアントニオにも無理、《見切れ職人》折紙サイクンことイワン・カレリンや《ブルジョワ直火焼き》ファイヤーエンブレムことネイサン・シーモアも当然手に負えない。
カリーナは虎徹に娘がいて奥さんと死別していると聞いてショックのあまり壊れてる
最期の宝鈴には懐いた。
そうか、カリーナは子持ちという事を知らなかったんだね。まぁこぶつきではあるけど、奥さんとは死別しているので可能性がないわけではないし。頑張るしかないのでしょう。

バーナビーの部屋で宝鈴と共に子守をすることになった虎徹。
泣き出した赤ん坊の力で物が壊されそうになった時に、バーナビーが守ったのはロボットのオモチャ。
親から誕生日プレゼントとして贈ってもらったものでした。
両親を失ったバーナビーにとっては両親からの最期の贈り物なんでしょうね。こんな危険な赤ん坊がいるんだから、どこかに締まっておけばいいのに。

赤ん坊の世話をするうちに両親のことを思い出す宝鈴。
ヒーローに選ばれた宝鈴を両親は我が家の誇りとして、ヘアピンをプレゼントして送り出したものの、肝心の宝鈴はそれほど嬉しくなかったご様子。
元々女の子らしくなかったので、髪飾りとかは好きじゃなかったんだろうね。
しかし「~アル」という口調はどうかと思います。こんな古典的ギャグマンガの中国人口調は無いだろう……

赤ん坊がないた時の騒ぎで表示された両親殺害の事件に関するバーナビーの調査資料を目にする。
たった1人で資料を集め続けたバーナビーの苦労を感じ取る虎徹は、バーナビーが目の前で両親を殺害された事、犯人の顔を見ている筈だが思い出せず、手の甲に刺青(タトゥ)があった事だけを記憶している事を教えられる。
J・J・ベンジャミンという男の裁判で同じ刺青を目にし、男の口から漏れた「ウロボロス」という犯罪組織の存在を知った。
しかしその男も独居房で精神を病んで死亡し、それ以上の手掛かりを得られない。
虎徹は焦っても犯人の顔を思い出せるものではないと宥める。
「大丈夫、必ず見付かるさ」
虎徹らしい根拠のない自信ながら、バーナビーもそんな虎徹の言葉に少し心が楽になったようだ。

翌朝、朝まで飲み明かしたバーナビーと虎徹の姿に、宝鈴は赤ん坊を連れて散歩に出かけるが、資産家の子供を誘拐しようとする3人組の女性マリー、リリー、メアリーに薬を嗅がされて誘拐されてしまう。
ヒーローとした事がなんたる失態。

赤ん坊たちが誘拐されたと知った虎徹たちは、バーナビーの作戦でアニエスが母親に扮して救出することに。
どうせなら、ここではアニエスではなく、前回の話を活かしてイワンとか呼べば良かったのに。
しかし嘘を見抜けるNEXTの次女リリーと金の匂いをかぎ分けることの出来るNEXTの三女メアリーによって、嘘がばれてしまう。
バーナビーは力を使ってるのになんであんなに走るのが遅いんだ? しかもまんまと逃げられてるし。

宝鈴は力を使って手錠を焼き切ろうとするも、危険をかぎ分けることの出来るNEXTマリーに勘付かれてしまう。
黄色いマリーゴールドの花言葉は「健康」だというマリーは、この娘たちが親からの愛情をたっぷりと受けており、稼げると語る。
そこに逃げてきたメアリーとリリーが駆け込んでくる。
マリーはNEXTである宝鈴を残して逃げようとするも、赤ん坊のNEXTが発動してしまい車は破壊され、止めてあった倉庫も大惨事。
暴走する赤ん坊の力は女性たちではどうする事も出来ず、宝鈴の力もあいまってあっさりと決着。
犯人に逃げられるも爆発で駆けつけたバーナビーと虎徹は見せ場なし。
まぁ、3人とも何かを感知するだけの能力なんだから、本気を出したヒーローが相手ではどうしようもないよな。特にドラゴンキッドはポイントも沢山稼いでる実践向き能力だし。

しかし炎の中でスタンガンを手にする虎徹の姿に、記憶のフラッシュバックが起きたバーナビーは何処かへ飛び出して行ってしまう。

無事市長の下へ返された赤ん坊との別れを寂しがる宝鈴だが、虎徹はそんな彼女の髪に親からの贈り物であるヘアピンが付けられている事に気付く。
Aster tataricus=紫苑(別名、鬼の醜草)の花言葉は「Thiking about you, always=遠くにいる人を想う」
「あなたを忘れない」とか「追憶」とも言われますね。
犯人の言葉で花言葉を調べた宝鈴は両親の思いを知ってつけることにしたようだ。
そんな彼女を「すっごく可愛い」と頭を撫でてやる虎徹に、嬉しそうに笑う。
虎徹にとって宝鈴は子供のような存在なんだろうなぁ。

虎徹は娘の事とを思い出して鏑木楓に電話を掛けると、自分のプレゼントした髪飾りをどうしているかと訊ねると、おばあちゃんが毎日使ってるという返答でガッカリ……
まぁ虎徹のオチはそんな感じだよね。

遂に犯人の顔を思い出したバーナビーだが、犯人の顔に心当たりはまるで無かった。
そして独房の中、全裸で炎の力を使って壁に絵を描く受刑者が……
既に別件で逮捕済みか……問題は本当に犯人なのか、犯人だとしたら目的は何なのか。アルバートに依頼されたとかなのかな。
中の人は藤原啓治。

次回 #10「The calm before the storm.-嵐の前の静けさ-」

虎徹は有給休暇が溜まっているので有給消化を命じられるということですが、会社を代わってまだ1年も経ってない筈なんだけど、前の会社の有給も適用されるの? つか、ヒーローに有給とかあるんだ……
バーナビーは遂に犯人を突き止めることに成功する。
しかしやっぱり休暇中でも事件に巻き込まれる虎徹。


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