鋼殻のレギオス 第9話「天剣授受者の資格」
ゴルネオ・ルッケンスはレイフォン・アルセイフが天剣授受者でありながら、賭け試合に出場して金儲けをしてグレンダンを追放された身であり、天剣の名を汚しながらのうのうと生きているのだと語る。
ニーナ・アントークはレイフォンが天剣授受者と知り驚く。
レイフォンが今もなお生きていけるのは、リーリン・マーフェスのおかげだという手紙を送っていた。
リーリンに孤児院に顔を出さないのかと訊ねる父。
しかしリーリンはレイフォンの味方をした事で、自分と父は孤児院を辞めたのたのであり、けじめを付けるのだと語る。
その時、リーリンの父は「人であって人でない」気配を感じとり身構えるが、その気配は直ぐに消えてなくなる。
同じ孤児院で育ったけど、父親がいるという事は彼女は孤児ではなく、父親が孤児院で働いていたからそこで育っただけなのかな。それとも義理の父?
レイフォンの賭け試合のことを知っていても、彼が孤児院のために賭け試合に出て金を稼いでいた事を唯一理解したのがリーリンとその父親だったという事なんだな。
その事で昔の友達とももう交流が無くなってしまっているようだ。
ニーナはゴルネオにレイフォンが天剣授受者でありながら、天剣の名を汚したから許せないのかと問い掛けるが、ゴルネオは自分が許せないのは、レイフォンが告発した兄弟子のガハルド・バレーンを再起不能にしたのが許せないのだと語る。
まぁ、実際にはガハルドが純粋な正義感でレイフォンを告発したわけではないのだろう。
ゴルネオが思っているような人物でもなく、レイフォンが再起不能にしたのも別に恨みを抱いての事ではないのだろうな。そんな事に執着するタイプではないし。
レイフォンたち第17小隊は生存者どころか、死骸すら存在しない事に疑念を抱く。
シャーニッド・エリプトンはさすがはグレンダン出身で慣れていると皮肉めいた口調でレイフォンの洞察を評価するが、レイフォンは淡々とそれを認める。
そこにニーナがレイフォンを呼び出す。
さっそく仲間割れだと笑うシャンテ・ライテに、フェリ・ロスは彼女の背後を指差す。
ツェルニを出る時に指差された方向に気を取られて頭をぶつける事になったシャンテは同じ手を受けないと言うも、本当に資材が運ばれてきていてシャンテは頭を資材に激突させてしまう。
フェリに怒りを燃やすシャンテをフェリは「サル」と嘲笑う。
シャーニッドの様子からすると、彼らもレイフォンがグレンダンの出身で元天剣授受者という事を知ったのか?
グレンダンで発生している殺人事件について調査を進めるサヴァリス・ルッケンスとリンテンス・サーヴォレイド・ハーデン。
かつての天剣授受者決定戦の関係者が次々と殺されている。
リンテンスは相手が未だ過去の出来事に対する恨みを持っているのかと口にするも、サヴァリスは汚染獣に支配された人間に自我など存在しないと否定する。
汚染されて意識はないながら、妬みや憎しみなど暗い負の感情が身体を支配し、それが人を人以外の者として強くするのだと語る。
同じ天剣授受者の二人ですが、性格は全然違うようです。
サヴァリスは同じルッケンス家の人間ながら、ゴルネオとは考え方が違いそうだな。
レイフォン宛の手紙を書くリーリン。
自分が狙われていることを書こう心配させるだけだと止めようとする。
そこに部屋に潜り込んできたシノーラ・アレイスラ(アルシェイラ・アルモニス)が現れる。
相変わらずセクハラ紛いのことをするシノーラだったが、リーリンは突然何かに取り憑かれたように父親のところに行かなければと飛び出していく。
「さすがは運命の子ね」
リーリンの様子に呟きながら、アルシェイラはサヴァリスにリーリンを追いかけさせる。
あの時、レイフォンの運命が変わった日の事を、リーリンは今でも思い出す事があった。
一瞬、何かに操られているのかと思ったけど、走っている間は普通の状態だったので、父親の危機を感じ取っただけだったのか。
ただレイフォンの関係者というだけでなく、何か特別な存在なのか。
生きる為に孤児院には金が必要だった。だからレイフォンは賭け試合に出場した。
自分にとって天剣も武芸も生きるために必要なものでしかない。
生きるためには何をやっても構わないのかと問い掛けるニーナだが、レイフォンは生きる為にしちゃいけない事などあるのかと顔色一つ変えない。
言葉を詰まらせるニーナだが、彼女はそれを認めようとしない。
レイフォンはその事を理解していた、そして孤児院の仲間もただ一人を除いて同じだった。
ニーナは、まぁ幸せなんだね。生きて戦わなければ未来が存在しない。
生き抜くためには何でもやらなければ生きてはいけない、そんな環境にいなかったニーナにはどうやってもレイフォンの気持ちは理解できないだろう。
リーリンの父は汚染獣に寄生された人間と戦っていた。
相手はかつてレイフォンと天剣授受者としての資格を争い、敗れたレイフォンに怨みを持つ男。
予想外の一撃に父が敗れる。、リーリンに迫る男だが、そんな彼女を光り輝く獣が守り、男は逃げ出す。
どう見ても電子精霊だな。ニーナと同じか、それ以上に電子精霊に愛されている存在なのか。何か電子精霊と深い結びつきがあるということなのかな。
気を失いかけたところをアルシェイラが支える。
サヴァリスの姿が無い事に腹を立てるアルシェイラは、後をカナリス・エアリフォス・リヴィンに託す。カナリスはアルシェイラが戻ってくれるのかと期待に目を輝かすも、あっさりと拒絶。
守るとか言ってた天剣の二人がどちらも姿を見せてないって、何のためにいる護衛なのか。
アルシェイラの様子からして、サヴァリスは他人の命を守ろうとか考えるタイプではないんだろう。
サヴァリスは汚染された男ガハルドをリンテンスの鋼糸で縛り付ける。
レイフォンの事だけを覚えているガハルド。
天剣を掛けた決定戦でレイフォンの前に敗北したガハルドは、なぜ自分が天剣を得られないのかともらす。
「それはね、キミが弱いからさ」
幼い頃、アリの行列を見て潰したサヴァリスは、アリが潰されるのは力の無い虫けらだからと語る。
ガハルドを始末したサヴァリスは、自分は弱き者に、倒されるものに生まれなくて良かったと笑う。
力こそ絶対という下手すれば悪人にでもなりかねない思考の持ち主のようです。しかもその力は圧倒的。
この性格ではどう考えても弟とはソリが合わないんだろうな。
突然何かに取り憑かれたようになってゴルネオに襲いかかるシャンテ・ライテ。
ゴルネオは意識を失わせ、落ち着きを取り戻させる。
汚染獣の影響を受けたのか? 或いはこの都市の地下にいる何か別の存在の影響なのか。
シャワーを浴びてレイフォンの言葉を思い返すニーナ。
フェリがお湯は一人2分までだが、3分以上浴びていたと指摘する。
湯上がりのフェリと出くわすレイフォン。
フェリは何故グレンダン出という事を隠していたのかと訊ねるが、隠していたわけではないのだと言葉を濁らせるレイフォン。
他に隠していない事はないかと問い掛けるフェリに「ない」と答えるレイフォンだが、フェリは「嘘」と口にする。それはリーリンの事を指し示していたが、その事は流石にちゃんと口に出来ない。
相変わらずフェリは嫉妬の塊、ヤキモチ焼きです。
そこにニーナが現れる。
「レイフォン。
私はお前の考えを否定はしない。
しかし理解は出来ない。
もしかしたら……
同じ隊にいるべきではないのかもしれない」
レイフォンが強いからと、戦う気の無かったレイフォンを強引に自分たちの隊に引き入れながら、彼の過去を知って、自分とは考え方が違うからといって、一緒には戦えないとか言い出すか。
どこかニーナに身勝手さを感じてしまう展開となってきました。
レイフォンは淡々と受け入れそうだけど、むしろフェリがニーナに反感を覚えそうだな。
次回 第10話「ルッケンスの復讐」
地下都市部へと降りて衝撃の光景を目撃する! ……らしい。
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アニメ 感想 レビュー
ニーナ・アントークはレイフォンが天剣授受者と知り驚く。
レイフォンが今もなお生きていけるのは、リーリン・マーフェスのおかげだという手紙を送っていた。
リーリンに孤児院に顔を出さないのかと訊ねる父。
しかしリーリンはレイフォンの味方をした事で、自分と父は孤児院を辞めたのたのであり、けじめを付けるのだと語る。
その時、リーリンの父は「人であって人でない」気配を感じとり身構えるが、その気配は直ぐに消えてなくなる。
同じ孤児院で育ったけど、父親がいるという事は彼女は孤児ではなく、父親が孤児院で働いていたからそこで育っただけなのかな。それとも義理の父?
レイフォンの賭け試合のことを知っていても、彼が孤児院のために賭け試合に出て金を稼いでいた事を唯一理解したのがリーリンとその父親だったという事なんだな。
その事で昔の友達とももう交流が無くなってしまっているようだ。
ニーナはゴルネオにレイフォンが天剣授受者でありながら、天剣の名を汚したから許せないのかと問い掛けるが、ゴルネオは自分が許せないのは、レイフォンが告発した兄弟子のガハルド・バレーンを再起不能にしたのが許せないのだと語る。
まぁ、実際にはガハルドが純粋な正義感でレイフォンを告発したわけではないのだろう。
ゴルネオが思っているような人物でもなく、レイフォンが再起不能にしたのも別に恨みを抱いての事ではないのだろうな。そんな事に執着するタイプではないし。
レイフォンたち第17小隊は生存者どころか、死骸すら存在しない事に疑念を抱く。
シャーニッド・エリプトンはさすがはグレンダン出身で慣れていると皮肉めいた口調でレイフォンの洞察を評価するが、レイフォンは淡々とそれを認める。
そこにニーナがレイフォンを呼び出す。
さっそく仲間割れだと笑うシャンテ・ライテに、フェリ・ロスは彼女の背後を指差す。
ツェルニを出る時に指差された方向に気を取られて頭をぶつける事になったシャンテは同じ手を受けないと言うも、本当に資材が運ばれてきていてシャンテは頭を資材に激突させてしまう。
フェリに怒りを燃やすシャンテをフェリは「サル」と嘲笑う。
シャーニッドの様子からすると、彼らもレイフォンがグレンダンの出身で元天剣授受者という事を知ったのか?
グレンダンで発生している殺人事件について調査を進めるサヴァリス・ルッケンスとリンテンス・サーヴォレイド・ハーデン。
かつての天剣授受者決定戦の関係者が次々と殺されている。
リンテンスは相手が未だ過去の出来事に対する恨みを持っているのかと口にするも、サヴァリスは汚染獣に支配された人間に自我など存在しないと否定する。
汚染されて意識はないながら、妬みや憎しみなど暗い負の感情が身体を支配し、それが人を人以外の者として強くするのだと語る。
同じ天剣授受者の二人ですが、性格は全然違うようです。
サヴァリスは同じルッケンス家の人間ながら、ゴルネオとは考え方が違いそうだな。
レイフォン宛の手紙を書くリーリン。
自分が狙われていることを書こう心配させるだけだと止めようとする。
そこに部屋に潜り込んできたシノーラ・アレイスラ(アルシェイラ・アルモニス)が現れる。
相変わらずセクハラ紛いのことをするシノーラだったが、リーリンは突然何かに取り憑かれたように父親のところに行かなければと飛び出していく。
「さすがは運命の子ね」
リーリンの様子に呟きながら、アルシェイラはサヴァリスにリーリンを追いかけさせる。
あの時、レイフォンの運命が変わった日の事を、リーリンは今でも思い出す事があった。
一瞬、何かに操られているのかと思ったけど、走っている間は普通の状態だったので、父親の危機を感じ取っただけだったのか。
ただレイフォンの関係者というだけでなく、何か特別な存在なのか。
生きる為に孤児院には金が必要だった。だからレイフォンは賭け試合に出場した。
自分にとって天剣も武芸も生きるために必要なものでしかない。
生きるためには何をやっても構わないのかと問い掛けるニーナだが、レイフォンは生きる為にしちゃいけない事などあるのかと顔色一つ変えない。
言葉を詰まらせるニーナだが、彼女はそれを認めようとしない。
レイフォンはその事を理解していた、そして孤児院の仲間もただ一人を除いて同じだった。
ニーナは、まぁ幸せなんだね。生きて戦わなければ未来が存在しない。
生き抜くためには何でもやらなければ生きてはいけない、そんな環境にいなかったニーナにはどうやってもレイフォンの気持ちは理解できないだろう。
リーリンの父は汚染獣に寄生された人間と戦っていた。
相手はかつてレイフォンと天剣授受者としての資格を争い、敗れたレイフォンに怨みを持つ男。
予想外の一撃に父が敗れる。、リーリンに迫る男だが、そんな彼女を光り輝く獣が守り、男は逃げ出す。
どう見ても電子精霊だな。ニーナと同じか、それ以上に電子精霊に愛されている存在なのか。何か電子精霊と深い結びつきがあるということなのかな。
気を失いかけたところをアルシェイラが支える。
サヴァリスの姿が無い事に腹を立てるアルシェイラは、後をカナリス・エアリフォス・リヴィンに託す。カナリスはアルシェイラが戻ってくれるのかと期待に目を輝かすも、あっさりと拒絶。
守るとか言ってた天剣の二人がどちらも姿を見せてないって、何のためにいる護衛なのか。
アルシェイラの様子からして、サヴァリスは他人の命を守ろうとか考えるタイプではないんだろう。
サヴァリスは汚染された男ガハルドをリンテンスの鋼糸で縛り付ける。
レイフォンの事だけを覚えているガハルド。
天剣を掛けた決定戦でレイフォンの前に敗北したガハルドは、なぜ自分が天剣を得られないのかともらす。
「それはね、キミが弱いからさ」
幼い頃、アリの行列を見て潰したサヴァリスは、アリが潰されるのは力の無い虫けらだからと語る。
ガハルドを始末したサヴァリスは、自分は弱き者に、倒されるものに生まれなくて良かったと笑う。
力こそ絶対という下手すれば悪人にでもなりかねない思考の持ち主のようです。しかもその力は圧倒的。
この性格ではどう考えても弟とはソリが合わないんだろうな。
突然何かに取り憑かれたようになってゴルネオに襲いかかるシャンテ・ライテ。
ゴルネオは意識を失わせ、落ち着きを取り戻させる。
汚染獣の影響を受けたのか? 或いはこの都市の地下にいる何か別の存在の影響なのか。
シャワーを浴びてレイフォンの言葉を思い返すニーナ。
フェリがお湯は一人2分までだが、3分以上浴びていたと指摘する。
湯上がりのフェリと出くわすレイフォン。
フェリは何故グレンダン出という事を隠していたのかと訊ねるが、隠していたわけではないのだと言葉を濁らせるレイフォン。
他に隠していない事はないかと問い掛けるフェリに「ない」と答えるレイフォンだが、フェリは「嘘」と口にする。それはリーリンの事を指し示していたが、その事は流石にちゃんと口に出来ない。
相変わらずフェリは嫉妬の塊、ヤキモチ焼きです。
そこにニーナが現れる。
「レイフォン。
私はお前の考えを否定はしない。
しかし理解は出来ない。
もしかしたら……
同じ隊にいるべきではないのかもしれない」
レイフォンが強いからと、戦う気の無かったレイフォンを強引に自分たちの隊に引き入れながら、彼の過去を知って、自分とは考え方が違うからといって、一緒には戦えないとか言い出すか。
どこかニーナに身勝手さを感じてしまう展開となってきました。
レイフォンは淡々と受け入れそうだけど、むしろフェリがニーナに反感を覚えそうだな。
次回 第10話「ルッケンスの復讐」
地下都市部へと降りて衝撃の光景を目撃する! ……らしい。
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