コードギアス 反逆のルルーシュ R2 TURN 25「Re;」 | 無限回廊幻想記譚 旧館 -アニメ・映画感想-

コードギアス 反逆のルルーシュ R2 TURN 25「Re;」

繰り広げられるブリタニアと黒の騎士団の戦い。
8年ぶりに目を開くことになったナナリー・ヴィ・ブリタニアは、兄ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアに対して「人殺しの顔」と口にする。
ルルーシュを殺すことになっても止めるため、フレイアを撃ち続けたというナナリーは、ルルーシュがギアスを使ったとしても『ダモクレスの鍵』は渡せないという。
──ナナリーにギアスを使う!?
彼女に言われるまで、そんな事すら思い浮かばなかったルルーシュ。
絶対遵守の力であるギアスだが、目の見えなくなっていたナナリーに対して、これまで使うことが出来ず、彼女の目をその力で治すことも出来なかった。
だが、今なら使うことは出来る。しかしナナリーの意思を捻じ曲げることなど出来ないと、ルルーシュは逡巡する。
なんだかんだといいつつも、最後には使うしかないのでしょう、ギアス。
これまでの展開なら、戦いの余波で爆発が起きるとかありえたけど、そう何度も同じパターンは存在しないだろうし。
ここでそれをやるのはダメすぎる。

紅月カレンと戦う枢木スザク。
カレンはやり方は違えども、スザクも日本の為に戦っているのだと考えていたが、それは違っていたのだというカレン。
自分とルルーシュにはやらなければならないことがある、と語るスザク。
「そう、そんなに力が欲しいの……だったら」
「だったら?」
「あなたはここに居ちゃいけない。貴方を斃し、ルルーシュを止める」
「それは、させない!」
ぶつかる紅蓮聖天八極式とランスロット・アルビオン。
結局、カレンとは解り合えないままとなってしまうようです。

トウキョウ租界から逃げる人々が溢れる中、ミレイ・アッシュフォードとリヴァル・カルデモンドはアッシュフォード学園に留まっていた。
何処へ逃げても変わらない。
みんなと毎日楽しく過ごせるだけで充分だったというリヴァルの気持ちを「判るよ」と笑顔で返すミレイ。
日常モードのお二人。しかしもう学園には当初の生徒会メンバーで残っているのはリヴァル一人。社会人としてミレイは残ってますけどね……すっかり変わってしまっています。


ジェレミア・ゴットバルトはナイトオブシックス アーニャ・アールストレイムとの戦いを繰り広げる。
「主無き力など!」
「何かに頼る、弱い男」
信じる者を守るために戦おうとするジェレミアと、何も持たないアーニャとの対決です。
アーニャの所属は今シュナイゼルの配下なのか、それとも黒の騎士団の配下なのか、どっちなのでしょう?

負傷した藤堂鏡志朗は重傷の体を押して戦い続けようとし、千葉凪沙は必死にそれを押し留める。


ナナリーはゼロという仮面で人の心を踏みにじってきたルルーシュに、この世界を手にする資格はないという。
暗殺に怯えて隠れ続ける生活が望みだったのかと問うルルーシュだが、ナナリーはルルーシュと2人で暮らせればそれだけで良かった。
現実は様々なものに支配されているが故に、抗う事が必要だった。

抗う為に、レジスタンスとして戦ってきたカレン。
組織を使うという手段もあった筈と主張するスザク。
その組織にシステムに入れない人間はどうすればいいのか、組織に入るしかない人間はどうすればいいのか、カレンとスザクは互いの主張がぶつかり合う。

戦う事でしか自らの考えを通せない藤堂。
何故争いなどするのか、理解できない天子。
守るべきモノの為に、傷ついた状態で戦い続ける黎星刻。

戦のあり方に、矜持と美学が失われているのかもしれない、ベッドの上でコーネリア・リ・ブリタニアは、忠臣ギルバート・G・P・ギルフォードに告げる。
それでも居場所が必要だったから戦うしかなかったヴィレッタ・ヌゥ、そして扇要。
居場所を作る為に、戦い続ける者たち。

「戦争は発明の母って言うよね」
「認めないよ。プリン伯爵はその先にある人間を見ていないからさ。
 ニーナとか言ったけ? あんたはどうなんだ」
「私は、ただ、やれる事を……」
「繰り返したく無かっただけなんです」
ルルーシュから造反した形をとったロイド・アスプルンドとセシル・クルーミー、ニーナ・アインシュタイン、篠崎咲世子は銃を構えた兵士達に囲まれながら、ラクシャータ・チャウラーと対面していた。
ラクシャータはもっとマッドなタイプかと思ったけど、実は真っ当な人だった。

人は弱い。
夢ぐらいは見たいという玉城真一郎の看病をする双葉綾芽。
玉城は何故みんな自分をバカにするのか、と悔しがる。
うん、それは無能だからです。ゼロに対する忠誠心だけは凄かったけどね。
て、あれ? なんでこの娘が看病?

――私は見てきた、見続けてきた。抗う事が人の歴史だと。
――しかし
ダモクレスで戦いの繰り広げられる空を見上げるC.C.

「人は、世界は、こんなにも思い通りにならない」
「だから思い通りにしようって言うの?
 それは!」
スザクの思いに反発するカレン。

「それは卑劣なのです」
人の心をねじ曲げて、尊厳を踏みにじるギアスという力を否定するナナリーに、ルルーシュはダモクレスも同じ卑劣なシステムではないのかと問いかける。
ダモクレスは憎しみの象徴となる。憎しみは全てここに集まる。
そう語るナナリーに、彼女の思いを知ったルルーシュはギアスの力をナナリーに使い、ダモクレスの鍵を差し出させる。
「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる。
 ダモクレスの鍵を渡せ!!」

ナナリーが自分と同じ事をしようとしている、そう感じ取ったからこそ、ギアスを使ったのですね。
たぶん、ダモクレスという力では、彼らの思い描いているようにはいかない。
絶対的な『悪』の存在を見せて、それを消す必要があるのでしょう。

必死にギアスに抵抗しようとするナナリーだが、その力に抗う事など出来ず、ダモクレスの鍵を差し出してしまう。

モルドレッドの4連ハドロン砲を受けて大破するジェレミアのサザーランドジークフリード。
「記録、終了」
「まだまだぁ!
 爆散!!
だが、ジェレミアは内部のサザーランドでモルドレッドに取り付くと、自爆させてモルドレッドを破壊する。
「記録せよ! ジェレミア・ゴッドバルドを!!
 お前に敗北をもたらした、記念すべき男の名前だ」

記念、というジェレミアの言葉に、自分には記憶がないのだと涙を流すアーニャ。
彼女の記憶が無いと知ったジェレミアは、自らのギアス・キャンセラーを発動させる。
この為に、この2人の戦いになっていたのか。
そういや、この娘の記憶もシャルルによってギアスで失われたものだったんだもんな。
それにしても、相変わらず自己主張の激しい男、ジェレミア。


カレンと戦い続けるスザク。
紅蓮は輻射波動が弾切れとなり、ランスロットはシールドエナジーが尽きる。
それでも止まぬ死力を尽くしての戦い。
「生きろ」というギアスの力を利用しているには関わらず、スザクはカレンを押し切る事が出来ず、マシンスペックで上を行きながらも、カレンはスザクを倒しきれない。
もう両者の動きはマシンの限界を超えてます。他の機体では絶対について行けないよな。

「終わりにしよう、カレン!!」
「貴方に、正義さえあれば!!」
最後の一撃を繰り出す紅蓮とランスロット。
紅蓮の攻撃を受けながらも、ランスロットは紅蓮の右腕と頭部を破壊して機能停止へと追い込む。
「そんな……届かなかったの?」
「いや、届いているよ、カレン」

カレンの攻撃は後一歩届かなかったのか、そう感じたカレンだったが、彼女の最後の攻撃はランスロットの胸を貫いていた。
自分の勝利に安堵したカレンは意識を失い、紅蓮とともに落下するが、そこを辛うじてトリスタンを飛行可能としたジノ・ヴァインベルグが救出する。
爆発炎上するランスロット。
「そうか、勝ったのか……カレン」
しかし「生きろ」ギアスを使っていることを考えると、ここで爆発する機体にスザクが残り続けるとは思えないので、脱出しているのでしょう。
ジノ視点では遠くて、見えていませんけど。


ダモクレスの鍵を差し出すナナリー。
「ナナリー、お前はもう立派に自分の考えで生きている。
 だからこそ俺は……俺の道を進む事ができる」
片膝をつき、ナナリーから恭しくダモクレスの鍵を受け取るルルーシュ。
「ありがとう……愛してる、ナナリー
ルルーシュが立ち上がると同時に、我に返ったナナリーはダモクレスの鍵がルルーシュの手に渡っていることを知り、彼がギアスを使ったのだと悟る。
先ほどまでの表情とは打って変わり、冷たい眼差しとなったルルーシュは黙って彼女に背を向ける。
ルルーシュを追いかけるナナリーだが、階段を自力で下りる事は出来ずに転倒してしまう。ルルーシュはそんなナナリーを振り返るも、助けようとはしない。
「お兄様は悪魔です。
 卑劣で……卑怯で……
 なんて、なんて酷い」

ナナリーに手を差し伸べる事もなく、無表情にその場を立ち去るルルーシュ。
ナナリーはギアスを掛けられている間の事を記憶していないのですね。そういや、ルルーシュのギアスに掛かっている人間は、その間の記憶が抜けてしまうんだったね。
まぁ、だからこそルルーシュも鍵を受け取る前に、本心を口にしたのでしょうけど。

海上に浮かぶC.C.を包囲する皇神楽耶。
スザクの敗北を知り、ルルーシュのために命乞いをしないかと問いかける。
てか、なんで大将がわざわざ乗り出しているのか……
「神楽耶、お前は最近までルルーシュの素顔を知らなかった」
「それが何か?」
「なのに、本質の一部を理解していた。
 お前は、優しいな」
C.C.の言葉に驚く神楽耶だったが、その時、上空でフレイアが放たれた。
C.C.は不死身なので、命乞いという行為自体が無意味なんですが。そもそも死にたがっていたわけだし、この程度で死ねるなら寧ろ喜ばしい事。
C.C.の不死性だけは、ルルーシュたちしか知らないという事なのかな。カレンは知っていそうなんだけど。

「全世界に告げる。私は神聖ブリタニア帝国皇帝ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアである」
ルルーシュの流す声明に、彼がフレイアを使ったのだと知り驚く星刻たち黒の騎士団。
「シュナイゼルは我が軍門に下った。
 これによって、ダモクレスのフレイアはすべて私のものとなった。
 黒の騎士団よ、私に抵抗する力は残っていない。
 それでも抗うというのなら、フレイアの力を知る事になるだけだ。
 我が覇道を阻む者はもはや存在しない。
 そう、今日この日、この瞬間を持って世界は我が手に堕ちた」

ルルーシュの演説を受け、絶望を味わう黒の騎士団、そして世界の人々。
「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる。
 世界よ、我に従え!

「オール・ハイル・ルルーシュ!!」
ジェレミアとギアスに操られたブリタニアの兵士達の称賛の声が空に響き渡る。
中心戦力は軒並み壊滅している以上、黒の騎士団がダモクレスに乗り込んでルルーシュからもう一度ダモクレスの鍵を奪還するのは絶対に不可能ですから、この時点で勝負ありです。



2ヶ月後――
ブリタニア皇帝直轄領となった日本。
フレイアで破壊された跡が残っているのは、世界にフレイアの力を見せつけるためでしょうか?

神聖ブリタニア帝国第99代皇帝。
黒の騎士団CEO。
超合衆国第2代最高評議会議長。
3つの肩書きを持ち、ルルーシュは世界の支配者となった。

ルルーシュに反逆した黒の騎士団の幹部やシュナイゼルは捕らえられ、処刑されようとしていた。
ナイトオブゼロであるスザクもペンドラゴンの人々と戦死者として葬られていた。

捕らえられた人々の中には、ナナリーの姿もあった。
人々は独裁者であるルルーシュに対する強い怨恨を抱くが、その絶対的な力の前に誰一人として逆らう事は出来ずにいた。
リヴァルはこれがルルーシュのやりたかった事なのか、そんな疑問を感じ取る。

監獄に囚われの身となっているラクシャータは、ロイドやセシルたちがルルーシュに逆らっていなければ良かったのにと言う。
だが、ニーナは「明日を迎える為に」ルルーシュを裏切ったのだと言う。
「成功と失敗を繰り返してでも前に進む。
 科学と同じじゃないでしょうか、人も」
「それが進化」
「進歩でしょ、プリン伯爵
ロイドとラクシャータの過去に何かあったのかと疑問を抱くニーナだが、事情を知るセシルは後から考えれば些細な事で、ただの出発点だったと語る。
ラクシャータがプリン伯爵と呼ぶのは、ロイドを怨んでいるかららしい。2人の過去に何があったのかは不明。
R2のDVD映像特典のピクチャードラマとかに載るのだろうか? それとも雑誌などで裏設定的に紹介されるだけ? 実はもう出ているのか? 謎。
ところで、なんでずっと咲世子にだけ台詞がないのだろうか……扱い悪いな。

ルルーシュ達の行進を建物から見詰めるコーネリアやヴィレッタ、南佳高、周香凛、ギルフォードという後方にいたため捕縛を逃れた者たち。
ヴィレッタは扇の姿に飛び出しそうになるが、コーネリアは出て行くのは思うつぼだと制する。
真っ当に戦力になりそうなのはコーネリアだけですね。香凛の実力は不明だけど、ナイトメアで戦っている事がほとんど無いので期待は出来ないだろう。ギルフォードは目が見えないし、ヴィレッタは妊婦、南はオペレーターだもんな。
これでは抵抗できるはずもない。

突然の沸き上がる歓声。
ルルーシュの前方にゼロが出現する。
突然出現したゼロの存在に、リヴァルはもちろん、ゼロの正体を知るナナリーや玉城、カレンたちは動揺を隠せない。
ゼロの出現に愕然とした表情を浮かべるルルーシュ。
そして何処かの教会で祈りを捧げるC.C.。
いよいよ『ゼロ・レクイエム』も終局です。てか、ルルーシュは演技上手すぎ。

そこでカレンはようやく知る、ルルーシュたちがやろうとしている事の真意を悟る。
ゼロはこれまでのゼロでは考えられないような動きでナイトメアの攻撃もかいくぐって、ルルーシュの下へと向かってくる。
あからさまに動きがスザクしています。

銃撃する兵士達を制してジェレミアが迎え撃つが、それも加えて「ゼロ・レクイエム」だった。
――行け、仮面の騎士よ。
ジェレミアがこんなにあっさりと突破される筈もないわけで、思い切り演技。
単純に他の兵士達に手出しさせないためだけの行動だったようだ。

目の前へと現れたゼロに銃で応戦しようとするルルーシュだが、あっさりと銃を跳ね飛ばされて剣の切っ先を突きつけられる。だが、ルルーシュの表情は満足そうに笑う。

この処刑の前、ルルーシュは密かに生き残っていたスザクにゼロの仮面を渡して、約束通り自分を殺すように告げていた。
「予定通り、世界の憎しみは今、この俺に集まっている。
 後は俺が消える事で、この憎しみの連鎖を断ち切るだけだ。
 黒の騎士団には“ゼロ”という伝説が残って、シュナイゼルもゼロに仕える。
 これで世界は、軍事力ではなく、話し合いという一つのテーブルにつくことが出来る。
 明日を迎える事が出来る」

そう言う事か、前回、ルルーシュが何故シュナイゼルに対してギアスを掛ける時にルルーシュではなく『ゼロ』に従うように命じたのかが判らなかったのですが、ルルーシュは死んでも『ゼロ』が生き続ける限り、その言葉に従伏させるためのものだったのですね。

ゼロによって独裁者であるルルーシュを討つ事。
「それが……」
「ああ」
「ゼロ・レクイエム」
ゼロ・レクイエムとは、ゼロを殺すものではなく、ゼロにより憎しみの象徴となったルルーシュが殺される、という代物。
それで完全な平和な世界がもたらされるわけではないでしょうが、今より良い世界を期待しての策なんでしょう。

ゼロの刃がルルーシュへと向かう。その光景にナナリーは目を見開き、カレンは静止を呼びかける。
「Cの世界で僕たちは知った。
 人々は明日を望んでいる事を」
「なあスザク、願いとはギアスに似ていないか?」
「え?!」
リヴァルやミレイも友人の窮地に驚き、慌てる。
「自分の力だけでは叶わない事を、誰かに求める」
「願い、か」
「そう。俺は人々の『願い』という名のギアスに掛かる。
 世界の明日の為に」

コーネリアはこの機会を千載一遇のチャンスと見て、生き残った同朋たちに攻撃の指示を下す。

「ルルーシュ、お前は、人々にギアスを掛けた代償として――」
祈りを捧げるC.C.の瞳から涙がこぼれ落ちる。

《討って良いのは、討たれる覚悟のある奴だけだ》

――スザク、お前は英雄になるんだ。
――世界の敵、皇帝ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアから世界を救った救世主ゼロだ。

大勢の人々が見守る中で、ゼロの剣がルルーシュの胸を貫く。

「ル、ルルーシュ……」
仮面の中で涙を流すスザク。
「これは、お前にとっての罰だ。
 お前は、正義の味方として、仮面を被り続ける。
 枢木スザクとして生きる事は、もうない。
 人並みの幸せも全て世界に捧げてもらう。
 永遠に……」

「その《願いギアス》、確かに受け取った」
スザクはルルーシュの思いを受け取る。

力をなくしてナナリーの前へと滑り落ちてくるルルーシュ。
死にかけたルルーシュに触れたナナリーは、ルルーシュとスザクの誓いを読み取る。
「お兄様、愛しています!」
ナナリー、目を失った事により、皮膚に触れる事で相手の超感覚によって感情を感じ取れる人間なのかと思っていたら、完全な接触テレパスだったよ……

――ああ、俺は……
――世界を……壊し……
――世界を…………創る……

走馬燈がルルーシュの脳裏を横切り、ルルーシュはナナリーの前で息絶える。
「お兄様! いやぁ! 目を開けて下さい!!
 お兄様!
 お兄様ぁぁぁぁ!!!」

ルルーシュに必死に呼びかけるナナリーだが、その声はルルーシュに届かない。

魔王ルルーシュが死んだとして、捕らわれた者たちの解放に動くコーネリア・リ・ブリタニア。彼女の声に反応して、人々が兵士達を追い回す。
その光景に満足したジェレミアは、兵士達に撤退を指示する。

「まさか、アレは!」
「ゼロです!
 アレは……ゼロです!!」

涙を流しながら、語るカレン。
全てを悟りながら、悟ったが故に、カレンはゼロの正体を追求せずに『ゼロ』として受け入れる。
最後の最後で、カレンにも彼らの考えを理解して貰えたようです。
ロイド達なら、ルルーシュに従って最後に袂を分かつという選択を受け入れてくれるけど、カレンに話してしまえば、きっと自分たちと運命を共にしようとしたから、話せなかったのだろうね。

「狡いです。私は、お兄様だけで良かったのに……
 お兄様のいない明日なんて……そんなの」

息絶えたルルーシュの胸元で泣きじゃくるナナリー。
ナナリーの悲痛な泣き声が続く中、ゼロを称賛する民衆の声が轟いていた。



そして月日は流れ。
カレンはリフレインの後遺症から回復した母親と暮らし、ただの学生に戻っていた。
カレンが首からかけてる羽は何の羽だっけ? ルルーシュの形見?
ボードの兎の絵は何かのスポンサー関係だっけ?

――ねぇ、ルルーシュ。あれから世界は随分マシになったわ。
――戦争に向いていたエネルギーは、今、飢餓や貧困に振り向けられている。
――色んな憎しみや悪事は、殆ど貴方一人に押しつけられて。
――みんな、ダモクレスというシステムより、
――名前のある一人の方が判りやすかったって事かしら。


扇は日本の首相として、ブリタニアの皇帝となったナナリーと会見。
そのナナリーの側にはゼロと、彼に従うシュナイゼルの姿がある
扇、首相ですよ!! こんな奴が首相で大丈夫なのか、日本。てか、日本の代表は神楽耶じゃないの? それとも天皇的な扱い?
ブリタニア皇帝はコーネリアではなく、ナナリーなのですね。彼女はゼロの正体を知っているから、かなり心強いのかな。
知っていても、スザクがゼロの正体を明かす事は無いのでしょうけど。
コーネリアはどうしてるでしょうか。何処かでギルフォードと2人で、仲むつまじくささやかに生活か?

――調子のいい話よね。
――でも、だからこそ、みんなは過去に囚われず先に進めるのかもしれない。
――計算通りだって、貴方は笑うのかしら?


会見の様子をテレビで見詰めるヴィレッタのお腹は大きくなっていた。
玉城の店で彼女と共にテレビを見詰める南や杉山。
さすがは玉城の店。混沌としています……何の店かさっぱり判りませんよ。あまり流行ってないんだろうね。
南はサラリーマンのようですが、杉山はギターをやっているようなので、ミュージシャン目差してるの?
扇とヴィレッタの結婚式はどうやら仏式。
てか、あのメンバーの中になんでVミーヤ・I・ヒルミックがいるの?
どう見てもただの教え子の一人で、式に参列する程仲は良くなかったよね。明らかに一人だけ浮いてるよ?
写真に星刻の姿がないので、死亡説も上がってますが、微妙だなぁ。
結婚式はあの後直ぐぐらいだろうから、そんなに早く死ぬとも考えにくい。
ジノとカレンが一緒に並んでいる事から、2人の付き合っているというのは無さそうかな。あったら、ルルの写真をあんなボードの真ん中に貼ってないような……

――もちろん、色んな問題は残っているけど。

アーニャはジェレミアと共に片田舎でオレンジ畑を運営していた。
ジェレミア……流石オレンジという称号を名誉なものとしただけあって、オレンジ畑始めちゃいました。
彼はルルーシュに最後まで従った者なのに、ただ簡易の剥奪とかだけで住んだのだろうか。
その辺りはナナリーが上手く立ち回って、ルルーシュの意志を汲んで助けたのかな。アーニャが一緒なのは、彼が記憶を取り戻してくれたからか?
結構以外な組み合わせ。

――それでも……

太陽に接近して燃え尽きるダモクレス。


田舎の麦畑の間を進む荷馬車の荷台の麦の上に、C.C.は一人寝そべっていた。

――ギアスという名の王の力は、人を孤独にする。
――少しだけ違っていたか。
「なぁ……ルルーシュ」
何故最後だけ声にしたのか、そして一瞬表情が動いたようにも感じられる。
色々なところで、憶測も上がっていますが、真実は視聴者に任せる、という事なんでしょう。真っ当に考えれば、あの状況下で助かる筈もない。
遺体だって回収する事は不可能に近いわけだし。クローンというのも考えにくい。と、なると不死になったと考えるのが妥当で。完全に可能性ゼロだと否定しきる事も出来ないわけで……個人的には死んでいた方がいいけどね。
C.C.の事を考えると、生きている方が……

エンディングで最後のカットで立っている少女は誰なんでしょうか?
ナナリーは立てないから、C.C.?

そしてエンドカードはC.C.。
いつもの「また見てギアス」から「ありがとギアス」に変わっていました。

遂に最終回
やはり自己犠牲という形で終局しました。

ルルーシュはこれまでやってきた事から、生かして終わらせるわけにはいかなかったのでしょう。
そしてスザクも、スザクとして生きる事はもう出来ない。
カレンや藤堂たちはその正体に気付いているものの、彼女たちに明かす事も一生ないまま、誰にも知られないように生き続けるしかない。
明確に知っているのはC.C.とジェレミア。それにロイドとセシルの二人ぐらいか。ニーナが知っているのかどうかは不明。
ルルーシュが死ぬとはわかっていたものの、ナナリー号泣シーンでは涙がウルウルしてしまう。

描写されていない他の人々はどうしているのだろうか。
リヴァルは学生を続けているとして、ニーナも学生に戻ったのか?
ロイドとセシルはブリタニアで科学者を続けているのだろう。
黒の騎士団の藤堂とかその他の面子は多くが、黒の騎士団を続けているのだろうか。
戦いが終わっても、超合衆国が残る以上、黒の騎士団は形式上残さないとまずいいだろうから。
ジノなんかは謎だな。この辺もDVD特典で紹介されたりする事を期待しよう。


次回からはガンダム00 セカンドシーズン 開始。

当然のように生き残っている前作の4名。
すっかり仮面の人になったグラハム。バレバレですが、正体不明となっているらしい。
一番気になったのは、ビリーとスメラギが大人の関係になっている事なんですが……何があったら、そんな関係に……

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アニメ 感想 レビュー 第25話