マクロスF（フロンティア） #20「ダイアモンド・クレバス」
「なぁ、アルト。人を本気で好きになるのは、命がけなんだな」
美星学園でのライブを終えたランカは自分の気持ちを告げる為、アルトの下へと向かうランカ・リー。
ランカのライブをステキなステージだったというシェリル・ノームに、早乙女アルトはまた歌いたくなったかと問いかける。
だが、歌う事を止めたという姿勢を崩さないシェリル。
体調の崩しているシェリルがふらつく。
シェリルの身体を支えるアルトは「嘘を吐くな」と優しく語りかける。
「お前が歌を捨てられる筈がない。
じゃなきゃ、お前の歌があんなに沢山の人間に届くものかよ。
俺だって舞台に立っていた人間の端くれだ。
本物と偽物の違いぐらい、判る」
シェリルの歌を認めるアルトの言葉に瞳を潤ませるシェリル。
だが、そこにランカが姿を現してしまった。
三角関係の話は、とかく間が悪いというのがお約束なのです。
に、してもアルトはは舞台に立っていた端くれどころか、かなりスポットを浴びる場所にいただろう。
『アナタノオト／ランカ･リー=中島愛』が耳から離れない。
この歌は中毒性が強いです。最強の中毒ソングはニンジーンだったけど。
立ち去ろうとするミハエル・ブランの服を掴んだクラン・クラン。
「お前はどうなんだミシェル……
お前の声は何処にある！」
ここにきて、クランがついにミシェルにアタック開始です。
その場から逃げ出してしまうランカだが、段差に足を取られて転んでしまう。
「やだ、もう……死んじゃいたい」
そんなランカの呟きに反応するかのように、艦内に生息していたバジェラたちがついに活動を始める。
ハワード・グラス大統領暗殺を狙うスナイパーだが、突然現れたバジェラによって殺害される。
バジェラによる襲撃で町が破壊される。
突然の始まったバジェラとの抗戦。
戦場となる美星学園。兵士達は第２形態のバジェラの前に倒されていく。
突然の状況に驚くハワードは、部下に命じてバジェラの襲撃を回避する。
ハワードを殺害したと思い込んでいたレオン・三島は部下たちにオズマ・リーとキャサリン・グラスを拘束させる。
だが、そこにハワードから連絡が入る。暗殺の失敗に愕然となるレオン。動揺する兵士達の一瞬の隙を付き、オズマはキャシーと共に兵士達を殴り倒して逃走する。
そういえば、キャシーも護身術を身につけているんですよね。
アルトはランカに歌うように勧める。
「この街を守る為だ。みんなのために、頼む」
アルトの為に歌うと決意したランカは、そんなアルトの言葉に心がくじける。
相変わらず空気の読めない男、アルト。
「歌え……ないよ。こんなんじゃ歌えないよ！
私……私、もうイヤだ、こんなの
私はバジェラと戦う為の道具じゃない！
こんなのもうイヤだよぉ！」
泣きじゃくるランカに、歩み寄ったシェリルがその頬を力一杯平手打ちする。
突然の事で正気に戻ったランカに対して、プロであるのだからしっかりするように、そしてランカの歌には自分には望んでも得られない力がある事を語る。
本当ならシェリルが欲しかった力、というのは確かですしね。今でもその力あればと思っているのだろう。
２人の言葉に押されて『アイモO.C.』を奏でるランカ。
だが、歌いながらも「胸が痛い」と感じるランカ。
その悲痛な歌声はバジェラを鎮めるどころか、逆にバジェラを興奮状態へと導いてしまう。
そして大量のバジュラが街中に現れる。
感情が歌の力に影響を与える事を認識していないランカは、バジェラ達の様子に驚く。
オズマはバジェラに蹂躙される町の様子に、11年前の第117調査船団の再来を感じる。
レオンはグレイスに彼女の仕業かと問い合わせるが、これはグレイスにとっても入れギャラーの出来事だった。
ハワードの生存について手を貸そうかというグレイスに、レオンは自分で始末を付けると語る。
「この混乱は天の配才だ！」
レオンは混乱に乗じてハワードを抹殺するべく、部下を引き連れて出る。
危険すぎるよ、この男。しかし何げに軍部に対してかなり根を張り巡らせていたのですね。
内部でのバジェラ襲撃をきいたS.M.Sのマクロス25は引き返そうとするが、そこにデフォールド反応が現れ、バジェラたちが出現する。
まさに前門の虎後門の狼という状態。もしくは内憂外患。
四面楚歌でも可。
ミシェルやルカ・アンジェローニと合流を果たすアルトたち。
ルカは艦内で繁殖していた可能性を語る。
銃でバジェラたちと戦うアルトたちはS.M.Sの基地へ向かい、体勢を立て直そうとする。
歌が通じず落ち込んでいるランカを松浦ナナセが調子が悪かっただけ、「ランカさんの歌はみんなの希望なんですから」と慰める。そんなナナセの言葉に「希望」と暗い表情で呟く。
ランカの歌が通用しなかったのは出力不足かもしれない考えるルカ。
S.M.S.の基地へ向かおうとする彼らだが、被爆の崩落によって取り残されるシェリルと傷ついた松浦ナナセ。
シェリルは自分たちを残して先へと進むようにアルトに告げる。
「アタシを誰だと思ってるの」
気丈に振る舞うシェリルの意志を汲み、「必ず助けに来る」と誓って駆け出すアルト。
シェリル達の様子に惚けていたランカの腕を引いて走るアルト。ランカはそんなアルトの手のぬくもりに、懐かしいものを感じ取っていた。
いよいよランカの記憶が完全復活するのも秒読みですね。
それにしてもルカは最終回までに告白することが出来るのだろうか？
新たなバジェラと戦うS.M.Sだが、護衛艦もやられていき、遂に防衛網を突破されてバジェラは船団へと向かう。
状況はまさに最悪です。
彼らの様子を見詰めるブレラ・スターンはランカを救助に行こうとする。
だがフロンティアにはまだ壊滅してもらっては困るグレイス・オコナーは外部からの襲撃を受けて、彼をそちらの防御に回す。
バジェラはリトル・クイーンであるランカには危害を加えないと告げるグレイス。強制モードにされるのを望まないブレラは、彼女の指示に従う他なかった。
ブレラは身体が機械の上、グレイスたちの手によるものだから、簡単に操られてしまうのか。と、なると彼の末路はランカの為にグレイスに反逆して死亡しか残されていないような……
指揮機能をバトルフロンティアに移したハワードだが、それを出迎えたレオンとその部下によって殺害されてしまう。
なんとか逃れたかと思ったけど、やはり死んでしまいましたよ。
S.M.Sの基地にたどり着いたアルトたちだが、そこではS.M.Sの人員が命を落としていた。その様子に戦うのも死ぬのも兵隊だけで十分だと涙を流すミシェル。
そんなミシェルに落ち着くように告げる。
残された武器は略式のEX-ギアと、バルキリー用の武器のみ。それをきいたクランは上等だ語る。
クラン、巨人化して戦う、ですね。
政府要人や大統領の家族専用に作られたバトルフロンティアへの近道を通るオズマとキャシーは、そこで射殺された父ハワードたちの遺体を目にする。
次回あたりはキャシー達による報復戦だろうか。なんにせよ、レオンは一時的に実験握るけど、死亡は確定だろうな。オズマ達が殺してしまうと問題が出るから、バジェラに殺されてしまう可能性が高いけど。
服を脱いでメルトランディ化に備えるクランは、ミシェルに先ほどの質問の答えを求める。
「お前の声はどこにある！」
「行方不明で現在捜索中さ。そんなもんあったかどうか、俺自身忘れちまったがね」
「なるほど、確かにお前は、臆病者だ！」
少しおどけて語るミシェルの腹を力一杯殴りつけるクラン。
痛みで身体を二つに折ったミシェルに、クランはキスをする。
「私は、お前が好きだミシェル」
こんな事態で突然告白されて驚くミシェルに、こんな時だからこそ告白したのだという。
「いいかミシェル、よく覚えておけ。
アルト、貴様もだ！
ミシェル……死ぬが怖くて、恋が出来るかー！！！」
クランは叫びながらダッシュする。残された３人は頬を染めながら唖然とする。
照れすぎですよ、姉さん。
シェルターに避難していたシェリルとナナセ。
そこではランカに期待する声と、「話がうますぎると思った」と非難する声が上がり始める。爆発と衝撃に悲鳴をあげる人々。
大衆なんて、こんなものです。都合がよければ祭り上げるが、駄目な結果になると途端にそっぽを向く。今のシェリルも似たような状況。
現実世界ではオリンピックの選手がそうだよね。中国に選手とか、日本でも何名かそんな目にあってる選手がいるね。
衝撃が起きた時に、ナナセを自分の身体で守ろうとするシェリルはなかなかに立派です。正直、ナナセとはそれほど交流のある間柄ではなかった筈なんだけど。アルトたちと一緒にいる時に、一緒になる事がある、程度の間柄の筈。
死の不安を覚える幼い少女エディと、そんな少女を命に代えても守るという父親の会話から、アルトの言葉を思い出すシェリル。
「まだ、届くと思う？」
母の形見だというイヤリングを見詰めるシェリル。
もしかすると、母親の形見ではなく、マオ・ノームのイヤリングなのか？ 母親がフォールド・クウォーツなど持っている筈がないから、グレイスがノーム姓を与えて母親の形見として持たせた可能性があるのかな。
本当にマオ・ノームの子供という事はないだろうし。
――ランカちゃん、あなたが希望の歌姫なら、私は絶望の中で歌ってみせる。
イヤリングをつけて『ダイアモンド クレバス』歌い始めるシェリルの歌声に、不安の声を上げていた人々が静まる。
銀河の妖精、ついに復活です。て、社長も一緒に避難してたんだ。
なんかシェリルも最後には病死とかなりそうで怖いんですけど……治療方法が無いから、歌姫として銀河を飛び回るラストというのはないだろうと思うのだけど。
最後の時まで歌い続けたい、とか行って飛び回る可能性はありえるのかな。
命を賭けて戦う者たち、愛する者の死に嘆く者。
そしてメルトランディへと変わるクラン。
クランを守って戦うアルトとミシェルだが、壁を破壊して出現するバジェラ。背後を突かれた形となってしまうが、咄嗟に守りに行くミシェル。
攻撃がクランの入るカプセルに被弾していく中、必死に防戦を続けるミシェルの様子に喜びを覚えるクラン。だが、無情にも第２形態のバジェラの爪がミシェルの身体を貫く。
更にクランへと襲いかかろうとするバジュラだが、ミシェルは傷を押してバジェラに体当たりすると、ゼロ距離射撃を行ってバジェラを殺害する。バジェラの死による爆発で穴の空く外壁。
「ゴメンな……クラン。
今まで、言えなくて。
俺も……俺も、お前の事……
……愛してる」
破壊された外壁から宇宙へと飲み込まれていくミシェルの姿に、クランの叫びがこだまする。
ミシェルを救おうと手を伸ばすアルトだが、その手は届かない。艦外へと消えるミシェルの姿、そして開いた穴が自動的に修復されていく。
「ミシェェェェル！！！」
まさかここでミシェル退場とは……死にそうだったオズマやルカが生き残り、ミシェルが死んでしまったよ。
唯一人の心を察する事が出来て、シェリルのためにも色々と動いていてくれた奴なのに。自分に素直になった途端に死んでしまった。
外で戦っている人間に救われる、なんて事はないよ。
彼もゼルトランディの血を引いているから、スーツ無しでも多少は生き残る事が出来るかもしれないけど。
ミシェルの死がショックで直ぐに寝付けなかったよ……
ルカやオズマの時のような大量死亡フラグではなく、かすかな死亡フラグで死んでいってしまった。
良い奴だったのに。
ランカ=中島愛は好きなキャラクターだっただけにショックだったろうな。
個人的にもミシェルは主要３キャラの次に死んで欲しくなかったキャラクターだったのに。
シェリルやアルトの事を気を使ったり、ルカの異変に気付いて声を掛けたりまとめ役だったのに。
各所ではゼントラーディの血を引くことで宇宙でも生き残れる可能性に賭ける人が多いですね。しかし問題は宇宙で生きれる云々より、傷のほうです。腹に風穴が開いているので、早々に救助されて治療しないと、出血死します。
エンディングテーマはもちろん、挿入歌となっていた『ダイアモンド クレバス』がそのままEDとなりました。
ようやくシェリルが浮上したかと思いきや、今回はランカが凹み。
しかし次回はアルトの横で頬を染めていたりして、アルトの言葉でまた浮上するっぽい。
劇中で『ライオン』が歌われるのはもう２、３話先になりそうかな。
次回 第21話「蒼のエーテル」
残り４、５話でどう決着つけるんだろうか。
次回はバトルフロンティアでランカの歌を使うことで、ひとまず戦闘が終結するのかな。ただその為にはランカの精神面をプラスに転換しないといけないので、その辺は今回のミシェルの死が影響するのか、アルトが励ますのか、それともブレラが関与してくるのか。
大統領を殺害したレオンたちがどうなるのか、という点もあるか。
シェリルは今回の一件で、また人気再浮上というところでしょうか。
ランカのラストはエルモの下で再出発で確定だとして。
問題はシェリルの方だよね。
シェリル死亡により、トライアングラーに終止符が打たれるというラストだけは勘弁して欲しいな。
トライアングラーはシェリルルートと信じたいが、どうもランカルートに入っている気がするな、やっぱり。
やはり２クールは少ないよね。話がマクロス７などに比べてかなり駆け足の作りになってしまっている。
折角の記念作品なんだから１年でやって欲しかったな。
「マクロスＦギャラクシーツアーFINAL」開催決定!!
10.13(祝)at横浜パシフィコ
10.22(水)at大阪厚生年金大ホール
詳しくは次週21話の放送、または公式サイトをご覧下さい。
ま、随分前から公式サイトでは発表になってましたけどね。
大阪は何故か平日、しかも厚生年金ですよ。あそこならまだZEPP OSAKAの方が入りそうじゃないか？
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アニメ 感想 レビュー 第20話
美星学園でのライブを終えたランカは自分の気持ちを告げる為、アルトの下へと向かうランカ・リー。
ランカのライブをステキなステージだったというシェリル・ノームに、早乙女アルトはまた歌いたくなったかと問いかける。
だが、歌う事を止めたという姿勢を崩さないシェリル。
体調の崩しているシェリルがふらつく。
「お前が歌を捨てられる筈がない。
じゃなきゃ、お前の歌があんなに沢山の人間に届くものかよ。
俺だって舞台に立っていた人間の端くれだ。
本物と偽物の違いぐらい、判る」
シェリルの歌を認めるアルトの言葉に瞳を潤ませるシェリル。
だが、そこにランカが姿を現してしまった。
三角関係の話は、とかく間が悪いというのがお約束なのです。
に、してもアルトはは舞台に立っていた端くれどころか、かなりスポットを浴びる場所にいただろう。
『アナタノオト／ランカ･リー=中島愛』が耳から離れない。
この歌は中毒性が強いです。最強の中毒ソングはニンジーンだったけど。
立ち去ろうとするミハエル・ブランの服を掴んだクラン・クラン。
「お前はどうなんだミシェル……
お前の声は何処にある！」
ここにきて、クランがついにミシェルにアタック開始です。
「やだ、もう……死んじゃいたい」
そんなランカの呟きに反応するかのように、艦内に生息していたバジェラたちがついに活動を始める。
ハワード・グラス大統領暗殺を狙うスナイパーだが、突然現れたバジェラによって殺害される。
バジェラによる襲撃で町が破壊される。
突然の始まったバジェラとの抗戦。
戦場となる美星学園。兵士達は第２形態のバジェラの前に倒されていく。
突然の状況に驚くハワードは、部下に命じてバジェラの襲撃を回避する。
だが、そこにハワードから連絡が入る。暗殺の失敗に愕然となるレオン。動揺する兵士達の一瞬の隙を付き、オズマはキャシーと共に兵士達を殴り倒して逃走する。
そういえば、キャシーも護身術を身につけているんですよね。
アルトはランカに歌うように勧める。
アルトの為に歌うと決意したランカは、そんなアルトの言葉に心がくじける。
相変わらず空気の読めない男、アルト。
私……私、もうイヤだ、こんなの
私はバジェラと戦う為の道具じゃない！
こんなのもうイヤだよぉ！」
泣きじゃくるランカに、歩み寄ったシェリルがその頬を力一杯平手打ちする。
突然の事で正気に戻ったランカに対して、プロであるのだからしっかりするように、そしてランカの歌には自分には望んでも得られない力がある事を語る。
本当ならシェリルが欲しかった力、というのは確かですしね。今でもその力あればと思っているのだろう。
だが、歌いながらも「胸が痛い」と感じるランカ。
その悲痛な歌声はバジェラを鎮めるどころか、逆にバジェラを興奮状態へと導いてしまう。
そして大量のバジュラが街中に現れる。
感情が歌の力に影響を与える事を認識していないランカは、バジェラ達の様子に驚く。
オズマはバジェラに蹂躙される町の様子に、11年前の第117調査船団の再来を感じる。
レオンはグレイスに彼女の仕業かと問い合わせるが、これはグレイスにとっても入れギャラーの出来事だった。
ハワードの生存について手を貸そうかというグレイスに、レオンは自分で始末を付けると語る。
「この混乱は天の配才だ！」
レオンは混乱に乗じてハワードを抹殺するべく、部下を引き連れて出る。
危険すぎるよ、この男。しかし何げに軍部に対してかなり根を張り巡らせていたのですね。
まさに前門の虎後門の狼という状態。もしくは内憂外患。
四面楚歌でも可。
ミシェルやルカ・アンジェローニと合流を果たすアルトたち。
ルカは艦内で繁殖していた可能性を語る。
銃でバジェラたちと戦うアルトたちはS.M.Sの基地へ向かい、体勢を立て直そうとする。
ランカの歌が通用しなかったのは出力不足かもしれない考えるルカ。
S.M.S.の基地へ向かおうとする彼らだが、被爆の崩落によって取り残されるシェリルと傷ついた松浦ナナセ。
シェリルは自分たちを残して先へと進むようにアルトに告げる。
気丈に振る舞うシェリルの意志を汲み、「必ず助けに来る」と誓って駆け出すアルト。
いよいよランカの記憶が完全復活するのも秒読みですね。
それにしてもルカは最終回までに告白することが出来るのだろうか？
新たなバジェラと戦うS.M.Sだが、護衛艦もやられていき、遂に防衛網を突破されてバジェラは船団へと向かう。
状況はまさに最悪です。
彼らの様子を見詰めるブレラ・スターンはランカを救助に行こうとする。
だがフロンティアにはまだ壊滅してもらっては困るグレイス・オコナーは外部からの襲撃を受けて、彼をそちらの防御に回す。
ブレラは身体が機械の上、グレイスたちの手によるものだから、簡単に操られてしまうのか。と、なると彼の末路はランカの為にグレイスに反逆して死亡しか残されていないような……
なんとか逃れたかと思ったけど、やはり死んでしまいましたよ。
そんなミシェルに落ち着くように告げる。
残された武器は略式のEX-ギアと、バルキリー用の武器のみ。それをきいたクランは上等だ語る。
クラン、巨人化して戦う、ですね。
政府要人や大統領の家族専用に作られたバトルフロンティアへの近道を通るオズマとキャシーは、そこで射殺された父ハワードたちの遺体を目にする。
次回あたりはキャシー達による報復戦だろうか。なんにせよ、レオンは一時的に実験握るけど、死亡は確定だろうな。オズマ達が殺してしまうと問題が出るから、バジェラに殺されてしまう可能性が高いけど。
「お前の声はどこにある！」
「行方不明で現在捜索中さ。そんなもんあったかどうか、俺自身忘れちまったがね」
「なるほど、確かにお前は、臆病者だ！」
少しおどけて語るミシェルの腹を力一杯殴りつけるクラン。
痛みで身体を二つに折ったミシェルに、クランはキスをする。
「私は、お前が好きだミシェル」
こんな事態で突然告白されて驚くミシェルに、こんな時だからこそ告白したのだという。
「いいかミシェル、よく覚えておけ。
アルト、貴様もだ！
ミシェル……死ぬが怖くて、恋が出来るかー！！！」
クランは叫びながらダッシュする。残された３人は頬を染めながら唖然とする。
照れすぎですよ、姉さん。
そこではランカに期待する声と、「話がうますぎると思った」と非難する声が上がり始める。爆発と衝撃に悲鳴をあげる人々。
大衆なんて、こんなものです。都合がよければ祭り上げるが、駄目な結果になると途端にそっぽを向く。今のシェリルも似たような状況。
現実世界ではオリンピックの選手がそうだよね。中国に選手とか、日本でも何名かそんな目にあってる選手がいるね。
衝撃が起きた時に、ナナセを自分の身体で守ろうとするシェリルはなかなかに立派です。正直、ナナセとはそれほど交流のある間柄ではなかった筈なんだけど。アルトたちと一緒にいる時に、一緒になる事がある、程度の間柄の筈。
死の不安を覚える幼い少女エディと、そんな少女を命に代えても守るという父親の会話から、アルトの言葉を思い出すシェリル。
「まだ、届くと思う？」
母の形見だというイヤリングを見詰めるシェリル。
もしかすると、母親の形見ではなく、マオ・ノームのイヤリングなのか？ 母親がフォールド・クウォーツなど持っている筈がないから、グレイスがノーム姓を与えて母親の形見として持たせた可能性があるのかな。
本当にマオ・ノームの子供という事はないだろうし。
――ランカちゃん、あなたが希望の歌姫なら、私は絶望の中で歌ってみせる。
銀河の妖精、ついに復活です。て、社長も一緒に避難してたんだ。
なんかシェリルも最後には病死とかなりそうで怖いんですけど……治療方法が無いから、歌姫として銀河を飛び回るラストというのはないだろうと思うのだけど。
最後の時まで歌い続けたい、とか行って飛び回る可能性はありえるのかな。
そしてメルトランディへと変わるクラン。
攻撃がクランの入るカプセルに被弾していく中、必死に防戦を続けるミシェルの様子に喜びを覚えるクラン。だが、無情にも第２形態のバジェラの爪がミシェルの身体を貫く。
更にクランへと襲いかかろうとするバジュラだが、ミシェルは傷を押してバジェラに体当たりすると、ゼロ距離射撃を行ってバジェラを殺害する。バジェラの死による爆発で穴の空く外壁。
今まで、言えなくて。
俺も……俺も、お前の事……
……愛してる」
破壊された外壁から宇宙へと飲み込まれていくミシェルの姿に、クランの叫びがこだまする。
ミシェルを救おうと手を伸ばすアルトだが、その手は届かない。艦外へと消えるミシェルの姿、そして開いた穴が自動的に修復されていく。
「ミシェェェェル！！！」
まさかここでミシェル退場とは……死にそうだったオズマやルカが生き残り、ミシェルが死んでしまったよ。
唯一人の心を察する事が出来て、シェリルのためにも色々と動いていてくれた奴なのに。自分に素直になった途端に死んでしまった。
外で戦っている人間に救われる、なんて事はないよ。
彼もゼルトランディの血を引いているから、スーツ無しでも多少は生き残る事が出来るかもしれないけど。
ミシェルの死がショックで直ぐに寝付けなかったよ……
ルカやオズマの時のような大量死亡フラグではなく、かすかな死亡フラグで死んでいってしまった。
良い奴だったのに。
ランカ=中島愛は好きなキャラクターだっただけにショックだったろうな。
個人的にもミシェルは主要３キャラの次に死んで欲しくなかったキャラクターだったのに。
シェリルやアルトの事を気を使ったり、ルカの異変に気付いて声を掛けたりまとめ役だったのに。
各所ではゼントラーディの血を引くことで宇宙でも生き残れる可能性に賭ける人が多いですね。しかし問題は宇宙で生きれる云々より、傷のほうです。腹に風穴が開いているので、早々に救助されて治療しないと、出血死します。
エンディングテーマはもちろん、挿入歌となっていた『ダイアモンド クレバス』がそのままEDとなりました。
ようやくシェリルが浮上したかと思いきや、今回はランカが凹み。
しかし次回はアルトの横で頬を染めていたりして、アルトの言葉でまた浮上するっぽい。
劇中で『ライオン』が歌われるのはもう２、３話先になりそうかな。
次回 第21話「蒼のエーテル」
残り４、５話でどう決着つけるんだろうか。
次回はバトルフロンティアでランカの歌を使うことで、ひとまず戦闘が終結するのかな。ただその為にはランカの精神面をプラスに転換しないといけないので、その辺は今回のミシェルの死が影響するのか、アルトが励ますのか、それともブレラが関与してくるのか。
大統領を殺害したレオンたちがどうなるのか、という点もあるか。
シェリルは今回の一件で、また人気再浮上というところでしょうか。
ランカのラストはエルモの下で再出発で確定だとして。
問題はシェリルの方だよね。
シェリル死亡により、トライアングラーに終止符が打たれるというラストだけは勘弁して欲しいな。
トライアングラーはシェリルルートと信じたいが、どうもランカルートに入っている気がするな、やっぱり。
やはり２クールは少ないよね。話がマクロス７などに比べてかなり駆け足の作りになってしまっている。
折角の記念作品なんだから１年でやって欲しかったな。
「マクロスＦギャラクシーツアーFINAL」開催決定!!
10.13(祝)at横浜パシフィコ
10.22(水)at大阪厚生年金大ホール
詳しくは次週21話の放送、または公式サイトをご覧下さい。
ま、随分前から公式サイトでは発表になってましたけどね。
大阪は何故か平日、しかも厚生年金ですよ。あそこならまだZEPP OSAKAの方が入りそうじゃないか？
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