──獣人には二通りある。
──人間を支配する獣人と…
最果ての地で狼獣人の支配する監獄に捕らえられた『世界撲滅委員会』のモルテ・アーシェラと、彼女と関わった事により、仲間とみなされたキリエ・イルニスとトッピー・トプラン。
懸賞金目相手の狼獣人は彼女らを獣人たちによって構成される『世界救済委員会』に引き渡すつもりだった。
『世界撲滅委員会』を捕らえたという情報を得たナジャ・グレフとリ・ア・ドラグネール。
狼獣人が金を要求していると知ったリ・アは力尽くで奪えば良いと言うが、ナジャはそれを批判。金で簡単に解決出来るなら金で解決すれば良いという姿勢を見せていた。
他の凶悪な囚人と共に労働するモルテは、酷使されている女性の姿を目撃する。そんな女性囚人アヤを見詰める一人の看守シンの姿があった。
一方、キリエは厨房で三面六臂の大活躍で、料理長たちの方がタジタジ。
トッピーに至っては囚人たちは勿論、監視ですら恐れて近付こうとはしていなかった。
真面目に脱獄方法を模索していたのはモルテだけだったが、料理係として活躍したキリエが得ていた看守たちや牢獄の情報が思わぬ形で役に立つ。
荷物を取り戻すため、トッピーに穴を掘らせることにするキリエたち。「熊みたいな事は出来ないクマ」と抵抗するも、結局モルテに牢獄で悪名を馳せる勇者になりたいのか、と言われて穴を掘って進むことになる。
翌日、またもドジを踏んだアヤに看守が怒り、殴りつけようとする。
だが、そこにモルテが割って入ると、看守を投げ飛ばしてしまう。
騒ぎを起こしたモルテたちに、狼獣人は看守に検査を支持する。
穴を掘り進めたトッピーは看守室にたどり着くと、人目が無くなった間に鍵を盗みに動く。
囚人たちの調査を行う看守たちは、遂にキリエたちの牢までやってくる。
起きてこないトッピーを不審に思った看守が布団を捲ると、そこには眠っているトッピーの姿があった。
彼はしっかりと鍵を盗み出していた。
一方、シンはアヤの下に向かうと、彼女の牢に隠されていた秘密の抜け道を教えると、そこから『世界撲滅委員会』の3人と逃げるように伝える。
『世界撲滅委員会』の3人が一緒なら、その先にある扉の見張りぐらいならばどうにでもなる筈だった。
しかしそのキリエたちはトッピーの盗んできた鍵で牢から抜け出す。
脱出の前に荷物を取り返そうとした彼らは、そこで彼らに荷物を渡そうとしていたシンと遭遇してしまう。
シンの思惑を知らないモルテは彼を押さえつけて黙らせる。
その頃、別の看守たちは看守部屋の屋根にトッピーが開けた穴を見つけ、『世界撲滅委員会』の脱走を知る事になる。
警報が鳴り響き、自分たちの脱走が察知された事を知るモルテたち。
シンを人質にされて戸惑う看守達だが、監獄長である狼獣人の命令で、脱走を阻止する看守たちの銃撃を受ける。
が、そんな騒ぎの中、シンの作った脱出路を通って、アヤが看守たちの前に姿を現す。
女性を救うために、モルテはトッピーに見せ場を作れ、と彼を掴んで女性の側にいた狼獣人に投げつける。
司令塔を失った看守たちにモルテが切り込み、彼女たちは無事脱出を図る。
『世界救済委員会』の2人は『世界撲滅委員会』に逃げられたと知り、怒ったリ・アが狼獣人にお仕置きを行っていた。
3人と共に脱走する事になった女性と看守は、これから困難もあるだろうが、一緒に生きていく道を選び、2人で歩いていく。
2人が去った後、突然輝きだしたデストラクト・コードが春の町の光景を映し出し、『世界撲滅委員会』の3人は次の町へと向かう。 |
今回はもう一通りについて説明がありませんでした。
OP当初は
「支配される獣人」でラストには
「人間と共存する獣人」だったのではないかという気がします。
しかし実力的に考えても、簡単に捕まるような相手ではなかったと思われるのですが、なんで彼らは狼獣人に捕まったのだろうか。
罠にでも掛かったのか? 単純そうなメンバーばかりだからな。
モルテ達、捕まった当初は拘束しているのに、働かせる為にわざわざ拘束が解かれていますね。
最初の拘束して牢に入れておいたのには意味はあったのか?
トッピーはどんどん扱いが悪くなるな。
デストラクトコードの発動にはキリエが関わっているのかと思いきや、今回は特にそうした感じもなく、謎。
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