THE EYE OF JUDGMENT 神託のウィザード | ただのオタクと思うなよ

THE EYE OF JUDGMENT 神託のウィザード

THE EYE OF JUDGMENT(アイ・オブ・ジャッジメント) 神託のウィザード/ソニー・コンピュータエンタテインメント

¥4,980
Amazon.co.jp
帰ってきたPS3屈指の名作

 実に5日ぶりに書くブログになってしまったわけですが(たぶんこれまでの最長間隔)、私をそうさせてくれた原因は、4日前に買ったPSPのゲーム「THE EYE OF JUDGMENT 神託のウィザード」にあります。もうこれを買ってからこっち、頭の中身の半分はこのゲームのことばかり。

 え?そんなゲームなど聞いたことない?何がそんなに面白いのかって?いやこれがもう、大変なんですから林家三平です。

 早い話、1対1の対戦方式で、タテヨコ3×3の9つの枠を手持ちのカードを置きあって過半数、5つ先に置いた方が勝ちという至ってシンプルなゲームなのです。ただし、カードの種類は三百数十枚に及び、それぞれに細かい性能があってこれがゲームに複雑さを与えて、プレイすればするほど熱くのめり込んでしまう、きわめて毒性の強い代物なのです。

 ゲーム自体は2007年にPS3用に、PS3の高機能をフル活用した目玉商品できゲームとして発売されたもので、今回のPSP版はPS3版のカードを再調整して移植したものです。私はPS3版も早期に購入し、その当時もはまりまくりました。当時最大の売りだったのは、本物の紙のカードを使い、それぞれのカードに刷り込まれている特殊コードをPS3専用のwebカメラで読み込んで、テレビ画面上に3Dキャラとして浮かび上がらせるという、革命的な仕組みになっておりました。これもいわゆるAR(拡張現実)が使われていたんですね。3年も前にこんなことをやっていたソニーって、やっぱりすごいわ。

 ところが、その高性能さは価格にももろに跳ね返り、私のような狂ったゲーマー以外にはなかなか敷居の高い代物となってしまったのです。それでも、ゲーム内容自体は中毒性が強いほどによくできており、海外ではわりと受けがよかったようです。

 で、せっかく開発費もかけたゲームなんだから、このまま眠らせておくのはもったいないと、ソニーさんも考えたのでしょう。晴れてめでたく、PSP版として帰ってきたのです。PS3版ならではの見てくれの良さやカード所有感は失われてしまいましたが、その分新規参入者への敷居ががくんと下がり、ゲームのおもしろさでは絶対的自信のあるEOJは広く一般ゲーマーたちの前に現れたわけです。

 まあ、いわゆる「最新ゲーム」というわけでもないので、あまり派手な宣伝もしていないのは仕方ないところですが、すでにPSPをもっていてネットにつなぐ環境があるなら、ダウンロード版は3800円で手に入りますので「とりあえず手に入れてやってみるか」という需要には十分応えてくれるでしょう。もしこのブログを読んで来になったなら、是非遊んでみてください、そして、いつの日かオンライン対戦でお会いできたら嬉しいですね。

 まあ、こうして長々と私の自己満足ブログにつきあうより、まずは下のぶっ飛び動画で、その魅力に触れてみてください。