櫻井よしこ③
「気高く、強く、美しくあれ」 -日本の復活は憲法改正から始まる- 小学館 2006.08.20発行
-------本文の冒頭部分を引用----------------------------------------
未来に影をおとす現行憲法の価値観
未来に希望を託すことができるとき、人は安堵を得る。子供のなかに未来を切リ拓く力を見出すことができるとき、親は安心を得る。人は皆、愛する者の未来の確かさを願い、ふるさとや祖国の基盤の堅固なることを願う。
今、どれたけの日本の親が、故郷を愛する人が、或いはこの国の一員であることを誇りに思っている人が、愛する者やふるさとや祖国の未来を安堵し、次の世代に希望を繋ぐことができるだろうか。
私たちがこの国のあり様を大切なものだと感じていても、また私たちにそのように感じさせる豊かな文明と、誇るべき価値観を先人たちが育んできたとしても、そうしたことにもかかわらず、日本の未来への不安がじわりと頭をもたげてくることはないだろうか。
その種の不安を生み出す要因は単純ではないが、確かなことは日本国憲法が体現する価値観が日本の未来に影をおとす主たる元凶のひとつであることだ。
現行憲法は日本を日本となしてきたあらかたの価値観の否定の上に成り立っており、日本人の社会や日本国の基盤としては異形異質のものである。敗戦の結果として与えられた憲法は木についだ竹のように、幾世代がすぎても美しい花をつけ果実を実らせる樹木にはなり得ない。それは、日本人が日本人であることを止め、日本国が国家であることを止めるという結果をもたらすのみである。
だからこそ、私たちはいま、真剣に現行憲法をその根本の理念から考え直さなければならない。憲法改正は条文毎の見直しでは不十分で、国の形としての憲法をどのような精神と価値観で作りあげていくかをこそ、考えなければならない。私たちはまず、現行憲法がもたらした日本の憂うべき現状を正確に読みとることから始めなければならない。
---------引用以上---------------------------------------------------------
何度でも、繰り返し言いたい。
この現行憲法が、子供をスポイルする。
自分の国に誇りを持てなければ、自分の国を、先祖を、親を愛せなければ、子供の心は荒む。
「愛国心は戦争に通じる」「国旗掲揚、国家斉唱は平和の敵だ」と、現場の先生は信じている。
現場の先生自身が、洗脳に気付いていない。
子供を愛するがゆえに、愛国心は悪だと覚え込ませる。
先生本人自身が、反愛国教育が軍国化を防ぐ正しい道だと信じている。
現場の総ての先生が洗脳されている訳ではないだろう。
真実に目覚めている先生もおられる。
しかし、洗脳先生がひとりいるだけで、数十人の洗脳子供が再生産される。
今の憲法が日本人を、「卑屈に、弱く、醜く」している。
憲法精神に則った、教育基本法で子供の時から「反愛国」精神で育てられれば、ニート、無気力、子殺しの親が
自然発生してくる。
子供は、まっさらの状態で生まれてくる。
・テレビの影響
・教育の影響
を受けて、育っていく。
子供は悪くない。
教育とテレビ(の悪影響)が悪いのだ。