この世が終わるまでに 第十五話(星空に願いを)
作者:YUKI
小さな女のコは、二階のベランダから、星空を眺めていた。
「ねえねえ、パパ。いま、星が光ってたよ。キレイだね」
その横で、大統領は微笑んで言った。
「そうだね。あの光った星からも、きっと、この地球も光って見えてるんだよ」
「そうなんだ。それじゃ、その星の小さい子も、キレイだねって言ってるんだね」
大統領は、静かに頷いた。そして、その星達を、いつまでも眺めていた。
(エピローグ)
人の一生に終わりがあるように、光輝く星達にも、いつかは終わりがある。しかし、その終わりがすぐそばに来ているとしても、希望という光は絶える事なく、輝き続けていてほしい。
たとえ世界が終わっても、輝き続けてほしい……。
終り
次回作を楽しみにしていてください!
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