この世が終わるまでに 第五話(国家機密) | アドノベル作家YUKIの作品ブログ

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この世が終わるまでに 第五話(国家機密)

作者:YUKI


僕らは情報を集める為、僕と霞は、この国の核開発研究所へ向かい、時子と洋はK国へ向かった。
核開発研究所へ着いた僕らは、総責任者である副大統領のもとを尋ねた。「副大統領、大統領からパンドラの始動命令が出されました。情報を集めています。協力して頂けますね?」
しかし、その言葉を聞いて副大統領は、ニヤリと笑った。
「ふふふ……愚かな」
それを聞いた霞は、
「愚かなって……どう言う事ですか?」
「もう、今頃、遅いんだよ。K国との協定は、私とK国とで結ばれたんだよ。核戦争を引き起こす事を条件にね」
僕らは愕然とした。大統領も知らない所で、とんでもない協定が結ばれていたのだ。
副大統領は、続けて話し始めた。
「なぁに、我が国の地下シェルターに、私とK国の大統領、そして、一部の庶民だけが避難する。後は、勝手に世界で戦争してくれれば、じきに世界は滅びる。」
僕は、その言葉を聞いて副大統領の目的が理解できた。
「そして、貴方が世界を支配すると言う筋書きですか?」
「ひどい。自分の欲望の為に、世界を滅ぼすなんて……」
霞は、寂しそうに言った。
「ははは。御察しの通りだ。国家機密を知られたからには、生かしておくにはいかないな」
そして、副大統領は、僕達に銃口を向けた。


右矢印第6話 へつづく・・

第6話は10月26日に公開予定です。


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