昨年北岳に行く予定でしたが、息子が高校入試を控えていたため北岳行きの費用は夏期講習代に消えて幻となりました。
今年は息子も無事高校生に進級でき念願の南アルプスへ。
南アルプス北岳ピークハント登山!
日 程 2017/08/09(水)~2016/08/10(木)
北岳肩の小屋 1泊(素泊まり)
【1日目ルート】 8/9(水)
広河原➡白根御池小屋分岐➡大樺沢二俣➡小太郎尾根分岐➡北岳肩の小屋➡北岳山頂➡北岳肩の小屋 北岳肩の小屋泊
【2日目ルート】 8/10(木)
北岳肩の小屋➡小太郎尾根分岐➡白根御池小屋➡白根御池小屋分岐➡広河原
装備
ダウン ウルトラダウン レインウエア フリース ハードシェル シャツ アンダーウェア 手袋 靴下 ガソリンストーブ クッカー コーヒー 水1.0ℓ(ボトル) 水ペットボトル(500ml)×2 ポカリスエット(500ml×1) タオル 手ぬぐい ティッシュ ウエットティッシュ 救急用品(鍼 キネシオテープ 包帯 リバテープ) 地図 コンパス トランシーバー(アマチュア無線機) 登山届
食事
8/9分
朝食(調理パン) 昼食 自前(おにぎり、ウィンナー) 夕食 自炊(すき焼き さとうのごはん)
8/10分
朝食 持ち込み(調理パン) 昼食 カップヌードル(リフィル)
非常食
ぜんざい アルファー米
行動食
ウイダーinベイクドチョコ ドライマンゴー ピュレグミ ようかん ウォールナッツ
マーブルチョコレート アミノバイタル
台風接近で8/6出発を2日後ろ倒しにして8/8に変更しました。
8/8 21時半自宅出発
台風の影響で夜叉神~広河原まで落石で通行止めになってましたが、16時に解除になったので決行。
8/9 0時 芦安第2駐車場到着
出発時間まで仮眠します
04時50分目覚めるとタクシーに乗る登山者でざわざわしてました。タクシーは1台につき9人集まるまで待つシステムです。このとき0510分始発のタクシー8台がすでに満車でした。
出遅れた!と思い、係の方に聞いてみると0515分発にあと2台来るから並んで待ってってくださいということで、息子を急いで起こして待つとすぐタクシーが来ました。
ギリギリセーフで計画通り05時10分に出発!!
05時25分 夜叉神ゲート到着
夜叉神のゲートに着くと先発のタクシーがゲートが開くのを待ってました。
なんだ、05時30分にならないとゲートが開かないんだと思いました。
06時10分 広河原に到着!
インフォメーションセンターで持ってきたパンを食べ朝食を済ませ準備万端。
06時40分出発!
あれが目指す北岳だ!
いよいよアルプスデビュー・・・。
つり橋を渡って樹林帯を歩いていきます。日陰で気持ちいいのですが、雪解け水で川があふれて登山道は沢状態が続きます。
しばらくすると高山植物がお出迎え。
名前もわからない花ですが写真を撮りながらゆっくり登っていきます。
アルプスっぽくなってきました。
09時45分 大樺沢二俣到着
白根御池小屋分岐からここまで2時間30分
途中から急登になって予定より若干スローペースでの到着です。
休憩してマーブルチョコレートを食べようと思ったら・・・ない
積み忘れてしまったようです・・・トホホ⤵
ここから右俣コースに入ります。
右俣コースに入り急登が続きます。
雪渓が解けて川になっているのが見えます。
川ってこうやってできるんですね!!
急登が続いてとても苦しいのですが、稜線に出るまでの辛抱・・・とにかくガッツあるのみ!
でもなかなか雪渓からお別れできません。
11時24分 やっと雪渓とお別れできました。
ここから見る北岳が素晴らしいということでしたが、残念ながら雲に覆われて見えません。
ここからもう一息頑張らないと稜線には出られません。
12時10分 やっと草スベリとの合流地点に来ました。
ここが小太郎尾根分岐だと思いましたが、まだ尾根ではないので残念ながらもう少し登らないと・・・
12時47分 予定より約30分遅れで小太郎尾根分岐に到着
ここでやっと遅めの昼食です。
ここまであまり余裕がなく景色をよく見てこなかった気がします。
おにぎりを食べながらやっと落ち着いて稜線の景色を見ることができました。
13時10分 小太郎尾根分岐出発
楽しみにしてた稜線歩き。稜線を歩くって空中を散歩をしてる感じがしてとてもいい気持ちです。
この先に岩登りが見えます。
岩登りを超え後ろを振り返ると
こんな感じです。
そして花を見ながら登っていきます。
13時50分 北岳肩の小屋到着
肩の小屋のホームページを見たままの景色がそこにありました! 感動です!!
しかし予定より30分遅れの到着です。
宿泊の予約は肩の小屋にしてますが、休憩してとりあえず北岳山頂から北岳山荘を目指して登ることにしました。
14時15分 北岳肩の小屋出発
予定から45分遅れでの出発です。
見た目より急登って感じではないです。
14時40分 両俣小屋分岐到着
さらに花を見ながら、岩登りを繰り返しながら登っていきます。
15時20分 北岳山頂到着!! イエーイ!!
山頂は雲の中。微かに雲が薄くなることもありますが山頂からの景色は望めませんでした。
真上を見るとブルースカイ
まるで時間がゆっくり流れていくかのように雲が流れる。
山頂で長い時間過ごしました。
15時40分 北岳山頂出発
予定では北岳山荘に15時45分に到着でしたがかなり遅れてます。
戻るか行くか息子と相談して結局約1時間先の北岳山荘に行くことにしました。が、少し下ったところでガスが濃くなり視界が悪くなったため安全を考え肩の小屋に戻ることにしました。
16時30分 北岳肩の小屋到着
手続きを済ませ部屋に。 部屋の宿泊者は5組で余裕でした。
荷物を置き夕飯の支度にとりかかります。夕飯はもちろん自炊の「すき焼き鍋」でーす!
ほうとう鍋にしたかったのですが、横浜ではこの時期ほうとうが売ってませんでした。
オプティマスNOVAのガソリンストーブを標高3000mで使うのが初めてで、ポンピング後プレヒートをしてつけようと思ったら一瞬着いて消えてしまいました。気圧のせいか、プレヒート不足かわかりませんがとりあえずさらに加圧して着け直しました。
すき焼きをガツガツ食べていると目の前にブロッケン現象が現れました。
踊ってみると影も踊っていました。 わたしと息子の影でした。 (笑)
丁度わたし達が食事をしているテーブル席でブロッケンが出ているのです。
めっちゃ感動です。ブロッケン初体験!!
北岳山荘に行かなくて よかった!
食事後は夕日を見ながら北岳の肩を堪能
この後星空を眺めました。北斗七星はよく見えましたがガスっていたのと、月が上ってきたので天の川は見ることができませんでした。
相部屋になった単独行の女性から翌日山頂までどうですか?と言われましたが、残念ですが下山しますとお断りしました。その女性の翌日の行程は北岳→間ノ岳→北岳→北岳肩の小屋泊 肩の小屋に2泊するとのことでした。 もう一度山頂に行くなら北岳山荘に行ってたんだけどなぁ~・・・
その後9時に就寝。
8/10 04時30分に目覚めました。
外に出てみると、ご来光を見ようとみんな待ち構えていました。
息子を起こしてわたし達もご来光を拝むことにしました。
素晴らしいご来光と雲海に浮かぶ富士山を拝むことができました。
北岳の肩からのご来光と景色を堪能した後、寒い中コーヒーを沸かしパンを食べ朝食を簡単に済ませました。
06時45分 北岳肩の小屋出発。
いよいよ北岳ともお別れです。
07時33分 草スベリとの分岐に来ました。
この景色はアルプスっぽくて好きです。
07時35分 草スベリコースへ出発
このルートはかなり急な下り坂でしたが、やっと御池小屋が見えてきました。
08時50分 御池小屋に到着。
ここで少し休憩します。4人家族の登山客がソフトクリームを食べてました。
09時05分 御池小屋出発
巻き道のような森林を歩いていきます。
巻き道のようなルートが終わるとまた急な下りが続きます。
途中でカミキリムシを2匹見かけました。
11時00分 御池小屋分岐に到着。
急な下りと葛藤しつつ3本の沢に近づいたり離れたりしながらやっと下りてきました。
ルートの途中にベンチが2か所ありました。
ここから広河原まであと少し。
さあ、もうひとガンバリ・・・
11時30分 広河原に到着!!
広河原に着きましたがバスの出発時間に間に合いませんでした。
でも相乗りタクシーが待機していて、9人集まって11時45分芦安に向け無事出発できました。
今も自宅近くの坂道を歩いているとあの時の稜線を思い出します。
今回は大腿四頭筋へのテーピングをせず、腰と下肢に円皮鍼を貼るだけで登山に挑みました。これだけで大腿四頭筋の疲労度がかなり軽減されます。
それと登山のための足づくりを3月からしてきたおかげで登れたと思います。話が前後しますがこれらの登山も紹介していきたいと思います。
来年は北アルプスの山に行きたいなぁー