超円高時代、海外に本格的な日本人街の建設を | 世界に通用する日本人の作り方

超円高時代、海外に本格的な日本人街の建設を

円高が止まりません。戦後最高値を更新しました。世界を見るとこれからも進んでいくのは間違いありません。政府には無い知恵を絞って対策を考えてもらい、少しでも進行を抑えてほしいところです。

しかし、どれほど日本が頑張っても焼け石に水というのが現実です。理想を追求しつつ、同時に現実も受け止めなければいけません。

つまり、日本は円高に対して悲観的だけになるのではなく、円高を利用するべきです。ここに知恵を集めるべきです。

円高ということは、外国を安く買えるということです。日本の世界戦略にプラスとなるはずです。日本の中から世界を見るから悲観的になります。上から世界地図を見てみましょう。日本が世界で活躍できるチャンスがあるはずです。

まず最初に思い浮かぶのが外国企業の買収です。どうせなら一流企業を買収するのが手っ取り早いです。Googleがモトローラを買収します。日本企業はサムスンを買収したらどうですか。ウォン安でしょう?日本の企業が団結すれば買えるのでは??敵対的買収になるから難しいかもしれませんが、それぐらいの発想がほしいということです。

円高のために日本の工場の海外移転が進みそうです。企業は利益を追求しないといけないので、非難はできません。日本の産業の空洞化、景気後退、失業者の増加が心配されます。これを避けるためには、工場と労働者と住民が町ごと海外に移転すれば良いのです。そうすれば、国全体のGDPは低下しても、日本人一人当たりのGDPは低下しません。景気は後退しないし、失業者が増えることもありません。

問題は、日本人は日本が好きだということです。外国語も苦手です。私が2年以上アメリカに住んで思うことは、アメリカのどこが世界一なのか、日本の方が圧倒的にすごいじゃないかということです(外国人は日本のことを全く知らないので、アメリカが世界一だと勘違いしています)。日本人はふるさと日本を離れたくありません。

それなら、外国に日本を作ってしまおうということです。外国語を使わなくても済むような日本人街を作るのです。

ヒントはハワイにあります。あそこはアメリカですか?日本でしょう??英語は必要ないし、日本人学校も中学まであるし。ハワイに工場が移転するのなら、日本人も喜んで移住するのではないでしょうか。日本の高校と大学を作ってしまえば、本当に日本が完成します。実際ハワイに工場を建設しても輸送コストがかかるので機能しないと思いますが、日本人の海外移住という観点からはとても参考になります。

政府は国策として多くの企業に呼びかけ、海外の広大な土地に本格的な日本人街を作るべきです。多くの工場、学校、マンション、ショッピングセンター、飲食店などを建設するのです。エコタウンとして作っても面白いと思います。その街は観光地としても機能するでしょう。さらに農地も作れば完璧です。将来農作物の関税撤廃が予想されるので、農作物の本国への逆輸入は視野に入れておくべきです(日本の食糧自給率アップへも貢献します。今後食糧価格は上昇することが予想されるので、対策は早めに取るべきです)。海外では法人税が日本より安いから、日本政府は企業から少しぐらい徴収しても良いと思います。街の建設資金はどうするか?米国債がたくさんあるから、それを担保にアメリカの銀行から資金を借りればどうですか?…デフォルトになる前に。このアイデアは容易に実行できるものではありませんが、将来への投資としては大きな価値があると思います。

国難ですから、日本人はライバル企業も含めて一致団結しなければいけません(抜け駆けのように皆がバラバラに動くようでは将来性がありません)。ここは中国人を見習うべきです。



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