天竜川下り事故、運航会社前社長ら5人を書類送検 静岡県警 | atlanticaのブログ

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天竜川下り事故、運航会社前社長ら5人を書類送検 静岡県警

天竜川で川下り船が転覆した事故の現場付近=2011年8月17日、浜松市天竜区

天竜川で川下り船が転覆した事故の現場付近=2011年8月17日、浜松市天竜区

 浜松市天竜区の天竜川で平成23年8月、川下り船が転覆し乗客と乗員計5人が死亡した事故で、静岡県警捜査1課と天竜署は24日、業務上過失致死傷の疑いで運航していた第三セクター「天竜浜名湖鉄道」の名倉健三前社長(66)と死亡した船頭ら計5人を静岡地検浜松支部に書類送検した。

 書類送検容疑は、航路上の危険箇所の確認や、乗客への救命胴衣の着用などの安全確保措置を怠ったことなどから、同年8月17日午後2時20分ごろ、航行中の川下り船が転覆し、2歳の幼児を含む乗客4人が死亡、5人に軽傷を負わせたとしている。

 名倉前社長は、県警の調べに「安全管理体制に不備があったことは間違いない,rmtssp。現場の実態を確認すべきだった」としており、死亡した船頭以外の4人も容疑を認めている。

 事故をめぐっては運輸安全委員会が24年12月、船頭に対して教育や訓練をしておらず、安全管理上の問題があったとする調査報告書を公表。同社は事故後に川下り船の運航を中止し、24年3月末には川下り事業を廃止。25年2月には全遺族との補償交渉が合意している。