キャンプ16日目
キャンプ16日目
この日の予定は、TATAG支援先地域訪問です
訪問先は、
リバース(2006年春ニニョス・タタッグキャンプワーク&ホームステイ先)
↓
アッパー・シーボル(ストリートエドゥケーションに参加する、路上で働くこども達が多く暮らす地域)
↓
マバユアン・オールド(2005年夏ニニョス・タタッグキャンプワーク&ホームステイ先)
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サンタリータ・ニュー(2007年春ニニョス・タタッグキャンプワーク&ホームステイ先)
↓
フォーレストリー(ストリートエドゥケーションに参加する、路上で働くこども達が多く暮らす地域)
この日の担当は八木ちゃんです
3月19日(水)
担当:MEEこと八木
キャンプも残りわずか…
なんか早いなー。
ついこないだまで、ニニョスに来て1週間とか言ってたはずが、もう1週間切ってしまったっていう…。
今日は1日TATAG関連の支援先訪問でした
とにかく暑かった
「ここ登るのかよ」って思いながら山登り(?)したり、階段何度も上がったり。
みんなかなり疲れてたよね
個人的には、最初の訪問先のリバースにて気になるものがあったから、それに向かって歩いていったら、泥に足をとられて見事に転倒
これって何の汚水だ?!って思わせるような臭さ
朝っぱらからついてませんでした
もも、ゆい、あの場でTシャツを洗濯してくれたおばちゃん、
色々ありがとうございました。
最初リバース行って→アッパーシーボル→マバユアンオールド→サンタリータニュー→フォレストリーというコース。
とにかく色んな支援先を見ることができて、どの場所においても色々な勉強になりました。
地域訪問①リバース:みんなでアイスブレイク
リバースは、ニューカバランという地域内にある山の中の地域です。
ここでは、以前は山の中にあるために道が舗装されておらず、雨が降ると坂道で滑って危ないため、2006年春のワークキャンプにて、大きな道路に出るための道を舗装しました。
また、水汲み場までも遠く、一日に必要な分の水を毎日遠くから運んでこなければならなかったため、TATAGのメンバーが多く住んでいる場所に、ワークキャンプにて水道をひきました。
地域訪問①リバース:お母さん達と一緒にアイスブレイク
少しシャイなお母さんの多いこの地域。
コミュニティーオーガナイザーやストリートエドゥケーターがファシリテーターとなり、みんなでアイスブレイクをして楽しみました。
ファシリテーターが指定する動きを、歌にあわせて間違えないように行うというもの。
簡単なようで、間違えやすい動きに、どんどんひっかっかっていくキャンパー達。
これにはお母さん達も大爆笑
すっかりうちとけた雰囲気のあとで、キャンパーとお母さん達の質問タイムを設け、地域のことやこども達のことについて話しました。
地域訪問①リバース:2006年春キャンプのアイドル達
2006年春のキャンプ時には、アイドル的存在だったというこの2人。
キャンパーにかわいらしくてセクシーなダンスを披露してくれました
地域訪問②アッパーシーボル:住宅地のようす
路上で働くこどもが多く暮らすこの地域も、山の中に民家がたくさん建てられています。
大きな道路に出るための坂道は、石がごろごろと並んでいるだけ、雨の日でなくても、足をとられて転んでしまいそうです。
こども達がどのような生活をしているのか、自分達の足で確かめました
いつも路上で働くこども達の家庭訪問を行っているストリートエドゥケーター。
特に、エドゥケーションに参加するこどもが突然来なくなったり、学校に通っていないという話を耳にした時などに、家庭訪問を行っています。
今回、TATAGのメンバーの家庭を訪問しようとしたところ、彼等は異変に気付きました。
よくエドゥケーションに顔を出している女の子が、昼間に家の中にこもり、ぐったりとした様子でした。
話を聞いてみると、きちんと食事ができておらず、空腹により意識も朦朧とし始め、家で休んでいるということでした。
彼女の両親は、ボーテと呼ばれている仕事で、ペットボトルや空き瓶など、リサイクルできるものを換金して収入を得ています。
彼女も、市場で荷物をたくさん持っているお客さんに、荷物を一つにまとめるためのビニール袋を売って家計を助けていました。
朝学校に行き、夕方学校が終わると市場で一仕事をしてから帰宅。
その日の収入が、その日の晩御飯代と次の日のお昼ご飯代になるそうです。
しかし、収入が二食分に満たない日は少なくありません。
朝から何も食べないままに学校へ行き、そのまま夜まで何も食べられない日もあるそうです。
そんな日が続き、体調を崩し、精神的にも弱ってしまい、家の中にいっぱなしだったそうです。
そのため、本来であればこの春に高校卒業予定だったのですが、保留のままになっているそうです。
しばらくの間エドゥケーターとコミュニティーオーガナイザーと彼女とで話をし、ひとまず1~2日食事をするための予算が支援されました。
また、TATAGでは他団体からお米の寄付を受け、貧困家庭を優先に支援しているため、彼女にお米の配布の日を知らせ、事務所に来るよう話しました。
数週間後、少し元気になった彼女と道端で偶然に会いました。
ストリートエドゥケーションにも少しずつ顔を出すようになりました。
その後もエドゥケーターが様子を見守っているそうです。
マバユアン・オールドは、TATAGの支援先地域の中でも「高い場所にあって疲れる」ことで有名(?)な地域です。
住宅が多く並ぶ高い場所へはひたすら階段を登っていきます。
「何これー?まだ登るのー?」と悲鳴を上げながら階段を登るキャンパー達
時にはその横を小さなこどもが、すいすいと追い越していました
2005年夏のキャンプで修復作業を行ったバスケットコートには、日本人が来ると聞いてたくさんの人達が集まってくれました。
ここではこども達がキャンパーのために歌や踊りを披露してくれました。
また、地域のお母さん達がお昼ごはんを作ってくれました
地域訪問③マバユアンオールド:こども達と一緒にダンス
高校生は、今フィリピンで大流行のヒップホップ「スーパーマン」にあわせたダンスを披露してくれました。
こども達に誘われて、キャンパーも一緒に踊ることに。
キャンパーのなかなかの腕前に、こども達も大喜び
階段を登った疲れも吹き飛ばし、みんなでダンスを楽しみました。
それにしても、フィリピンはカラオケが多い。
ホームステイ先の家にもあったし、ビーチにもあったし、そして去年のワーク先のサンタリータを訪問したときもまたカラオケ
フィリピン人はカラオケ好き
そんななか、マジで歌っているあゆみがなかなかおもしろかったです、いいね。
今日はよく歩いたけどよく食べた。
すごいもてなされてるなーという印象を受けました。
ニニョスに帰ってきてごはんを食べてミーティングやって…
今日もあっという間に終わってしまいました。
明日からホームステイになるから、またみんなと会えなくなるんだなぁー。
淋しいものです。
みんな元気でね
キャンプ最終日が近づくにつれて、このメンバーで一緒に3週間過ごせて(まだ終わってないけど)
よかったなーとつくづく思います。
それぞれ目的違うし、普段の活動の場は全く違うけど、こうしてフィリピンという地で一緒に過ごして…
なんか出会いってすごいよなー。
この出会いに感謝
明日からホームステイ入って、帰ってきたらさよならパーティーでもうラスト。
色んな意味で日本に帰りたくないし、こんな楽しい時間がずっと続けばいいのになぁーと思ったり。
残りのキャンプ、とにかく楽しもうぜい