TATAGのジュースバッグプロジェクト♪
みなさま、こんばんは
フィリピン事務局のまきです
こちらフィリピンは雨季に入り、突然の雨が多くなってきました
今日は1日天気が悪く、
突如強くなった雨で私は全身おもしろいくらいずぶぬれに・・・
ズボンは2倍以上の重さになっていました
さてそんな今日は、TATAGの「ジュースバッグプロジェクト」
についてお伝えしたいと思います
2008年から始まったこのプロジェクト。
フィリピンではおなじみのアルミ製ジュースパックをリサイクルして
バッグをはじめ、ポーチやペンケース、ランチボックスなど
さまざまな商品をつくり、ACTIONのチャリティショップや
春と夏のキャンプ参加者への販売を中心に行っています
実は、ここフィリピンはポイ捨て大国と言えてしまうくらい、
残念ながらゴミの多い国です
町を歩いているといたるところにゴミが・・・
道には5mおきくらいにゴミ箱が設置されているのにです
日本人の私には頭にマークがつく、なんとも不思議な現象です。
ジュースパックのゴミももちろんたくさん落ちています
そこで、このジュースパックをリサイクルすることで、
ゴミが減り、地域の環境が改善することを目指しています
商品づくりに使えるものを選んで買い取り、種類ごとに分別します
そう、パックを買い取ることで、ゴミを拾い売って生活をしている
スカベンジャーの人たちの収入にもなるのです
また、このジュースパックでつくった商品を販売して得た利益は
TATAGの活動の資金として役立てられます
活動資金が増えれば、その分より多くの
子どもたちをサポートすることができますよね
環境美化につながるだけでなく、子どもたちへの支援の輪も広がるのです
なんと、それだけではありません
このジュースパックで商品をつくっているのは
実はTATAGが支援する地域のメンバーのお母さん。
そう、このプロジェクトは貧困地域のお母さんたちの
職業支援にもなっているのです
商品をつくることで、作り手のお母さんたちは
お給料を受け取ることができます
家計の主収入になるほど大きな収入ではないですが、
この収入が増えることで、今までよりも少し余裕を持って
生活することができるようになったり、
家の子どもたちが働きに出なくても
家族が暮らしていけるようになったりすることを目指しています
バッグを製作中のお母さん
というわけで、一石二鳥どころか
三鳥にも四鳥にもなるこのプロジェクト
なんとしても、もっともっと大きく安定した事業にしていきたいと思い、
昨年の赴任以来活動を行ってきました。
最近では新商品が増えたり、
関わってくれるお母さんの数が増えたりと
以前よりもさらに活動が活発になってきました
今後、こちらのブログでももっともっと
活動の様子をお伝えしていきたいと思います
そんな中、先月なんと事業が始まって以来のおおきな注文が入りました
注文してくれたのは、今年春にキャンプに参加してくれた
過去キャンパーのかすみ・すみか・かなの3人
現在高校生の3人は、帰国後も積極的に活動をしていて、
今年の学校の文化祭でフィリピンのブースを出すことになったそうです
その際にこのジュースバッグも販売してくれることになり、
なんと今回100点以上の商品を注文してくれたのです
これにはTATAGのスタッフもびっくり
はじめての大きな注文への対応に不安もありましたが、
先日、無事に商品を発送することができました
特に、作り手のお母さんは毎日TATAGのオフィスに通い、
一生懸命商品を作ってくれていました
数に間違いがないよう、箱づめの前に何度もチェック
今回の注文に対応する中でたくさんの課題も見つかったので、
TATAGのスタッフと一緒に1つ1つクリアして
より多くの人をHappyにできるような
プロジェクトにしてきたいと思います
また、支援者のみなさんにもさまざまな形で
このプロジェクトに関わっていただけるよう、
工夫していきますので、みなさん応援をよろしくお願いします
フィリピン事務局
戸塚 真希