お母さん達対象のトレーニングが行われました!
こんにちは、フィリピン事務局インターンやすえです
こちらでは昨日ようやく夏のイベントがすべて終了しました。
8月ジャイラキャンプ、スタディーツアー、ニニョスタタッグキャンプ、9月ジャイラキャンプ。
この夏だけで80人近い方がフィリピンの支援先を訪れました。
みなさん、お疲れ様&どうもありがとうございました。
さて、タタッグも最近はイベントが盛りだくさん。
9月22日には支援先地域のお母さん達を対象にしたトレーニング(TEAM BUILDING)が行われました
お母さん達の協力関係を築くこと、考える力を伸ばすこと、恥ずかしがらないようになることを目的としています。
ビーチで開催されたこのイベントですが、残念ながらオロンガポ市周辺は雨
しかしながら、雨にぬれながらも、お母さん達の元気な笑い声がビーチに響きわたっていました
普段はたくさんのこども達の面倒を見たり、自ら仕事に出たりと大変なお母さん達でしたが、
この日はみんなで無邪気にはしゃいでイベントを楽しんでいました。
大盛り上がりだったバナナ食い競争①
ふたり一組になり、手を使わずにお互いにバナナを食べさせます。
早く食べ終わったペアが勝ちです。
大盛り上がりだったバナナ食い競争②
どうすれば手を使わずに皮をむけるか、どうすれば自分も早く食べて、相手にも早く食べさせられるか。
単純なようで勢いだけでは勝てないゲームです。
みんなドキドキたまごキャッチ
こちらもふたり一組でペアになりむかいあいます。
そしてひとりがたまごを投げて、パートナーがキャッチ。
成功したらお互い一歩ずつ後ろに下がり、距離を広げていきます。
パートナーとの息をあわせることが大事なゲームです。
チームワークが肝心な「TEAM GAME」
こちらは4人一組になり、それぞれが「T」「E」「A」「M」の文字を持ちます。
質問の答えをこの4文字から組み合わせて作ります。使用しない文字もあります。
例: MEAT お肉、ATE お姉さん(タガログ語)
質問の答えを瞬時に考え、チームワークよく並び替えることがポイントです。
最近ワークキャンプでホストファミリーをしてくれたカラックラン地区のお母さん達もがんばっていました
こちらはチーム対抗のゲームです。
1本の線の上に自分が身につけているものを並べていき、一番長かったチームが勝ちです。
とにかく長く「ラインゲーム」②
「これ以上並べるものがない!」と自らがラインになるお母さんたち。
お父さんやエドゥケーターのモアン達男性人は脱げるとこまで脱がされていました。
フィリピン人の女の人は強いという噂は真実だった…
言葉を使わずに!ジェスチャーゲーム
各チーム、ひとり答える人が前に出てきます。
それ以外の人はお題をとにかくジェスチャーのみで表現!
写真はTATAG代表「ビルさん」がお題
「太っている!」「マッチョ!」…本人が来ていないときでよかった…
こどもにも人気ジョリビー・マクドゲーム
ただし言葉を使ってはいけません。
わかったときマクドのポーズ!両手で頭を触り「M」の形を作ります。
わからないときはジョリビーのポーズ!人差し指を顔の横で上下させます。
(写真左のお母さんのように)
こちらは人間綱引きのようす!
前の人のおなかに手をまわし、後は綱引きのように引っ張り合いです。
ただし、この日は雨そして砂浜
期待にこたえるようキレイにすべり、みんな泥まみれになりました
すべてのゲームが終わると、雨のなか服のままで元気に海に入っていくお母さん達
仲には7人こどもがいるお母さんもいましたが、今日ばかりはすっかりこどもの顔に戻っていました
この日も大活躍ストリートエドゥケーターのふたり
同い年のこのふたり、MEAN, MOANとニックネームもそっくり!
さらにこの日は偶然にもペアルックのようなTシャツ
メイアンはナイスMCっぷりを発揮!
モアンは休憩中に止まらないお母さんたちの話を黙ってうんうんと聞いていました
雨の中、終始元気な笑い声が絶えることのなかったこのプログラム。
第一に、地域を越えてお母さんたちが団結することを目的としています。
代表のビルさんは最後の挨拶でこう話していました。
「こども達を守る存在は、まず第一に家族。そしてその次がバランガイ(フィリピンの地域の単位)です。
近所の人たちの関係を強めることは、こどもたちを守るためには大事なこと。
こども達が虐待を受けていないか、ちゃんと教育を受けているか、お酒やたばこ、ましてや薬物に手をだしていないか。
近所の人たちみんなでこども達を見守り、育てていきましょう。」
フィリピンには、片親であったり、家庭が複雑であったり、経済的な理由からこどもが学校に通えなかったり、非行に走る誘惑がまわりにあふれているなどという問題があります。
だからこそ、家族だけではなく、地域の関係を強め、こども達を守っていこうと、代表のビルさんは話していました。
これはフィリピンにだけ言えることではなく、日本にもあてはめることができるのではないかと感じました。
自分のこどもだけではなく、みんなのこどもをみんなで守っていく。
そんな体制が、日本にも戻ってきてほしいなと感じました。
「ちょっとまじめになりましたが、聞いてくれてありがとう。
まじめになりすぎたので、歌います」と、代表のビルさん。
さすが陽気な国、フィリピン。最後はまたビーチ中に元気な笑い声が響きわたっていました。