トマトとメロン考察。 | ■なんのこれしき■モラハラ専門家acnです。モラハラ加害者との17年、脱出し離婚してからのこと、全て余すところなく。

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モラハラ専門家として、モラハラDVのカウンセリングしてます。
https://ameblo.jp/acn/entry-12740507698.html

「みんなほんもの」

 あいだみつを

トマトがねえ
トマトのままでいれば
ほんものなんだよ
トマトをメロンに
みせようとするから
にせものになるんだよ
みんなそれぞれに
ほんものなのに
骨を折って
にせものに
なりたがる


この詩を読んで、昔一気に書き上げた文章をUPします。

今読み返しても、簡潔に「AC」や「共依存」を表現できているように思うので。

前にもUPしたけど、今回は少し加筆して修正して再度のUPです。



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2004年12月24日に書いたものです。



トマトが「メロンになる」教育を受けて、頑張ってしまって苦しくなって

暴れてしまうのが家庭内暴力。


トマトが四角くなるように箱に入れられたら箱入り娘。

過干渉、過保護。


トマトが熟さぬ青く固いうちに、何度も地面に叩きつけられたら

幼児、児童虐待。


トマトは自分がトマトだとわかっていて

だけどみんな赤いくせに家中メロンのつもりになっていて。


居場所がないなぁと思っても

自分以外の人からまでもメロンの家族だと見られていて

トマトには価値がないと思っているトマトママがいて。


ある日、なぜトマトなのにメロンになろうとするの?と聞くと

親不孝だと激怒され、親不孝になりたくないから

メロンのフリをして生きていくけど、そのうちメロンのフリをしていることを忘れてしまって

居場所がない感じだけが残って

何に悩んでいるかわからなくなってるのがAC。



でもある日、あなたはトマトです。

トマトなのにメロンになろうとした親が悪いって、言ってもらえて

自分がトマトであることに「やっぱり」という気持ちになって

「自分はトマトだったんだ。自分は間違っていなかった」と

ジグゾーパズルの最後のピースが埋まったような

嬉しい気持ちになることを

AC自己認知。



その後にトマトママの家の中を見たら、

トマトパパが高級なメロンパパだったらとか愚痴っていて

せっせと動いて色んなことに顔を突っ込んで不幸だ不幸だ騒いでいて。

トマトである自分に気付けないまま、メロンでいれば間違いないとか思っていて

今度はトマト息子のキュウリ嫁が気に食わなくて

メロンにしようとして嫁と揉めるのが

嫁姑戦争。


それらの問題全てに関わってくるのが共依存。


自分がおかしいんじゃないかと

自分とは一体何なのかと

今の今までずっと自分を責めてきて

自分がメロンではなくて

トマトであることを知って

ホッとするのが

ACだとすれば


共依存は

自分はおかしくないんだ

こんなに相手がおかしいのだということだけにしか

目が向けることができなくて

いつも被害者で

いつも周りのせいにしてきて

誰かの問題に首をつっこんで

あーだこーだ指図して

助けてあげたのに、やってあげたのにと愚痴って

感謝の言葉を求めて

感謝の言葉を得られないことを愚痴って

こんなに可哀相な私のことをみんなが心配するべきだとか

本心では思っているから、誰かの悲しい話に共感できない。


そのぐらいで何よ、と思っていて

でもその不幸の発生元が

すべて自分の選択である事実。


自分が加害者であるということが

どうしても考えられなくて

その事実から永遠に逃げて

自分は被害者である意識から離れられないことを

共依存という。


その共依存は


家庭内暴力や

過干渉や、過保護や

幼児虐待や

嫁姑戦争や

ACや


次の世代に伝播する

悲しみを広げていく。


トマトはトマト。

メロンはメロン。


それを自分自身が認めた上でやっと、相手のことも認められるのではなかろうか。


共依存も「自分」というものを捨てることでしか生きられないような過去を持つ方が多いと聞く。

だからといって自分以外の人間を使って、自分の隙間を埋めるのは卑怯な気がしてならない。


アルコール依存症は辛さから逃げるために酒を使う。

そうやって物に嗜癖するのに対して、

共依存は人間関係に嗜癖する。

人を使って辛さから逃げる。


人を世話したり、指図したり、嫌味を言ったり、試したりして

自分の問題から逃げる。


そんな方がどんな辛い過去を持っていて、その部分で被害者だとしても

その過去から逃げている、自分の非から逃げている様が

たまらなくうっとおしい。


それで周りをギクシャクさせる。



これからこの共依存症という関係の病理に目を向けて行こうと思う。




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