国際離婚:子を連れ戻そうと…父親逮捕、米で波紋 福岡

【日本語】 http://mainichi.jp/select/jiken/news/20091013k0000e040037000c.html

【英語】 http://mdn.mainichi.jp/mdnnews/national/news/20091013p2a00m0na027000c.html
Arrest of American accused of abducting own kids raises diplomatic concerns


>> 国際結婚後に破綻(はたん)した夫婦間で、一方の親が子を母国に連れ帰るトラブルが社会問題化する中、米国人男性が先月、元妻が暮らす福岡県内で子を連れ戻そうとして逮捕され、波紋を広げている。米メディアも大きく報じ、ワシントンの日本大使館前では米国人らの抗議行動も起きた。欧米各国からは、国際結婚を巡る紛争解決のルールを定めた「ハーグ条約」を日本が締結していないためトラブルが多発しているとの批判が高まっており、今回の逮捕劇は日本の外交問題の新たな火種になりかねない情勢だ。【工藤哲、井上秀人】


突っ込みどころ満載ですが、裏取りが完了していないので、とりあえず冒頭紹介文の添削から・・・


>>米国人男性が先月


>> 柳川署によると、サボイ容疑者は95年に日本で元妻と結婚し、日本国籍も取得。


えっと、この記事の下の方に日本国籍を取得しているとかいているから、日本人が日本で起こした事件のはずなのに、なぜ米国人男性と書いているのでしょうか?
しかも『佐保井 久理須』という日本人名まで持っているのに。
http://ijin.keieimaster.com/ipo/2007/99.html


>>今回の逮捕劇は日本の外交問題の新たな火種になりかねない情勢だ。

http://newsweekjapan.jp/reizei/2009/10/post-60.php
> そこで米国国務省は「この問題は日本の国内問題」という立場を取り始めている、CNNはそう伝えています。


ニューズウィークの報道の通りです。そしてアメリカ国務省は、外国での子どもの取り返し行為を否定しています。
また、日米二重国籍保持者が日本で事件を起こした場合、アメリカ大使館が保護のために動くことは殆ど出来ないと自国大使館のサイトに明記しています。
http://tokyo.usembassy.gov/j/acs/tacsj-dual.html
> 通常、二重国籍者が国籍を持つ一方の国に居る時には、その国の要求が優先します。二重国籍を認めていない国が多い為、二重国籍者が国籍を持つもう一方の国で困難に遭遇した場合、米国政府が自国民として援護出来る範囲は極力狭まります。


>> 欧米各国からは、国際結婚を巡る紛争解決のルールを定めた「ハーグ条約」を日本が締結していないためトラブルが多発しているとの批判が高まっており


これは、本日国会勉強会が開催された際に、幾つかの在外プレスの取材を受け、記者に話をした内容です。
1.1月に夫が単身で米国に渡り、テネシーで別居生活を始めたのは、Amy氏と同居するためではないか?
2.6月に妻子を米国に招き入れたのは、テネシーでの離婚訴訟原告適格に必要な6ヶ月の滞在期間が経過して、離婚訴訟を起こすためではないか?
3.子どもの親権については、前6ヶ月の居住条件から本離婚訴訟と併合することの適否をテネシー州の裁判所が被告に伝えたか?
4.ハーグ条約が適用されていれば、前1年間の居住条件により、半年前まで家族で生活していた日本の福岡県を所管する家庭裁判所が親権訴訟の管轄裁判所になるべきである。
5.テネシーの離婚判決文をナッシュビル日本総領事館に持っていけば、日本の戸籍も離婚することができたのに、なんで夫が離婚届を総領事館に提出することが出来なかったのか?
 これは私の推測だが、領事に見られると不都合な展開があり、妻と裁判官は見逃したが領事に見抜かれる何かがあったのか?


という仮定で、もう一度取材してくださいとお願いしました。それを聞いてもらえたかどうかは、1ヶ月もすれば判ると思いますので、またそのときにでもニュース記事で書きます。

毎日さん、事件発生から10日以上立っているのですから、もう少し自分の足で調べて記事を書いてください。