DV
『こんな事するのはお前の事を愛しているからだよ。』
男はいつもこう言った。
『ごめんなさい』
私はいつも謝っていた。
仰向けに寝た私の上に馬乗りになり
両手で首を絞め
殴る蹴るの繰り返し
日常茶飯事の事だった。
肋骨を折り
首に包丁を向けられた。
殺される。この時初めて思った。
詐欺師でDVの最低な男。
人間のクズ。
三年前に別れた男。
縁を切るのでさえ大変だった。
詐欺師というのは
人の不幸で私欲を肥やし
DVというのは
暴力で全てを支配し
洗脳する。
もうこっちには居ないって聞いてたから安心して生活してたのに。
こないだそいつを見かけた。しかも私の家からすぐ傍の場所で。
恐すぎる。
フラッシュバックが起きる。
やっぱり
まだあの傷痕は消えない。
(纏まりのない文章
病み日記
ごめんなさい