今日のクライアントさんは、72歳。糖尿病と、それによる腎不全。薬が増えて困るとのこと。
私はもちろん、薬を減らしたりはしない(医療行為に反する)。
でも、薬の毒消しができるサプリとか、ハーブをおすすめすることがある。
あと、処方的に足らない植物系微量栄養素をたして、元気になるかも、とか考えたりする。

糖尿病はどんな感じなんかなー、と、お話を聞いてみる。

「私は病気、なーんでも持ってる。持ってないものないでー」
と、明るく答えておられたけど、そんなことはない。

お嫁さんが帰ってきて、お茶を出してくれたので、ちょっとおしゃべり。

女3人、集まれば、世代を越えて、美容の話しかない。

一番、若い子に限って、
「ここ、しわ、できてきたー」とか、「ほっぺたたれてきたー」とか、「ほうれい線みえてきたー」とか、
「このシミ、レーザーいこかと思ってんねん」とか言う。

やや、年上の私は、
「そんなんやるヒマなく、ここまで来たわー。でも、ちょっとだけ、お手入れしたら、ここんとこ
ましになってない?」と、目じりを指さしてみたり、
「年の割には、おなかもでてないやろー」、「年より、若くみえるやろー」と言って、無理にうなずかせたり。

72歳のお母さんは、
「そんな話、関係あらへんわ。私はもう、鏡、見るのもいやなんよ。
しわくちゃやし、このシミもずーーーっとあるから、見慣れたもんや。
鏡見ても減るもんでもないし」

あっ・・・・

お母さんをとりあえずはゲンキにしてあげよう。

糖尿のコンサルもいいけど、まずは、お母さんをひとりの女性として見ることがいいかな、
と、はたと気づいた。

「おかーさん、顔、マッサージしてあげよっか」
と、言ったら、しばらく沈黙して、
「ほな、顔洗ろてこなあかんな」
と言って、そそっと顔洗ってきた。

「では、やりまーす」
と、言って、いろいろ、お母さんの日々の話とか、ご主人の話を聞きながら、
7分ぐらい、顔を触ってあげた。

「どう?」と聞くと
「まぁ、気持はええけどな」って。
「お母さん、せっかくやし、鏡見てよ」と言ったら、
「そぉ?」と照れながら、鏡を取りに行って、顔をまじまじと見てた。

「なんや、半分だけ、若返ったわー。もう、片方もやってや」
「はいはーい」
と、答えて、15分ぐらいで、全部終わったら、鏡に釘付け。

お母さん、鏡、嫌いなんちゃうんですか(^v^)と、聞いてみる。


ちょっと、赤く染まったほっぺた見れた。
うれしかった。

いくつになっても、女性には、
一本のしわがすこーし、薄くなること、
ちょっと、顔がシャープになること、
しっとりすること、
肌が白くなること、

どれもこれも大切で。少しでもよくなると、やっぱ、ウキウキするもんだなー。

どん