貧困は問題だが、格差は問題ではない。 | 52歳で実践アーリーリタイア

52歳で実践アーリーリタイア

52歳で早期退職し、自分の興味あることについて、過去に考えたことを現代に振り返って検証し、今思ったことを未来で検証するため、ここに書き留めています。

国際NGO オックスファムによれば、富裕層トップ8人の資産が貧困層36億人の資産と同額だという。

富裕層トップ8人の顔ぶれを見ると、ビル・ゲイツ氏(マイクロソフト)、ザッカーバーグ氏(フェイスブック)、アマンシオ・オルテガ氏(ZARA)、ジェフ・ベソス(Amazon)など、世界にイノベーションを起こした起業家がほとんど。

リスクをとって起業し、多くの人をイノベーションによって豊かにし、空前の利益をあげた面々だ。利益は「ごりやく」とも読むことができ、とは伊藤邦雄先生(一橋大学大学院教授)がおっしゃっていたが、まさに世界に多くの付加価値を生み出したからこその「ごりやく」の結果としての資産。

全く問題ないし、正当な報酬だ。

貧困の問題は、政治の問題であり、社会の問題だ。

できるだけ、貧困をなくすべく、教育や自己啓蒙活動に行って、その地域の人たちの民度をあげ、法の支配を確立し、投資を促して、経済成長を進めれば、自ずと貧困は極小化していく。

例えば小池都知事が、公明党の案である高校の実質無償化(親の年収760万円未満、5万人対象)を進めるというのも貧困が原因の機会不平等を解消する政策(=貧困の連鎖を無くしていく)として、すばらしい政策だ

貧困問題は貧困問題として対処していくべきで、富裕層がどうこうという話ではない。二つを比較して、格差が問題というのはナンセンス。

貧困問題は良くないが、格差問題は全く問題ない。