第1節 財務諸表の体系
問12-1☆☆ 会社法における計算書類等を列挙しなさい。
貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、事業報告、個別注記表、
問12-2☆☆ 金融商品取引法における財務諸表を列挙しなさい。
貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、キャッシュ・フロー計算書、
第2節 損益計算書
1 損益計算書の表示原則
(1)総額主義
問12-3☆☆ 損益計算書における総額主義の例外的取扱いを3つ指摘しなさい。
為替差損益、有価証券売却損益、固定資産売却損益
(2)収益・費用の発生源泉別分類
問12-4☆☆ 損益計算書で収益・費用の発生源泉別分類が必要な理由を説明しなさい。
損益の発生状況を明らかにするため。
(3)収益・費用の対応表示による利益の段階的計算-区分式
問12-5☆☆ 損益計算書で表示される経常利益の特徴を説明しなさい。
経常利益は企業の基礎的な収益力を示す。
2 包括利益の測定と表示
(1)包括利益の概念
問12-6☆☆☆ 包括利益の定義を示しなさい。
包括利益とは、特定期間に認識された純資産の変動額のうち、当該企業の純資産に対する持分所有者との直接的な取引によらない部分をいう。
問12-7☆☆☆ 現行の個別財務諸表で成立しているクリーン・サープラス関係について簡潔に説明しなさい。
ある期間における株主資本の増減(資本取引を除く)が、当該期間の純利益と等しくなる関係をいう。
(2)包括利益の測定
問12-8☆☆ その他の包括利益とは何か簡潔に説明しなさい。
包括利益のうち、当期純利益及び少数株主損益に含まれない部分。
問12-9☆☆☆ リサイクリングとは何か簡潔に説明しなさい。
包括利益を計算する過程において、当期純利益を表示するための組替調整。
問12-10☆☆ 包括利益を表示する計算書方式である2計算書方式をその利点とともに簡潔に説明しなさい。
2計算書方式とは、当期純利益を構成する項目を表示する第1の計算書と、その他の包括利益の内訳を表示する第2の計算書からなる方法であり、当期純利益と包括利益を明確に区別することができる。
問12-11☆☆ 包括利益を表示する計算書方式である1計算書方式をその利点とともに簡潔に説明しなさい。
1計算書方式とは、当期純利益を構成する項目とその他の包括利益の内訳を単一の計算書に表示する方法であり、一覧性、明瞭性、理解可能性等の利点がある。
第3節 貸借対照表
(1)総額主義
問12-12☆ 貸借対照表で総額主義が採用される理由を説明しなさい。
総額主義が採用される理由は、資金の調達源泉の構成及び資金の運用状況を明らかにするためである。
(2)流動項目と固定項目の区分
問12-13☆ 営業循環基準と1年基準とは何かそれぞれ簡潔に説明しなさい。
営業循環基準とは、営業循環過程(仕入・生産・販売・回収)にあるものを流動項目とする基準。
1年基準とは、決算日の翌日から1年以内に履行期の到来する債権・債務、および1年以内に費用ないし収益となる資産・負債を流動項目とする基準。
問2-14☆ 貸借対照表において債務弁済能力を示す為の工夫を説明しなさい。
資産・負債を流動項目と固定項目に分けて表示している。
(3)流動性配列法
問12-15☆ 流動性配列法とは何か簡潔に説明しなさい。
流動性配列法とは貸借対照表において、資産は換金可能性の高い項目、負債は返済期日の早い項目から配列する
第4節 株主資本等変動計算書
問12-16☆ 株主資本等変動計算書とは何か簡潔に説明しなさい。
一会計期間における純資産変動額の変動事由を示すための計算書。
問12-17☆ 株主資本等変動計算書の必要性を2つ説明しなさい。
会社法の施行により、
第5節 注記と附属明細書
3 重要な会計方針の注記
問12-18☆ 会計方針の意義とその開示の必要性を簡潔に述べなさい。
会計方針とは、財務諸表作成にあたり採用した会計処理の原則および手続
6 重要な後発事象の注記
問12-19☆ 後発事象の意義とその開示の必要性を簡潔に述べなさい。
後発事象とは、決算日後に発生した、次期以降の経営成績や財政状態に重要な影響を及ぼす事象をさす。
後発事象の開示は、利害関係者が将来の財政状態や経営成績を理解するために必要である。
第6節 財務諸表の遡及処理
問12-20☆☆ 継続性の原則のもとで会計方針の変更が行われる場合を2つ説明しなさい。
会計基準等の改正に伴う変更、及び正当な理由による変更がある。
問12-21☆☆ 会計処理方法を変更した時に比較可能性を回復させる対策を2つ述べなさい。
遡及適用と注記
問12-22☆ 会計方針を変更した場合の取扱いを説明しなさい。
原則は新たな会計方針を過去の期間のすべてに遡及適用する。なお、当該変更が会計基準等の改正に伴う変更で、会計基準の経過的な取扱いが定められている場合はそれに従う。
問12-23☆ 表示方法を変更した場合の取扱いを説明しなさい。
原則、表示する過去の財務諸表について、新たな表示方法に従い財務諸表の組換えを行う。原則の取扱いが実務上不可能な場合には、組換えが実行可能な最も古い時期から財務諸表の組換えを行う。
問12-24☆ 会計上の見積りを変更した場合の取扱いを説明しなさい。
当該変更が、変更期間にのみ影響する場合は、当該変更期間に会計処理を行い、当該変更が将来の期間にも影響する場合には、将来にわたり会計処理を行う。また、当該変更の内容および当期への影響額等を注記する。
問12-25☆ 会計方針の変更と会計上の見積りの変更の区別が困難な場合の取扱いを述べなさい。
会計上の見積りの変更と同様に取扱う。
問12-26☆ 過去の財務諸表における誤謬が発見された場合の取扱いを説明しなさい。
修正再表示し注記を行う。表示期間より前の期間に関する修正再表示による累積的影響額は、表示する財務諸表のうち、最も古い期間の機種の資産、負債及び純資産の額に反映する。また、表示する過去の財務諸表には当該各期間の影響額を反映する。
第7節 四半期財務諸表と臨時計算書類
問12-27☆ 四半期財務諸表の作成において実績主義が採用される理由を2つ説明しなさい。
中間会計期間の実績を明らかにすることにより、将来の業績予測に資する情報を提供するものと位置付けることがむしろ適当と考えられること。恣意的な判断の介入の余地や実行面での計算手続の明確化などを理由として、中間財務諸表の性格付けが「予測主義」から「実績主義」に変更されたこと。


