III.野菜栽培記録各論 【1829】 ≪画像をクリックすると大きくなります^^≫
3.たまねぎ(182)
・たまねぎの苗床の太陽熱消毒処理の詳しい作業工程です。
すでに天地返しを行っている状態で、畝幅を広く取りたかったので
幅を広げたこの状態からのスタートです。
毎年私はたまねぎ苗を育てていますが、
このクソ暑い時期にたまねぎの苗床の太陽熱消毒処理を行っています。
太陽熱処理の主な効果は以下の通りです。
1).育苗時の雑草の抑制。(これが主たる目的)
2).病原菌の減少効果。
などがあります。
作業工程1).油粕を投入!(容積で約2L)
窒素補給と、分解促進、分解熱による土の温度上昇の効果があります。
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作業工程2).ヌカを投入!(容積で約2L)
リン酸補給と分解促進、分解熱による土の温度上昇の効果があります。
作業工程3).クンタンを投入!(容積で約6L)
カリの補給と共に、通気性の向上、微生物の隠れ家提供、などの効果があります。
作業工程4).カキガラ有機石灰を投入!
Ca成分補給が主ですが、何といっても微量成分の補給が重要な有機資材です。
私自身は、土作りに際して同じように見えるCa補給でも消石灰は投入しません!
(注:地域性にもよります。)
作業工程5).備中鍬で表層15~20cmを丁寧に耕しながら
投入した有機資材と土を混和撹拌します。
いつも書いていますが、この作業は私が重要視している作業です。
作業工程6).水を大量に染み込ませます。
そのために、まず畝の両端に溝を切り、畝中央に土を盛ります。
そしてこの溝に大量に水を流し込んで・・・・・
ここまでで約200L程度の水を染み込ませています( ̄ー ̄)フフフ
ジョウロのハス口を外して、水が染み込みにくくなるまで
しっかりと水を染み込ませます。
少し落ち着いたらレーキで畝表面を均します。
ここまでが土に水を染み込ませる作業です。
作業工程7).透明マルチを掛けます。
畝幅が1m以上あり、幅95cmのマルチも足りません^^
なので、これは畝表面にべったりと密着させるために
まず1枚敷きます。
その後、畝幅2mの長い透明マルチを掛けて、畝間に除草(防草)シートを掛け
透明マルチを固定してすべての作業は完了です( ̄▽ ̄)V
あとは灼熱の太陽にお任せするだけです( ̄ー ̄)フフフ
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ウッチー有機無農薬野菜栽培ブログ 記事終わりo(^-^)o