III.野菜栽培記録各論 【1348】 ≪画像をクリックすると大きくなります^^≫
5.白菜(57)
・私なりの仮説から確信へ近づきつつあるダイコンサルハムシ対策の方法です。
ダイコンサルハムシ!
この害虫は有望な防除薬剤も無く、
防虫ネットをしてもすでに進入されている場合は全く意味がない。
それどころか、ネット内でダイコンサルハムシを飼っている状態に等しい・・・(T_T)
とても厄介な白菜の主要害虫です。
大根やカブにもつきますが、まだどうにか収穫までこぎつけますが
葉を食す白菜だけはどうにも困ります・・・。
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もう3年ほど前になります。
いつものように土作りしている場所のなかでも、
白菜のダイコンサルハムシ害に差があることが気になって
あることに注目してみました。
それは・・・
「定植前の畝の状態」です。
さらに細かく言えば
「定植前の畝に雑草が生えているかどうか」です。
といいますのも
雑草を手で引いていると、ダイコンサルハムシがたくさんいる時期があります。
また、ある雑草にはダイコンサルハムシがいっぱいついて葉を食べているものもあります。
このことから植え付け場所周辺、特に畝本体に雑草があることで
餌になったり、隠れ家になったり、夏越しの場所になっているのではないかと!
そこで2年前から白菜を定植する畝には雑草を生やさないようにして
なおかつ、砂漠のように乾燥させてみました。
すると、例の奇跡の白菜 が出来たのではないかと!
で、実際私がここ3年間やっている方法です。
いつものように前作(主にとうもろこし)の後、残渣を有機資材等と共に鋤き込み、
畝を立てて 放置していると、このように徐々に雑草が生えてきます。
さらに放置しておくと、左の畝のように畝を覆うぐらい雑草が生えます。
このあたりを限界として雑草を丁寧に根っこから抜いていきます!
(時間が無ければ三角ホーで削るだけもアリとは思います。)
まさに「砂漠」^^
私の地域ではこの時期雨はほとんど降りませんので
このような状態で放置して、定植時には元肥投入時に畝に潅水して定植 します。
たったこれだけのことですが
私はこれで白菜のダイコンサルハムシ害が激減すると考えています。
以下は私なりの仮説に基づく対策方法です。
1.ダイコンサルハムシは湿った土壌を好む。 ≪なので畝を乾燥させておく!≫
2.ダイコンサルハムシはアブラナ科の餌が少ない夏時期には特定の雑草を餌としている。
≪なので、雑草は丁寧に取り除いておく。≫
3.ダイコンサルハムシは暑いこの時期は雑草に隠れている。
≪なので、雑草は丁寧に取り除いておく。≫
4.ダイコンサルハムシは堆肥等にも集まっている場合があるので、
畝の表面には有機物を置いておかない。 ≪なので畝を乾燥させておく!≫
よって、植え付け前の2~3週間雑草を生やさず、畝を過乾燥にしておくだけで
ダイコンサルハムシを一掃できるので、白菜を定植して防虫ネットをしても大丈夫である。
もし、お試しいただいて、良くも悪くも情報をいただければ幸いですm(_ _)m
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ウッチー有機無農薬野菜栽培ブログ 記事終わりo(^-^)o