怒濤の虫 (双葉文庫―POCHE FUTABA)/西原 理恵子

¥460
Amazon.co.jp

17年も前の作品です。作者が若い。

連載をまとめたもの、その中でも私の一押しは、
「死んだのはひとりの芸術家でした」
とてもよいです。


西原さんはとても好きです。
毎回書いてますが、何がすきってのは、
生き方が、なまなましいからです。

私には文才がないので、作品を解説しても、上手く説明できません。
ので、巻末の解説を参考にしよう。

群ようこさんの解説です。


・西原さんの飼い猫や、友人が無くなった記事には、
涙した。猫や人が亡くなったから泣いたのではない。西原さんの猫や人に対する愛情に涙が出てくるのです。

・また群ようこさんは西原さんを見て読んで、初心を思い出すといいます。
物を書く人間としては、行く道はひとつ。「自分自身をさらけだす。」


そうなんです、
西原さんは自分自身をさらけだして、生きています、
漫画を書いて、エッセイを書いています。


「年相応に、ちょっとは賢そうにみせたいもんだ」
群ようこさんはいいます。そんないやらしい考えはないとはいえないと。

私なんて無いとはいえないどころか
そんなことは考えませんが、絶対やっているはずです。
ええかっこしい。絶対あります。

でもそこが西原さんは振り切れています。

なりたいとは思いませんが、
憧れます。