富士スピードウェイでF1日本GPが行われましたが、一部報道がされた様に、不手際がありました
一つは、観客輸送用の敷地内通路の陥没による観客の足止め
もう一つは、仮設スタンドの設計ミスにより、コースがよく見えない というものでした
前者に関しては、雨で陥没する程度の舗装に関しては施工業者の技術レベルに問題はありますが、これにより観客が2~3時間の足止めを受けましたが、金銭的な補償問題としては、至っていないようです
後者に関しては、仮設スタンド「指定席C」の勾配が緩過ぎて、コース手前側が見えず指定席と自由席との差額5万円分を相当額として払い戻しすることを早々に発表しました
払い戻しの対象席は7000席あり、払戻総額は3億5000万に及びます
F1による経済効果が大きなものであっても、この金額自体は決して小さなものではありません
富士スピードウェイが早々にこの決断をしたのには、おそらくある判断があったからであると思います
富士スピードウェイがF1開催に向けて大規模な整備改修工事を請負ったゼネコンは某大手ゼネコンでした
また今回問題となった、仮設スタンドを施工したのもそのゼネコンです
富士スピードウェイ側は、この仮設スタンドを施工したこのゼネコンに営業補償として全額ではないにしてもある程度負担させる事が可能であると判断していたのでしょう
某ゼネコンとしては、F1が行われた富士スピードウェイを施工したという実績は世間に対して大きな営業効果があります
このゼネコンは今回のF1開催に当たり、営業協力と称してチケットの販売に関しても、協力していたようです
ゼネコン側としては、施工から色々と協力している中での、この金銭補償はかなりな痛手でしょう
払戻分の営業補償としてはまだ決着は着いていないようですが、おそらく簡単には決まらないでしょうね・・・