十一月十四日に、近隣のパロアルトという街で開催されたベリーダンスのショーに行ってきました。

$鯨のベリーダンス道場


ショーを主催したのは SF/BA MECDA という地元のダンサーやインストラクターが運営している非営利活動法人で、今回のショーの収益金の一部は Next Door という家庭内暴力の駆け込み寺に寄付されるとのこと。

ショーの出演者はプロ/先生/先生と生徒のグループなど構成も様々で、それが楽しみでもあるのですが、支払った入場料の一部が家庭内暴力で困っている方のお役に立つと思うと二重に嬉しいものです。

また、以前は「どうせ見るなら上手な人じゃないとね~」なんて傲慢にも思っておりましたが、自分でしょぼい踊りを皆さんにお見せする立場となった今、技術的にはまだまだ、という段階でも、一生懸命、楽しそうに踊っている生徒さんのショーを見せて頂くのも楽しみになってきました。

ほんの数分で終わってしまう本番のためにどれだけ練習してきたか、衣装選びやお化粧などのプロセスにどれだけドキドキし、試行錯誤を重ねたか、自分で分かる身になると、観客としてのスタンスもやはり以前とは違ってくるというものですな。

でも今回気がついたのが、舞台の「そで裏」といわれている部分が、角度によっては観客席から意外と良く見えることもあるのだなぁということ。

今回、あたくしがかなり端のほうの観客席に座っていたこともあるのですが、そで裏で自分の出番を待っているダンサーさんが、衣装をひっぱって位置を調節したり、お相撲さんが四股を踏むような姿勢で最後のウォームアップをしたり、緊張気味にうろうろしている姿が嫌でも眼に入ってしまったのでした。あせる

薄暗いそで裏にいても、キラキラの衣装を着ているので、結構目立ってしまうんですのね。 緊張する気持ち、衣装が気になる気持ち、 土壇場で大腿四頭筋のストレッチをしたい気持ち (爆)、全て痛いほど分かるのですが、観客に舞台裏を見せては折角のイメージや美しい衣装、そして積み重ねてきた練習も台無しです。しょぼん

更に観客の注意も逸れてしまうので、舞台で踊っている人に対しても失礼になってしまいますよね。

彼女達もまさか見えているとは知らずにやっていたのでしょうが、何処で見られているか分からないものだなぁと身に染みました。  

特に舞台付近には人の目も集中しているので、気を抜くのは御法度ですな。 会場入りした時から、家に戻るまで、常に誰かの目があると思って気を付けないといかんのぅ。。。 と改めて思った十一月の夜でございました。