昨日,レイトショーで「県庁おもてなし課」を観に行きました。
原作は有川浩。
東野圭吾作品のように,有川作品の原作は鉄板です。

ボリュームがありながらも,こまめに配慮されて
読み終えると心が温まる原作。
これを2時間少しにまとめないといけないので,
映画化では必ず捨てる部分が出てきます。
原作を読んでいると,その行間の部分がわかります。
映画では,掛水と多紀,吉門と佐和の恋が募る場面ではしょられていて
物足りない感じがしました。

その部分を埋めるために,映画用に作品が再構成されています。
それはそれで楽しむことができました。


総じて,原作には出てこない高知の有名スポットを紹介して,
高知県の広報映画のような感じです。
カップルで観に行ったら,そのまま温かい気持ちになって
(原作を読んでいないのが前提ですが…)
高知に行こうかというような展開になるのかもしれません。


阪急電車,図書館戦争に比べると,物足りなさがあります。
ファンには悪いですが,錦戸亮の荷が重たかったのかな?

イメージ的には若いときのコトー先生。
吉岡秀隆が似合っているかな。
今で言うと誰なのだろう?加瀬亮かな。

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