今年初めての映画。
お年玉当選番号の末尾が4の年賀状を持って,TOHOシネマズに行きました。
1000円です!!
カールおじさんやアバターなどは3連休最終日ということもあって混んでいます。
でも,こちらは10人ほどでした。
何かとお騒がせのマイケル・ムーア。
今回はキャピタリズム,つまり資本主義を扱っています。
日本以上の格差社会,アメリカ。
1%の富裕層が99%のその他の人々を支配する
民主主義の否定のような現実を見事にさらけ出します。
なかでもびっくりしたのが,パイロットの月給が2000ドル!
命を預けるパイロットがこの待遇だとは・・・
ムーアは,ヨーロッパや日本で民主主義が憲法に定められていると言います。
しかし,JALのCAは採用から3年目までは契約社員扱いで月給も20万円ほどだとか。
アメリカの実話が,日本でも起こっている危機感を感じました。
日本でも10年前,経済を安定させるという理由で銀行に多くの税金を投入しました。
その銀行が今や貸し渋りや貸しはがしをしています。
しかも特別ルールで損益を出し法人税を払っていないという現実。
金融機関が国民の幸福を左右するという現実はアメリカでも日本でも同じ。
ここにどれだけのメスを入れて行き過ぎた資本主義を是正するかが政治ですね。
献金などで大企業と癒着した政治家には無理ですが・・・
たまにはこんな映画も勉強になって良いです。