こんにちは、もい山もい子です( ゚∀゚)ノモイ
干支展示:トリ@古代オリエント博物館の備忘録です。
ず~~っと気になってた博物館にやっと行ってきましたったー(∩´∀`)∩ワーイ
最古の文明が生まれた古代オリエントの美術、発明、生活などが垣間見える資料を多数展示。
こんな面白スポットがサンシャイン池ッッ…袋の中にあるなんて空前絶後の驚きです。イェエェエイ!!♯サンシャイン池崎
色々楽しかったので、さてどこから記録したらいいか
まとまらないままですが、とにかく書き出していきます
昨年はブログに書けずじまいだった展示も多かったので、今年は少しでも記録したいです。完璧より前進を!
◆◇◆
まずは干支展示、古代オリエントに見る「鳥」をモチーフにした造形の巻
同館では毎年こうして、干支の動物モチーフの遺物を展示をしているようですね。
展示数は少なかったですが、丁寧な解説もあって、古代世界の鳥ちゃんの存在感がよく伝わってきましたし、見応えたっぷりの常設展示とあわせて面白かったです。
こちらはそんな鳥ちゃんのひとつ。
《ニワトリ装飾化粧容器》中央~南アジア 紀元前2000年~後1000年頃 (画像はインターネットミュージアムよりスクリーンショット)
数千年前の化粧道具入れと思われる容器。
フタの部分にちょこんとニワトリの装飾がほどこされています。
古代の動物モチーフは、その動物が持つ力にあやかって、神聖なシンボルや御守り的な意味があったといいます。
たとえば古代ギリシャでは、ワシは最高神ゼウスの聖鳥、フクロウは女神アテネの聖鳥として;鳥葬のルーツをもつゾロアスター教が生まれたイランでは、ワシは善神アフラ=マズダのシンボルとして;古代エジプトでは、トキが学問の神トトの聖鳥として、等々。
↓古代エジプト、知恵を司るトト神
Relief im Tempel Ramses II. in Abydos, Ägypten. via wikimedia commons
翼を持ち、空を飛べる鳥ちゃんなら尚のこと、人を超える力を持つ存在として、各地で特別な意味を持たれていたようですね。
そりゃあ恐竜の子孫らしいし!カワイイし!カッコイイし!鳥ちゃんだもの!!
現在、インターネットミュージアムにて「ミュージアム 干支コレクション アワード 2017 鶏」が開催中♪
各ミュージアム自慢の「干支コレクション」から好きな1作品に投票し、グランプリを決定するというもの。
こちらのニワトリの化粧容器もエントリーしていました。
他にも素敵な作品たくさん!もい山もポチッと投票してみました(^◇^)
投票の受付中は1/27(金)10:00まで。
この化粧容器の他に、常設展でも古代のメイク道具があって面白かった
アイシャドウなどに使われた化粧棒や、それを入れるピン立て他、装飾されたコスメグッズが色々
ヴィーナス像が彫られたピン。化粧棒か髪飾りと思われるもの。
《ヴィーナス蔵付骨製ピン》シリア 1-3世紀 (画像は古代オリエント博物館「古代オリエントの世界」山川出版社より)
化粧品もお洒落なデザインだとウキウキするのは、古代女子も同じだったのかな~
と思いきや、古代では女性だけでなく男性もメイクをしていたようです。
アイメイクは眼病予防も兼ねていたんだって!(参考:d-labo 古代の化粧・香りの文化史)
ローマ神話の愛と美の女神・ヴィーナスは、化粧用具でも人気のモチーフだったそうな。
こうした遺物からも、古代オリエントの地*1では様々な文化が行き交い、融合していったことが窺えます。
*1古代ローマから見た東方:シリア、ヨルダン、イラン、イラク、イラン等の西アジアに、トルコ、エジプトを含む地域
メソポタミアでは、それなりの雨が降れば放っておいても小麦が生えてきたというし、豊かな地だから発展したのかと思っていたけど、一方で石材や鉱物、木材といった資源は貧しい土地であったそうで、だからこそ交易が盛んになり、文化も発達していったということも今回わかってきました。
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Women's Makeup Throughout History
動画は、古代エジプトからエリザベス朝、日本の芸者まで世界各地の<化粧>の歴史を約4分で再現。
土地や時代で「美」のスタイルも様々ですね!
ではでは~もいもい
【クローズアップ展示】干支展示:トリ
【コレクション展示】タイムスリップ!古代オリエントの世界
クローズアップ展示:示2017年1月4日(水)~2月10日(金)【クローズアップ展示】干支展示:トリ
2017年の干支にちなみ、古代オリエント地域のトリの造形を集めました。
大空を悠々と飛ぶトリ、賢そうなトリ、強い猛禽類...。
トリは身近なものであり、また、人間にはない翼をもつ憧れの対象でもあります。
当館の所蔵品のなかにも、鳥をモチーフにしたものがたくさんあります。
小さい護符から、可愛い鳥形土器、ほぼ実物大に作られたエジプトのトキなど。古代の人々は、トリにどのような想いをいだいていたのでしょうか。いろいろな地域のさまざまなトリをコレクション展の入口のミニコーナーで紹介します。(古代オリエント博物館より)