先日放送されていたジブリ特番にて、宮崎駿監督がロシアの風景画家レヴィタンの画集を取り出して、制作の参考にもしたと話していたので、レヴィタンについてちょっとメモ。


アートイサーク・レヴィタン(1860-1900)
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《自画像》1880(画像:wikipedia

19世紀末に活躍したロシアの風景画家。
貧しいユダヤ人家庭に育ち、モスクワ美術学校で学ぶ。
ロシアの自然美を、写実的で端正ながら心象風景のような叙情性を持って描いた。
作家チェーホフと交流があったことでも知られる。

という方。


以下、wikipaintingsより、レヴィタンの作品画像のまとめ。

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《Autumn day, Sokolniki》 1879 Moscow, Russian Federation

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《Quiet cloister》 1890, Russian Federation


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《March》 1895,Russian Federation


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《Above the eternal tranquility》 1894, Russian Federation


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《Spring. High waters.》1897,Russian Federation


思いがけず参考になったと言っていたけど、今回の新作にその反映も垣間見れるのかな。


そういえば、ジブリ美術館の挿絵展でもロシアの挿絵画家が紹介されていていました。
少ない線、鮮やかな単色使い、調和ある装飾に惹かれます。

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(画像:wikimedia commons


イワン・ヤコヴレーヴィッチ・ビリービンという画家。絵本好きな方にはよく知られている方でしょうか。
こちらも、監督が感銘を受け参考にした画家のひとりだそうです。



それにしても、番組で久しぶりに見たジブリのスタッフが、そろってお年を召されていてちょっと驚きでした。

特に動画チェックの館野さん…でもあの雰囲気で50代とはお若いのですが!


では、また~。もいもいポニョ妹