●払い戻しor日曜日のツアーに振り替え
●HKT48劇場での公演の「100発98中権利」を全員に進呈
などの措置が発表されました。
なかなかの太っ腹な対応だなぁとは思います。
が、このことがタイトルにある『NMB運営が見習うべき』という意味ではありません。
そもそも、NMBがそういった状況に陥ったこともないですし。。
では何を『見習うべき』と言いたいのか?
それは今回同時に発表されたHKT48単独の全国ツアーです。
実は今回発表されたのは4公演しかないので(※今後追加公演の可能性は有)、これをもって「全国ツアー」と銘打っていいのかという問題は別にあるとして、公演を行う会場を見ていただきたいのです。
≪HKT48 全国ツアー≫※7/7発表分
9月21日(日)石川・本多の森ホール
9月28日(日)岩手・岩手県民会館
10月18日(土)徳島・鳴門市文化会館
11月18日(火)福岡・福岡サンパレス
石川・岩手・徳島と地方都市が並んでいることがわかります。
HKT48初の全国ツアーで大都市・政令指定都市ではなく、敢えてと地方と言われるところをいきなり選んできたというところに目を向けたいと思っています。
具体的には新潟でもいいところを石川、宮城でもいいところを岩手、広島や神戸でいいところを徳島にしてきたわけです。
それでは徳島に絞ってさらに詳しく見ていきましょう。HKT48としては初の四国開催ですが、さらに四国の中でも本州(岡山)との交通の便が良い香川、地元出身メンバー(伊藤来笑)がいる愛媛ではなく、徳島を選択してきたということです。
もしかしたら徳島しか空いていなかったということなのかもしれませんが、それでもやるということはHKT48として『四国進出』を一つの目的としているということだと思います。AKB48の全握すら開催されない"48グループ未開の地"をさらなるファン獲得のためのターゲットとしたのではないのでしょうか。
地方に住むファンの1人として私が考えるのは、もちろんミニ握手会で来てくれることもありがたいのですが、それ以上にツアーを自分の地元でやってくれるというのが非常に大きくて、というのも都会とは違って隣の県を移動するだけでも非常に大変なんです。ですからツアーを地元の県で開催してくれるとなると、おのずと当該都市でのファンも増えてくると思います。そうなると、「今まで握手会は会場が遠くてためらっていたけど今度遠征してみようかな」「HKT劇場行ってみたいな」という気持ちになってきます。
しかも地元の福岡以外は土日開催で、スケジュールも合いやすいという人が多いということもプラス材料です。
一方のNMB48の全国ツアーの開催地は東日本ツアー・西日本ツアーで回ったところのみで、そこからさらに"都会的"な都市に絞ってきました。もちろん新しい都道府県では行いません。
開催日も平日です。
しかも梅田彩佳の福岡凱旋とか、山田菜々が前仙台に行けなかったからとか、渡辺美優紀の誕生日に凱旋だとか、言ってみれば「内輪ネタ」のみで終わっているような気がして、新しいことにチャレンジしているようには見えない、、改めて甘えてるのかなという気はします。
もちろんそういった話題性も全然あっていいですが、それだけではいけないと思うんですね。
少なくともNMB48は先の選抜総選挙で新規ファンの獲得が急務となっている中で、完全にHKTに先を越されているなと危機感を覚えています。
メンバーも西日本ツアーを終えた時に山本彩は「西日本ツアーで回れなかったところも行きたい」と話したり、他のメンバーもラジオ番組で「NMBで47都道府県ツアーしたい」と語ったりしているなど、『今までと同じ』『ちょこちょこ回って終わり』ではダメなのではないかということをメンバー自身自覚していることがわかります。
もちろんNMBの全国ツアーを楽しみにしていますし、『チーム別で1つの公演を作り上げるんだ』という1つの考えがあってそれはそれで良いのですが、今回の10公演のみで終わってしまっては絶対ダメだと思います。
今後は一度もNMB48のコンサートとして訪れていない都道府県を中心に第2弾を期待したいです。その際に『チーム』ではなく『グループ』として回ってほしい。特に新しい土地に行く場合、NMB48の中でチーム別に分かれていることをご存知ない方も多いと思いますし、何より人気メンバーが何人も来るということに大きな意味があります。
NMB48運営にはもっと危機感をもって挑戦して!いうことを心からお願いしたいです。