絹弦の古琴

絹弦の古琴

日本で古琴を習ってます

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コロナ第2波と3波の

間を縫うようにして、

琴会をやりました

 

雨が降って、琴の弦が重い……

(最近、琴会メンバーに

雨男がいるという噂です:笑)

 

先生は「魯風」という曲を

長い曲を弾いたんですが

これがなかなかの魔曲でした

 

だいたいの琴曲は

特徴的なフレーズを持っていて、

習っていない曲でも

「『離騒』歌ってみろ」と

マイクを握らされれば

「タタタンタン、

タタタンタン♪( ´▽`)」と

なんとなく歌えるものですが

「魯風」は無理

 

古色豊かなメロディーが

どんどん変化して

クライマックスでは

現代音楽か?!という

曲調になります

 

「存見古琴曲譜輯覧」によると

明末〜清初の尹芝仙(尹爾韜)の作。

孔子が生きた時代に遡り

いつのまにか未来に飛ぶ

時空を超えた曲なのでしょうか

 

折しもどしゃ降りの

雨音の中、譜面を前に

淡々と弾く先生の様子を見て、

「暗譜するよりも

琴譜から目を離さずに

弾けるようにならなきゃダメだ」

と、思いました

 

雪が降ってる様子とか

川が流れる様とかを

描写する琴曲は

なんとか弾けるものですが

思想が込められた曲は

家で弾けていても

琴会ではあっという間に

どこかに持って行かれます

 

間違えないように、と

気を取られていると

曲の表現がいまひとつなことも

 

琴譜から目を離さずに

弾く練習をしていかないと、

いつまでたっても

「魯風」のような曲は

弾けないんだなあと…

 

縦書きの琴譜は

とんでもないところでの

改行も多いのですが

目で追っていけるように

鍛えねば、と思います