インド27
アラームより早く起きた。
9時にはチェックアウトし、ネットができるちょっと高級なレストランでとりあえず午後のバスまで待つことに。
ヴァスコ・ダ・ガマに行くバスはちょっと他のバスとは違い、最初に窓口でバスチケット買ってからの乗車だった。
このバスのいいところは途中一切人を乗せないってこと。
結構距離があるけれども、ほとんど走り続けてるから割と早い。
列車の時間は15時10分。
一時間ほど前に駅に着くことができた。
これから40時間の列車に乗りっぱなしを考えると、まずは食料を買っておかないとだね、と思いご飯食べてパンを買い、オレンジを三つ買った
列車は定刻通りに駅を出た。
あまり人が乗ってなく、バラナシ方向に向かう列車が満員なのがなぜなのかが理解できない。
2日後の朝6時頃にデリーに到着するらしい。
デリーからバラナシまでのチケットはもう既に買ってある。
到着したら、バラナシからデリーの帰りのチケットを予約してから出発だね。その方が安心。
あまり余裕もないから、頭の中で到着してからのシュミレーションをしていた。
デリーに着いたらまずは荷物を預け、8時に予約センターに行く。
あーーーもうそろそろインドの旅も終わってしまうなー。
一ヶ月なんて本当にあっという間なんだね。
毎日動いてるし、出会いも、場所も、環境も違ったりしているから充実だな。
2Aの席は思ったより普通だった。
窓が開かない作りになっていて、SL席みたいに隙間風は入ってこれない
寝袋は必要なさそうだ。
ベッドは二段になっている。
上段のベッドにいても背中を丸める必要はなく普通に座ることができる。
それから仕切りのカーテンが付いている。
毛布と枕とシーツも付いている。
席は上段で白人の欧米人女性が隣の席だった。
このクラスの車両なら荷物もちょっと安心できる。
コンセントも付いているから携帯などの充電も心配がない。
列車が駅に止まるたび、ホームに降り立った。
何か美味しいものを探しては食べてみたけど、いまひとつ美味しいと思ったものには出会わなかった。
そんなんこんなんでもうすっかり暗くなり、席に上がったら、隣の女性も上がってきて、少し話した。
彼女もデリーに行くみたいだ、しかもその後にバラナシに行くと言った。
でも彼女はちょっと遅くのチケットしか取れなかったらしい。
って事を聞くと帰りのバラナシからデリーのチケットが取れるか不安になって来た。
チケットが取れなければバラナシに行けずじまいになってしまう
どうか取れますように
途中で買ったウィスキーで水割りを作り、いろいろと思いを巡らせていたら、いつの間にか寝てしまった。