武器としての決断思考 瀧本哲史 星海社新書


一言で言うと、ディベートの説明書といったところですかね!まぁ、それでも普段から議論を何かを媒介にしてしか見ていなかった自分としては、ディベートが題材であるが、こう話せば負けないかなぁ~となんとなくですが分かった気がします!!


それでも、直感で生きるより考えて自分にとっての最善解を導くための手法の一つ、ということですかね汗


私も、人との会話の中で取り入れてみたいとは思うが、口下手だからなかなかむずかしいかも・・・(゜д゜;)


<以下は、ツィッター読書記録から>

昨今の不安定社会において必要なのは、エキスパートではなくプロフェショナルになること。これは、凄く感銘した。専門分野しか知らなきゃ、別な視点からしか述べることができない。社会は、様々な繋がりがある。その中で、生じる自分の苦手にも向き合わなきゃいけないなぁ~

今の不確実な世界において、ぶれない生き方=型にはまった生き方はかえって命取りになりかねない。だから、物事の判断に修正はつきもの。根拠が駄目なら根拠を、データが駄目ならデータをそれぞれ見つめ直せば良い。

議論のテーマは、漠然としていると第三者は、判断しにくい。だからこそ、極論でテーマを設定すれば議論の論点がハズレる心配もなく第三者も判断しやすい。

ここまで、読んでみてまさしく実社会における議論の教科書的な感じで分かりやすい。 また、100%の意見は出るわけないと言うのは、自分のこれまでの決断と照らし合わせてみたりしても改めて感じる部分はあったし、比較するわけではないが橋下さんなんかそれの典型だろう。

ディベートの基本、~するか否かにそって考えれば漠然とした大きい論題を細かくできる。また、結論がでる可能性の高い物を優先に考える一方、人生の中で同時にふりかかる論題も考えなければならない。

賛否=メリットデメリットの延長線上。メリットデメリットを比較することで、賛否が決まる。メリットを述べる場合、テーマの何が問題で重要その問題が解決できる解決策を提示すること。

一方、デメリットは、テーマの行動をすることで生じる新たな課題を述べ、後はメリットと同じくその課題の重要性そして解決策を提示すること。ただし、デメリットの場合、機会費用というその行動をとらなかったために生じる利益も考慮しなければならない

メリットデメリットには、必ず全ての要素にツッコミをいれる。その際に、様々な視点からツッコミをいれることでより論理的になる。

正しい主張には、根拠があってその根拠はどんな反論にも耐えれる。根拠の耐久性を確認する方法として、演繹・帰納・因果関係の三点で調べる。

因果関係には、三点の間違いを見つける事ができる。根拠に逆が生じる・安易な相関関係・特定の理由しか見ない。これに1つでも当てはまれば、根拠は死んだも当然だろう。

ネットやマスメディア情報は、百パーセント鵜呑みにするのではなく必ず情報の逆を調べてみると、ネットやマスメディアの情報の信憑性が見えてくる。

人は、自分の行いを否定したくないから、自らのポジションを大事にする話を展開する。その時に、結論<理由・一般論<例外を突っ込むと、人は素直になりやすい。

一人ディベートを行う際の判断基準は、メリットデメリットの質・量・確立で決め最後は、自分で判断する。