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 【転載開始】


 「消費税延期」は野党の政策。 

安倍政権は選挙対策だけの姑息な 

甘言を弄するな 


  ■安倍晋三よ! 

 「消費増税の延期」という野党の政策を盗むな!  


 先週も触れたように、 

山本太郎が新たに立ち上げた政治団体 

「れいわ新選組」が掲げる目玉政策の

 一つは、消費税撤廃だ。


  この字面だけ見れば 

「言うは易し行うは難し」の典型だと 

思うのも仕方ない。 

しかし、山本太郎が挙げる消費税撤廃 

公約の面白さは、そのロジックの根拠 

となるエビデンスが、思いつきや思い 

込みによるものではなく、すべて、

 政府の公式発表数値だという点にある。 


 平成元年に消費税が導入されて以降、 

消費税で獲得したはずの財源が、 

財政健全化に寄与した形跡が一切ない 

こと。 

消費増税の大義名分であったはずの 

社会保障関連予算に消費税で獲得した 

はずの財源が活用されていないこと。 

それどころか、平成の30年の間、 

消費税は上がり続け、一方で賃金は 

伸び悩んでいるのだから消費税には 

実質賃金の低下要因としての機能しか 

ないこと・・・などなど、 

山本太郎はこれらのことをすべて 

政府発表の数字を根拠にシャープな 

ロジックを構築し、雄弁に訴えている 

のだ。


 と、ここまで山本太郎を褒めちぎる 

のであれば、ここで公正を期さねば 

ならない。 

山本太郎が消費税撤廃を政策として 

掲げており、直前に迫った参院選に 

おいては、直前に迫っているという 

時間的制約に立脚して 

「まずは、消費増税の延期」を公約 

に選挙戦を戦うのは事実だ。 

しかし、「消費増税の延期」という 

主張は、山本太郎の専売特許では 決してない。


 ■消費税増税を主張し続けたのは 

 政権与党だけ  


 今年の通常国会では、統計偽装問題 

などで霞みがちであったが、 

「消費税をなにがなんでも10%に 

上げる」と主張する安倍政権に対し、 

野党各党は、 

「そんなの無理でしょ。増税延期しま 

しょうよ」と、指摘し続けてきた。 

それにもかかわらず、政権側は、 

増税対策を盛り込んだ予算案を強行採決 

したのだ。この点を忘れてはいけない。


  今一度、整理しよう。 

今の時点に至るまで 

「なにがなんでも消費増税」の立場を 

堅持するのは政権与党だけ。 

野党各党は「消費増税延期」で足並み 

が揃っている。 


 ■安倍政権が匂わせ始めた「消費税延期」 


 だがしかし、早晩、「消費増税の延期」 

という野党側の政策を、 

安倍政権が剽窃する日がやってくる 

はずだ。 

すでに、安倍晋三の側近・萩生田光一 

自民党幹事長代行は、ネット番組で 

「増税延期」に言及し、一部週刊誌報道で 

「消費税延期どころか5%に下げる案が 

浮上」などの情報を流し始めている。 


 なにも、陰謀論的予想で言っている 

のではない。

 安倍政権になってからの国政選挙は常に 

「消費増税やる!」と主張しておき 

ながら、選挙直前になって 

「やっぱり延期な!」と主張するという 

マッチポンプ的な手法で行われてきた。 

つまり安倍政権は、増税延期という餌で 

有権者を釣っているわけだ。 

そしてその餌が、安倍政権オリジナルの 

ものであればまだしもだが、安倍政権は 

常にその餌を、野党から盗んでいる。 


  これほど卑怯なことがあろうか。  


 消費増税を叫んだ後に、増税延期で 

選挙をするという安倍政権の詐欺的手法 

による国政選挙は、次の参院選で4度目 

となるはずだ。 


 もうこれ以上、騙されちゃいけない。 

これ以上騙されれば、我々日本の有権者 

は、朝三暮四の猿よりも、頭が悪いと 

いうことになる。


 【転載終了】

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 消費税延期自体は悪いことでは 

ないですね。 


  しかし、安倍政権は民主党政権 

時代から政治利用してきています。 


 自民党の体質ですからね~!