適者生存を十大主星で観ます。星に良い悪いはなく、合う環境か否かです。十大主星は人の心、ビジネス現場での能力をあらわします。
算命学は古くは人の命を計るものだったのかもしれませんが、現在では「使命」の命として活用されています。それぞれ十大主星には使命があると思います。
禄存星は土星、つまり中心に位置します。
引力が本能で、人を引き付けたいという欲求がこのカタチの核のあります。
中心にいるので、自分は動かず人を動かします。 自分より弱いものが多いと愛情奉仕の性格が強まり、強いものが多いと権力意識が強まります。
清濁併せのむ・・・ 区別なく人を引き付けようとするところから禄存星の性格が出来上がります。
多くの人を引き付けたい欲求は、愛情奉仕、世話焼き、小さなことを気にしないおおらかさとなってでてきます。
多少おおざっぱでも、広く、区別なく人と付き合おうとする気質が組織にとってありがたい存在です。
情の回転、財の回転の2つを所有しますが、家庭環境が豊かだと愛情の回転に傾斜し、貧しいと財の回転に傾斜するようです。
若手の禄存星は財務が弱く、借金で苦労している会社の方が才能が伸びます。
部下も弱く、組織も弱い・・・・ そのような環境の方が力をつけるでしょう。
小さいことをうだうだ言わず、おおざっぱな育て方の方がスケールが大きくなります。
来る者は拒まずの禄存星ですが、去る者は良く思いません。 また、区別なく誰にでもいい顔をするところも 派閥意識の強い上長からは睨まれそうです。
清濁併せのむスケールの大きさが禄存星のビジネス世界での長所といえそうです。