【鏡音リン】静かな夏の蝉時雨【オリジナル】 | あー@sunteaの歌詞置場

【鏡音リン】静かな夏の蝉時雨【オリジナル】





なんて憂鬱な夏なのかしら
夢にまで出る ノイズ


蝉の声が岩にしみ入らずに
車に轢かれている
防火水槽に飛び込む雨蛙
ゲリラ豪雨の撃つ水の音

空梅雨の 夢の跡で 光は夏草に
覆われて何を思う

なんて冷淡な夏なのかしら
ありきたりなモノクロ
こんな狂いそうな夏の調べに
耳を塞いでしまう


涼しい風が曲がりもせず
私を抜けてどこまでいくのか
ビルの屋上へ一足づつに
見えてくるのは空の青

入道雲 並んでいる車の排気ガスは
どの雲の峰となって

なんて憂鬱な夏なのかしら
夢にまで出るノイズが
こんなありふれた夏らしさまで
感情も無いままに


耳を塞いで夏の歌を聴いて
目を閉じて思い浮かべる景色
冷房の匂いとスイカ味のアイス



絵日記に描かれるために咲く淡い花が
朝露に濡れているわ

なんて冷淡な夏なのかしら
ありきたりなモノクロ
こんな狂いそうな夏の調べに
耳を塞いでしまう

なんて憂鬱な夏なのかしら
夢にまで出るノイズが
こんなありふれた夏らしさまで
感情も無いままに

消え去っていく

なんて憂鬱な夏なのかしら

これがありふれた夏なのかしら