理研であるいは大学の研究室などで、会った方々の、
研究への真摯な姿勢を思いだすたびに悔しいわ悲しいわ。
言いたいことたくさんあるだろうに、黙って仕事してる。彼らが黙っているものを、
専門外の自分が口を出すのは…と思ってたけど。

あるかないか?あるなら捏造じゃないじゃないか、ですって?

「科学における捏造とは「ないものをあるということ」だと思っている人が多いんですね。
たとえ本当にあるものでも、証拠を示すときにウソをついたらそれも捏造です」(akiraasano )

理研の責任というのはもちろんある。彼の人一人にすべて負わせるのはフェアじゃない。

NHKニュースはさすがにワイドショー的な方向に流れず。
「実験ノート」とは、医療でのカルテに相当すると考えていいようだ。
なにかあったときに自分の行為を証明するための大事な大事な証拠。

それが無いとか出せないとか、証拠やコツを教えるかわりに一緒に実験させろとか。
かわいそうなヒロインを装いながら、がっつり取引してるしたたかさ。
「かわいそう」などと言う人は、自分の内の何かを投影してるのかもしれない。
そしてきっと表に出ない間にさぞや”研究”と練習を重ねていたのでしょう。
うわさによると、プレゼンがたいそうお上手だったそうだし。

彼の人の目的は、学問のためでも世のため人のためでもなく、自分に注目を集めるため。
なぜそう言えるのか?精神医学の人はすぐに見破っていた。
相手の感情操作、心理操作に異常に長けている、

「あれはモンスター。扱いには気をつけて」

と。

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心理学は人文系になっていて、「科学じゃねぇ」と言われるのですが、
科学的判断ができるからといって心理的に巻き込まれることがないということはないわけで、
冷静に事を運んだつもりがまんまとしてやられたと。

「ばーそなりちーのモンスターには、耳なし芳一のように五感をシャットして事実のみを時系列に並べる。
そうすると矛盾がすぐに分かる。」「根負けしないことが大切。根負けにも様々なフェイズがあるが、
モンスターは自分に関わる人間が根負けすることを待っている」

…という。実際に対応するには、訓練をした人でなければ難しい。
自分もわずかであるがカウンセリングや心理学の講座に通ったことがあるので、
「巻き込まれない」ことがどれほど大事か理解している。
このケースとは違うけれど、心理的に「巻き込まれる」ことがどれほどのダメージなのかは、
経験している。だから言えるんだけど、
理研の方々は、専門家をブレーンにすべきだと思う。

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「(彼の人が)かわいそうなら、3月31日をもって契約切れのために研究の場から去らざるを得なかった
真面目な若者たちはどれくらい顧みられるべきか。」(usugumo)

「Nature論文と博士論文の不適切さが明らかになった時点で、(彼の人)を信頼する研究者は
残念ながらいなくなった。でも、不正を認めて学生からやり直すくらいの姿勢を見せれば、
まだ研究活動をするチャンスはあった。
でも、今回の不服申し立てをするという行動でその可能性も200%なくなった」(horikawad)



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